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伊賀健一元学長、パルバース名誉教授が2018年秋の叙勲で受章

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2018.11.26

2018年秋の叙勲において、伊賀健一名誉教授・元学長が教育研究の功労に対して瑞宝重光章を、ロジャー・パルバース名誉教授が日本における外国語教育の発展及び理系学生に対する科学技術の理解の促進に寄与したとして旭日中綬章を受章しました。

伊賀健一名誉教授・元学長

経歴

伊賀健一名誉教授・元学長

1963年本学理工学部電気工学課程卒業、1968年同大大学院博士課程修了(工学博士)。1968年本学精密工学研究所助手、1973年同助教授、1984年同教授。1979年~1980年米国ベル研究所客員研究員。面発光レーザーを中心とする光通信用デバイス、微小光学の研究に従事。2001年定年退職、名誉教授に。2001年~2007年日本学術振興会理事、2007年~2012年本学第26代学長を務める。2014年~2016年一橋大学監事。

2001年紫綬褒章。電子情報通信学会2003年度会長、功績賞、業績賞など。応用物理学会・微小光学研究会代表。東レ科学技術賞、朝日賞、藤原賞、市村学術賞・功績賞、C&C賞、NHK放送文化賞、小舘香椎子賞、IEEEウィリアム・ストライファー科学業績賞、同ダニエル・E・ノーブル賞、ランク賞など受賞多数。2013年フランクリン賞・バウワー賞(科学部門)。

コメント

この度、秋の叙勲で瑞宝重光章をいただきました。この上ない栄誉と、ご推薦いただきました東京工業大学の学長はじめ皆様に深くお礼申し上げます。瑞宝章は、社会・公共のための功労が認められた者に与えられる勲章とのことです。東工大という公共の場で研究・教育を行ったこと、その学長ならびに日本学術振興会の理事として社会のために尽くしたことに対する労が認められたのでしょう。個人への勲章というより、大学における同僚のみなさんとの研究・教育、学長としては一緒に大学や社会のために働いた教職員の皆さんとの労へのご褒美と心得ます。

さて本年秋の叙勲では、重光章は瑞宝章のうち最上位の勲位でした。重い光というのは物理的には考えにくいので、英訳を内閣府のホームページで調べると、「The Order of the Sacred Treasure, Gold and Silver Star」というのだそうで、なるほどと合点がいきました。

11月6日に皇居にて行われた伝達式では、安倍晋三内閣総理大臣から1人ずつ勲記と勲章が授与されました。続く拝謁式では、受章者代表が御礼を言上し、陛下から御祝いのお言葉があった後、受章者の前を謁見され、厳かな式典を終えました。

受章式から数日が経って多くの方々から祝意を頂戴すると、この受章が身に余る栄誉であり、まことに有り難く感じております。

ロジャー・パルバース名誉教授

経歴

ロジャー・パルバース名誉教授

ニューヨーク市でユダヤ人の家庭に生まれる。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)を卒業後、ハーバード大学大学院に入学し1965年に同大修士課程を修了。豊富なソ連旅行の経験を活かし、ロシア地域研究所で修士号を取得した。ベトナム戦争への反撥から米国を離れ、ワルシャワ大学とパリ大学に留学後、1967年に初来日。京都に居を定め、京都産業大学でロシア語やポーランド語の講師を務めた。1972年にキャンベラのオーストラリア国立大学に赴任し、日本語や日本文学を講義。1976年、オーストラリア国籍を取得。井上ひさし氏の作品に惚れ込んで、彼をオーストラリア国立大学の客員教授として招致するよう運動。 井上氏の作品の英訳も行う。1983年製作の映画『戦場のメリークリスマス』で大島渚監督のもとで助監督を務めた後、再び来日し、演劇活動を行う。1999年に東京工業大学教授、2006年から本学世界文明センター長。2007年製作の映画『明日への遺言』において、監督の小泉堯史氏と共同で脚本を執筆。

2008年、第18回宮沢賢治賞を受賞。2010年に本学定年退職後、名誉教授に。2012年まで東京工業大学特命教授、世界文明センター長。2013年、『雨ニモマケズ』の翻訳で第19回野間文芸翻訳賞受賞。 2015年、第9回井上靖賞を受賞。2017年製作の映画『STAR SAND ─星砂物語─』で初監督を務める。原作は自身の執筆による小説『星砂物語』。主な著書:『もし、日本という国がなかったら』『驚くべき日本語』『ハーフ』『こんにちは、ユダヤ人です』『英語で読む啄木: 自己の幻想』

コメント

全く怪我の功名です。愛してやまない日本文化のために全身全霊を傾け、こんなにすごい勲章とは縁がないものとばかり思っておりました。一言で言うと、感無量です。

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1月11日 タイトルを修正しました。

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