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TAIST-Tokyo Tech 学生交流プログラム2018

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公開日:2019.03.08

東工大は、タイ国立科学技術開発庁およびタイのトップクラス大学と連携し、修士課程プログラム「TAIST-Tokyo Tech」(タイスト-トーキョーテック、以下、TAIST)をタイで実施しています。2015年度からTAISTを活用した日本・タイ双方向の学生受け入れプログラムである「TAIST-Tokyo Tech 学生交流プログラム(TAIST-Tokyo Tech Student Exchange Program)」を実施し、2018年度も9月25日から11月26日まで、タイからの学生6名を本学に受け入れました。

小池康晴教授の研究室訪問
小池康晴教授の研究室訪問

TAISTでは、東工大の教員は、タイのパートナー大学の教員と連携しながら講義を実施し、TAIST学生の副指導教員となって指導を行います。

東工大生がタイに赴く際には、TAISTの講義に参加し、タイ国立科学技術開発庁におけるインターンシップに参加します。

一方、TAISTの学生が日本に来る際には、修士論文研究における本学の副指導教員の研究室に所属し、研究活動に従事します。その他、TAIST協力教員の研究室訪問、キャンパスツアー、工場見学、休日アクティビティ、本学へ進学したTAIST卒業生との交流なども実施しています。

参加学生の声

  • 私の研究室においては、セミナーやランチミーティング、個人面談などとても効果的な研究の手順がとられていました。このプログラムに参加し、指導教員から指導を受けたことで、「本当の研究とは何か」を教えてもらえたように思います。
  • 研究室の先輩が観光地やおいしい食べ物を紹介してくれたり、自分の研究を手伝ってくれたりして、とても助かりました。
  • 企業の方や教員、研究室のメンバーなどあれほど大勢の人の前でプレゼンをしたのは初めてでしたが、やり遂げたことで、将来プレゼンをすることに自信がつきました。

今年の工場見学は、TAIST運営委員会の花村克悟委員長(工学院 機械系 教授)とともに新日鐵住金株式会社 君津製鉄所を訪問しました。学生たちから「鉄の製造工程を間近で見学し、関連知識を学び、視野を広げることができた」「日本の企業の方々の熱心に働く姿や、最高の結果を追求する姿勢に感銘を受けた」といった感想が寄せられました。

また、休日アクティビティでは、TAISTを活用した学生派遣でタイへ短期留学する予定の東工大生3名とTAIST出身の東工大生1名と一緒に、お台場を観光しました。来日してまもない時期でしたが、学生同士ですぐにうちとけ、楽しい時間を過ごしました。

プログラムの最後に帰国前報告会が開催され、受け入れ指導教員、協力教員、研究室のメンバー、TAIST賛助会員など総勢約60名の前で研究成果の発表を行いました。花村委員長や受け入れ指導教員からは、「TAIST学生の熱心で積極的な姿勢は、東工大生にとっても良い刺激となった」「2ヵ月にわたり本学で研究し、本学の研究方法に触れることができ、TAIST学生にとって非常に有意義であった。今後もこのプログラムを続けていく」といったコメントがありました。TAIST賛助会員からも「TAIST学生がとても優秀なことが良く分かった」などの感想がありました。

東工大生と一緒に出かけた休日アクティビティ
東工大生と一緒に出かけた休日アクティビティ

新日鐵住金 君津製鉄所の見学
新日鐵住金 君津製鉄所の見学

帰国前報告会のプレゼンテーション
帰国前報告会のプレゼンテーション

東工大教職員、TAIST賛助会員と集まったTAIST参加学生
東工大教職員、TAIST賛助会員と集まったTAIST参加学生

学生のプレゼンテーションの題目

  • Photocatalytic Degradation of Methylene Blue in the Presence of TiO2 Clay and PE-TiO2 Pellets
    (粘土-TiO2ペレットとPolyethylene (PE)-TiO2ペレットによるメチレンブルーの光触媒分解)
  • Experimental and Process Simulation Study on Chemical Looping Dry Reforming of Methane
    (ケミカルループ法を用いたメタンのドライリフォーミング)
  • Residue Number System Hardware Matrix Multiplier
    (剰余数系を応用した行列乗算ハードウェアに関して)
  • Optimum Design for Energy Absorbing Structure under Frontal Impact
    (正面衝突におけるエネルギー吸収構造の最適設計に向けた研究)
  • Morphology of carbon and glass fiber by using image processing method and characterization tools
    (炭素およびガラス繊維の表面形状観察と構造解析)
  • Back Tracking Convolutional Neural Networks for Object Localization
    (物体位置推定のための畳み込みニューラルネットワークのバックトラッキング法)

TAIST学生たちは、今回日本で研究した経験を活かし、修士論文を完成させ、タイ内外の大学の博士課程への進学やグローバル企業への就職等、それぞれの進路を歩んでいきます。

TAISTは、Thailand Advanced Institute of Science and Technologyの頭文字です。東工大が独自にタイの関連機関と連携して運営している大学院です。タイ政府からの要望により、理工系分野での高度な「ものつくり人材」の育成と研究開発のハブを目指して、2007年に設立されました。タイにおいて、急速な工業化から派生する諸問題の解決や持続可能な発展に資する研究開発、人材育成を目的としています。

お問い合わせ先

国際部国際事業課 TAIST事務室

E-mail : taist@jim.titech.ac.jp

Tel : 03-5734-7607

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