東工大ニュース
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2016年11月4日、インペリアル・カレッジ・ロンドンと東京工業大学はさらなる連携関係の強化を目指し、「バイオサイエンスとテクノロジーの融合」をテーマに、本学大岡山キャンパスの百年記念館にて両大学合同によるワークショップを開催しました。
これまで、両大学は長年にわたり研究者・学生の交流を行ってきました。2016年3月には全学交流協定を締結し、6月には両大学の学長の面談が実現するなど、より組織的な連携に発展してきています。
参加者による集合写真
ワークショップには、インペリアル・カレッジ・ロンドンから、マーガレット・ドールマン副学長をはじめ、生命化学、遺伝子工学、脳科学、認知神経科学、データサイエンス等の分野を専門とする教員、研究者、学生、職員の総勢20名が参加しました。
また、産業界からも参加があり、株式会社NTTデータ経営研究所の萩原一平研究理事・情報未来研究センター長による基調講演が行われました。
本学からは、岡田清理事・副学長(企画・人事・広報担当)、佐藤勲副学長(国際企画担当)をはじめ、関連分野の教員、研究者、学生、職員の約30名が参加しました。
「生命科学と合成生物学(Bioscience and synthetic biology)」、「データサイエンスと複雑性(Data science and complexity)」、「神経科学とロボット工学(Neuroscience and robotics)」の3つのテーマで、それぞれの分野の教員・研究者がプレゼンテーションを行いました。
NTTデータ経営研究所の萩原氏が、産業界の視点からプレゼンテーションを行いました。
百年記念館3階の談話室において、両大学の研究者・学生による研究内容のポスター発表を行いました。
ポスター・セッションの様子
セッション1と同様に、3分野毎のグループに分かれ、それぞれのグループで、セッション1・2の内容を踏まえ、今後の連携の具体的な内容について議論を行いました。
セッション3での議論の内容を、各グループのリーダーが発表しました。その後、ドールマン副学長およびグループリーダー3名の計4名のパネリストによるディスカッションを行いました。聴講者からも様々な意見、発言があり、今後の具体的な連携・交流の可能性について活発な議論が展開されました。
パネル・ディスカッションの様子
本ワークショップを通じて、両大学の構成員間の連携関係を深化させ、また新たな連携関係を構築することができました。今後の両大学間のさらなる連携活動につながる大きなステップとなりました。