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東京工業大学インドネシアコミットメントアワード(2019)

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公開日:2019.11.21

東京工業大学で学ぶインドネシア人学生団体、東工大インドネシア留学生協会は10月5日、東工大大岡山キャンパスで、論文発表・講演会「東京工業大学インドネシア コミットメント アワード(以下、TICA)を開催しました。

TICAは駐日インドネシア大使館が協力し、毎年開かれています。10年前、インドネシアの留学生が科学技術の知識を共有するセミナーとして始まり、インドネシアの大学の学部学生を日本に招き科学論文を発表する大会に発展しました。

審査結果1位となったヴィクリ・プラマナンダさんの発表
審査結果1位となったヴィクリ・プラマナンダさんの発表

2019年のTICAのテーマは「インドネシアのゴールデンイヤーに向けた若者のイノベーションとコラボレーション」です。ゴールデンイヤーというのは、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の比率が上昇し、老齢人口や若年人口の比率が下がる人口ボーナスの時期をさします。労働人口の増加が経済の成長につながり、インドネシアでは2025年~2030年に起こると予想されています。東工大インドネシア人留学生協会は今年の論文発表大会で、インドネシアの人口ボーナスに備え、人材の質の向上に貢献したいと考えました。

リスダ・アイニヤさんの発表の様子
リスダ・アイニヤさんの発表の様子

ソラー・ファリドッディンさんの発表の様子
ソラー・ファリドッディンさんの発表の様子

インドネシアの大学で論文を提出した学生の中から選ばれた優秀なファイナリスト5人が日本に招かれました。 論文発表大会は、TICA実行委員会の代表者ディマス・ドウィナンダさん、インドネシア大使館の代表者アリンダ・フィテリヤニ・マリク・ザイン博士、環境・社会理工学院 融合理工学系の佐藤由利子准教授が挨拶し、始まりました。続いてファイナリスト5人が論文を発表しました。審査員は、バイオエナジーの会社で働いているアジェン・プラモノさん(東工大卒業生)、スリカンディ・ノヴィアンティさん(東工大 環境・社会理工学院 融合理工学系 ポスドク研究員)、アンバラ・R・プラディプタさん(理化学研究所研究員・東工大 物質理工学院 応用化学系 助教)、サトリア・ズルカーナエン・ビスリさん(理化学研究所研究員・東工大 物質理工学院 材料系 客員准教授)の4名です。

挨拶する佐藤由利子准教授
挨拶する佐藤由利子准教授

挨拶するインドネシア大使館のアリンダ・フィテリヤニ・マリク・ザイン博士
挨拶するインドネシア大使館のアリンダ・フィテリヤニ・マリク・ザイン博士

審査結果は次の通りです。

1位
ヴィクリ・プラマナンダさん
北スマトラ大学
グリセロール精製の吸着剤としてのパッションフルーツ果皮由来の活性炭
2位
リスダ・アイニヤさん
カリマンタン工科大学
全固体リチウムイオン電池のカソード材料としての(Li3PO4)0.5(LiI)0.25(AgI)0.25添加前後のLiFePO4/Cの影響
3位
ソラー・ファリドッディン
インドネシアイスラム大学
廃水から染料を除去するための吸着剤としての可能性のある磁性複合Fe203/活性炭バナナ果実束

論文発表に続く講演会には科学や技術の発展に業績を上げた2人のインドネシア人を招きました。インドネシアで電気自動車の開発に携わり、技術とコミュニティ開発の分野で活動する会社レンテラ・ブミ・ヌサンタラ社を設立したリッキー・エルソン氏と、横浜国立大学のディオニュシウス・シリンゴリンゴ准教授が話しました。

特別講演の様子
特別講演の様子

ファイナリスト及び審査員と講演者
ファイナリスト及び審査員と講演者

10周年を迎えたTICAは、東工大やインドネシア大使館、多くの関係者が支援する大きな行事に成長しました。東工大インドネシア人留学生協会は今後もTICAを開催し、インドネシアの科学技術の発展と若い研究者を支援していきます。

TICA2019を支援した方々

TICA2019を支援した方々

お問い合わせ先

東京工業大学 広報・社会連携本部 広報・地域連携部門

E-mail : media@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2975

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