東工大ニュース

Hisao & Hiroko Taki Plazaのフロアコンセプトを学生グループが考案

地下2階から地上2階へ成長する1本の木に

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公開日:2020.01.23

提供:隈研吾建築都市設計事務所

提供:隈研吾建築都市設計事務所

東京工業大学大岡山キャンパス正門付近に2020年冬、「Hisao & Hiroko Taki Plaza(ヒサオ・アンド・ヒロコ・タキ・プラザ 以下、Taki Plaza)」がオープンします。2019年5月に着工し、利用開始後の活動について企画・検討を進めています。建物コンセプト「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」に加え、各フロアの機能イメージを明確にするため、このほど、地下2階から地上2階まで4フロアのコンセプトを策定しました。

Student-Centeredとなる建物を目指して

フロアコンセプトを考案したのは、約10名の学生から成る「Taki Plaza学生ワーキンググループ」です。このワーキンググループは、2018年10月に開催したTaki Plazaの活用を検討する学生ワークショップ「東工大グランプリ」参加者の中から発足しました。

学生が考案したフロアコンセプトは以下のとおりです。

2階: Technology (技術)~クリエイティブスペース~
1階: Association(つながり)~カフェ・パブリックアート~
地下1階: Knowledge(知識)~留学・就職情報エリア~
地下2階: Inspiration(ひらめき)~イベントスペース~

フロアコンセプト

東工大に息づく丘の文化をイメージした4層からなる建物の形より、「1本の木」をコンセプトシンボルとしました。

イベントスペースのある地下2階は、原動力となる養分や水分を取り入れる「根っこ」。仲間と交流し、原動力「Inspiration」を得ます。留学・就職情報エリアのある地下1階は、雨や風にも負けない強い「木の幹」。世界を通じて己を知り、積極的に学修し、何にも負けない知識「Knowledge」を得ます。一般開放フロアとなるカフェやパブリックアートのある1階は、外の世界へ葉を広げる「木の枝」。さまざまな人との交流を深め、外の世界に「Association(つながり)」を生み出します。クリエイティブスペースのある2階は、地下2階から1階で身に付けた力が結実する「果実」。同じ方向を向いた仲間と長い年月や苦難を越えて、1つの大きな果実「Technology」を結びます。

「Taki Plaza学生ワーキンググループ」は、教職員で構成される「Taki Plaza検討ワーキンググループ」の一員として企画段階から参加してきました。他の大学を訪ねて気づいた知見も参考に、学生の声をTaki Plazaの検討に反映しています。

また、2019年4月にオープンしたAttic Lab (アティック・ラボ、東工大生による東工大生のためのコワーキングスペース)の運営メンバーやAttic Labで活動する学生と協力し、Taki Plaza2階クリエイティブスペースの機能を検討しています。今後は、学内の学生団体やサークルにTaki Plazaでやってみたいことについてヒアリングを行う予定です。

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Attic Labで活動する学生とミーティング

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Taki Plazaウェブサイト

2019年11月に開設したTaki Plazaウェブサイトでは、Taki Plazaのフロアマップ、フロアコンセプト、寄附者・設計事務所・Taki Plaza学生ワーキンググループからのメッセージなどを掲載しています。工事の進捗状況も随時更新中です。

関連リンク

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お問い合わせ先

学務部学生支援課支援企画グループ

E-mail : gak.sie@jim.titech.ac.jp

Tel : 03-5734-3011

1月23日10:50 本文中に誤りがあったため、一部修正しました。

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