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第50回外国人研究者懇談会開催、バーヌ・ダス教授が本学の国際化についてスピーチ

2016.09.26

7月19日、本学学長主催の第50回外国人研究者懇談会「Tokyo Tech Welcomes You」が開催されました。年2回、在籍する外国籍の研究者や教員を迎え、本学役員が出席して開催される本イベントは、さまざまな分野の研究者が集い、学術的な意見交換や文化交流が行われる場となっています。

毎回、招待者を代表して外国人研究者によるゲストスピーチが行われます。第50回となる今回は、理学院のバーヌ・ダス教授が登壇しました。ダス教授は、2015年度から本学に所属し、電気双極子モーメントや、電子の質量中心と電荷中心の間の距離といった物理学の研究をしており、これらの解明は宇宙に対する理解に大きな意味があります。また、30年以上の研究歴および教育歴があるダス教授は、原子物理学および粒子物理学と国際共同研究の貢献から、2012年にアメリカ物理学会フェローに選ばれています。

理学院 バーヌ・ダス教授

バーヌ・ダス教授

ダス教授は、東工大には国際化に向けた多くの機会があると話し、そのひとつとして、理学院主催の若手研究者の国際ワークショップを紹介しました。このワークショップでは、海外からの留学生が本学物理学系の教授らによる講義を受け、日本の史跡に赴き、さらには、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授の特別講義を受けることがきたことを紹介しました。また、ダス教授自身が企画する原子分子物理学の国際ワークショップの開催が9月に予定されており、物理学の研究者がアジア、ヨーロッパ、北米、オーストラリアから集う予定であると話しました。最後に、「東工大は、真にトップクラスの国際的な大学へ変わりつつあります。」と述べ、本学の研究者には、創造力を発揮する素晴らしい機会があると話し、スピーチを締めくくりました。

また、情報生命博士研究院のドラゴミルカ・ヨビッチ特任助教と学術国際情報センターのウォン・ユンホン特任助教に、研究者として本学の国際化をどのように感じているか、インタビューを行いました。

情報生命博士研究院 ドラゴミルカ・ヨビッチ特任助教

ドラゴミルカ・ヨビッチ特任助教

ヨビッチ特任助教は、2008年に国際大学院プログラム(IGP)に入学したことが、東工大に籍を置くきっかけだったと話し、自分の名前の響きが「ドラゴン(竜)」に似ているため、研究室では仲間から「リュウさん」と呼ばれていたこと、そして胚性幹細胞周期の可視化の研究に取り組んでいたことを振り返りました。現在は、特任助教として、「生命系グループ型問題解決演習」という講義で教鞭を執っており、異なる専門分野の学生が共同して研究課題を解決することを目指しています。東工大について聞かれると、東工大の科学技術が国際的に認識される機会が若手研究者のためにたくさん用意されていることに触れたほか、今年4月に行われた教育・研究体制の改革により、東工大が世界中の学生を魅了するような存在であり続けてほしいと述べました。

学術国際情報センター ウォン・ユンホン特任助教

ウォン・ユンホン特任助教

続いて、学術国際情報センターのウォン・ユンホン特任助教は、国費留学生として2012年に博士後期課程に入学し、マルチGPU加速のスーパーコンピューターTSUBAMEを利用して流体シミュレーションを研究し、現在は、特任助教として、TSUBAMEを駆使しながら複雑な流体構造連成の解析をしていると自身について語りました。東工大を選んだ理由を聞いたところ、東工大が、2011年にゴードン・ベル賞を受賞したTSUBAME2.0のようなGPUスーパーコンピューターをいち早く導入した研究機関のひとつであったためだと話しました。本学のTSUBAMEの存在によって画期的な研究が達成されだけでなく、ウォン特任助教にとっても最適な研究環境となっていると述べました。

第50回外国人研究者懇談会の様子
第50回外国人研究者懇談会の様子

懇談会は終始和やかな雰囲気の中進められました。次回の外国人研究者懇談会は、来年1月に開催される予定です。

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国際事業課国際基盤グループ

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