東工大ニュース
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4月16日、すずかけ台キャンパスにおいて、元素戦略研究センターの細野秀雄特命教授(同センター長)に、益一哉学長から栄誉教授の称号が授与されました。
益学長(左)から細野特命教授(右)へ称号記を授与
この称号は、本学教授、退職者、卒業・修了生のうち、ノーベル賞や文化勲章、文化功労者、日本学士院賞など教育研究活動の功績をたたえる賞もしくは顕彰を受けた者に対して付与されるものです。
細野特命教授は、常識を覆す鉄系超伝導物質の発見を始め、液晶ディスプレイや有機EL(イーエル)テレビに使用されているIGZO(イグゾー)半導体の創出や、エネルギー産業や新たな有用化学物質合成分野への波及効果が期待される電子化物を用いた低温・低圧でのアンモニア合成方法など、卓越した研究を行ってきました。
これらの業績により、2009年に藤原賞、2010年に朝日賞、2013年にトムソン・ロイター引用栄誉賞、2015年に恩賜賞・日本学士院賞、2016年に日本国際賞等を受賞するとともに、2017年には英国王立協会外国人会員にも選出されています。
今回、これまでの研究業績や受賞に対して、栄誉教授の称号が授与されました。
称号記授与式終了後、学長、渡辺治理事・副学長(研究担当)等を交えて、細野特命教授を囲んで終始和やかな雰囲気のうちに閉会しました。
称号記を手に