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キングモンクット工科大学トンブリ校の学生と教員が東工大を訪問

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公開日:2014.10.15

7月23日、タイのキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)のデザイン設計プログラム長ブッサラカンパーコーン・ショッカアナン准教授と、建築デザイン大学院(SoA+D)から6人の大学院生が、東工大を訪問しました。デザインのワークショップを行うため、本学大学院理工学研究科機械物理工学専攻メカノインフラデザイン分野ムージュノ研究室が招待しました。彼らはその後、東京のチームラボ株式会社outerを訪問しました。

国際デザインワークショップ「防災・救援のためのデザイン思考」

このワークショップの目的は、異なるアカデミック・バックグラウンド(プロダクトデザイン、機械工学など)や、異なる国籍(インド、カナダ、タイ、中国、日本、フランスなど)を持つ学生の間で、創造性とコラボレーションを促進することです。KMUTTと東工大の学生を混合し、幾つかのチームがつくられました。

そして、チームごとに、日本とタイに共通した問題である洪水に対応するための、サバイバルキットのコンセプトを検討しました。各チームから、独創的で実用的なデザインコンセプトが提案されました。

チームラボ株式会社を訪問

東工大とKMUTTグループは、本学卒業生2人が取締役を務めるチームラボ株式会社を訪問しました。同社は、エンジニアリング、アート、デザインの境界領域での「クリエイティブ・テクノロジー」を専門にしています。チームラボの従業員のほとんどは、エンジニアリングのバックグラウンドを持っています。東京スカイツリーに展示中の、全長40メートルの東京の地図壁画(デジタル絵巻)のような、革新的でインタラクティブなシステム、製品、施設を設計するために、技術力(コンピューターサイエンス、ロボッティクス、数学など)を結集しています。

学生達は、製品や空間のデザインから新しいユーザー体験を生み出すために、エンジニアリングがいかに利用されているかを理解することができました。

KMUTTと東工大の交流協定

KMUTTと東工大は、2007年の締結以来、授業料等不徴収協定に基づき、交換留学生を相互に受け入れています。東工大では、Academic Cooperation Agreement Program (ACAP)により、KMUTT修士課程のデ-ヴィド・ワトソンさんを、海外交流学生として受け入れています。彼は現在「マジカルユーザーエクスペリエンスのための設計」に関する6ヶ月の研究プロジェクトに取組んでいます。

KMUTTのブッサラカンパーコーン・ショッカアナン准教授と東工大のムージュノ・セリーヌ准教授は、学生交流やデザインの共同研究を通じて、両大学間の交流の強化に取り組んでいます。

キングモンクット工科大学トンブリ校と東工大の学生と教員

キングモンクット工科大学トンブリ校と東工大の学生と教員

国際デザインワークショップとチームラボ株式会社を訪問 国際デザインワークショップとチームラボ株式会社を訪問

お問い合わせ先

機械物理工学専攻
ムージュノ・セリーヌ准教授
TEL:03-5734-2162
Email : mougenot@mech.titech.ac.jp

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