東工大ニュース
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科学技術創成研究院 細胞制御工学研究ユニットは、4月16日、すずかけ台キャンパスにて設立記念(キックオフ)シンポジウムを開催し、学内外より80名の参加がありました。
シンポジウムは、ユニットリーダーである大隅良典栄誉教授が本研究ユニットの概要説明を行うことから始まりました。本研究ユニットは、生命の基本単位である細胞について学内外の先進的な研究者を結集し、細胞レベルの生命現象の解明において国際的に先端的な研究を進めるとともに、細胞を利用した創薬、医療などに貢献できるよう基礎研究の成果を社会還元することも目指します。
次に、三島良直学長から、平成28年度にスタートした東京工業大学の組織改革の概要や研究ユニットへの期待が話されました。
引き続き、細胞制御工学研究ユニットの教員が、それぞれの持ち時間30分間で各研究室の研究概要や今後の抱負について講演しました。各教員の研究テーマは以下の通りです。
各講演の後の質疑応答の時間には、来場者から多数の質問が出て、本研究ユニットの研究に対する興味の高さが感じられました。
本シンポジウムは研究ユニットの見学会も兼ねていましたので、研究講演の後、細胞制御工学研究ユニットが入っているS2棟(フロンティア研究棟)の研究室に移動して、施設見学を行いました。
施設見学会の後には、すずかけ台キャンパスのカフェ・モトテカにて懇親会が催され、益一哉科学技術創成研究院長、三原久和生命理工学院長の挨拶ののち、参加者間で熱い議論が交わされました。
大隅良典栄誉教授が「オートファジーの仕組みの解明」により、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。受賞決定後の動き、研究概要をまとめた特設ページをオープンしました。