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オートファジーに必須な因子の作用機構を分子レベルで解明

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公開日:2013.04.23

東京工業大学フロンティア研究機構の大隅良典特任教授らの研究グループは、細胞内の主要な分解システムの一つ、オートファジー(細胞の自食作用)に必須な因子の作用機構を分子・原子レベルで解明した。オートファジーの欠陥が原因とされる神経変性疾患などの予防や治療の創薬に役立つことが期待される。
この成果は4月1日発行の英国科学誌「ネイチャー・ストラクチャル&モレキュラー・バイオロジー(Nature Structural & Molecular Biology)」に掲載された。また研究は文部科学省科学研究費補助金および内閣府最先端・次世代研究開発支援プログラムの支援のもとで行った。

【要点】

  • オートファジーには分解対象をオートファゴソームと呼ばれる膜で包み込む過程が必要
  • 膜形成に中心的な役割を果たす因子の作動原理を分子・原子レベルで解明

詳細はこちら⇒ プレスリリースPDFファイル

その他の研究成果はこちら⇒ 研究成果一覧

ノーベル生理学・医学賞2016 特設ページヘ

大隅良典栄誉教授が「オートファジーの仕組みの解明」により、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。受賞決定後の動き、研究概要をまとめた特設ページをオープンしました。

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