東工大ニュース
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6月8日~12日に、東京工業大学の教職員がスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)及びアーヘン工科大学を訪問し、各大学の関係者と研究発表、意見交換を行うワークショップを開催しました。
EPFL ブロイラー教授による説明
アーヘン工科大学 ワークショップ(左からブレッテル副学長、
ディンター氏、岸本工学系長、武田教授、グリース教授)
東工大は、「世界のトップ10に入るリサーチユニバーシティ」を目指して、様々な取り組みを行っています。中でも国際化は、今後の成長・発展になくてはならない要素です。具体的には、大学・企業の国際的な研究者・技術者の育成と、世界的なイノベーションにつながる研究の実践、これらを踏まえて交流強化が強く求められています。
EPFL モルタンサン副学長(研究担当)
この一環として、欧州の有力理工系大学であるEPFL及びアーヘン工科大学との交流を活発化させるため、今回のワークショップ開催へと至りました。東工大教員7名と日本の企業関係者3社が参加し、欧州に拠点を有する9社が現地参加しました。両大学とも産学連携活動やベンチャー企業の創出を積極的に進めていて、ワークショップでは大学発のベンチャー企業からもプレゼンテーションがあり、有意義な会合となりました。
アーヘン工科大学 ブレッテル副学長挨拶
東工大ではすでにMITとの国際連携の取組みを進めていますが、今回訪問したEPFLやアーヘン工科大学とは、それぞれの特色を活かしたスキームを構築して連携を進めていく計画です。この取り組みが新たな共同研究や製品開発プロジェクトにつながり、東工大と、EPFLやアーヘン工科大学と、日本や欧州の企業が協業することで、新たな大型国際共同研究へ繋がることが期待されます。また、東工大は、両大学とすでに授業料等不徴収協定※を含む学術交流協定(全学協定)を締結済みで、相互の学生交流を行っています。両大学ともこの交流をさらに拡大することを希望しており、今後のさらなる交流の発展が見込まれます。
EPFL キャンパス
アーヘン工科大学 本部建物
アーヘン工科大学 ブックス教授研究室見学