ノーベル賞レポート
ノーベル賞レポート
2016年11月9日
日本学術振興会にて
大隅良典栄誉教授は、11月9日に日本学術振興会(以下、JSPS)を訪問し、安西祐一郎理事長らと懇談しました。
JSPSは、天皇陛下の御下賜金により1932年に創設されて以来80余年にわたり、日本の学術振興を担う機関です。
現在は、「世界レベルの多様な知の創造」、「強固な国際協働ネットワークの構築」、「次世代の人材育成と大学の教育研究機能の向上」、「エビデンスに基づいた学術振興体制の構築と社会との連携の推進」の4 本の柱を基盤に、学術振興に不可欠な諸事業を積極的に実施しています。
大隅栄誉教授のオートファジー研究も、文部科学省とJSPSが分担して助成している科学研究費補助金(科研費)に支えられてきました。
安西理事長は、大隅栄誉教授に向けてノーベル生理学・医学賞受賞についてお祝いを述べた後、JSPSの理事2名および本学の三島学長を交えて懇談しました。
懇談の中で、大隅栄誉教授は研究者にとって長期的に研究に取り組めるような環境が必要であることを改めて述べ、「Lessons from Yeast 知る喜び」と書かれた直筆メッセージと、オートファジー現象を発見した「酵母」にちなんだ記念品として、オートファジーの図柄のサイン入りラベルの日本酒を贈呈しました。
公開日:2016年11月25日