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東工大の「マルチスコープ・エネルギー卓越人材」が文科省卓越大学院プログラムに採択

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公開日:2020.10.02

東京工業大学が中心となり申請したプログラム「マルチスコープ・エネルギー卓越人材」が8月28日、文部科学省の2020年度(令和2年度)卓越大学院プログラムに採択されました。

卓越大学院プログラムとは

博士課程を設置する日本の国公私立大学を対象として2018年度(平成30年度)から始まった事業です。
新たな知の創造と活用を主導し、次代をけん引する価値を創造するとともに、社会的課題の解決に挑戦して、社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材(高度な「知のプロフェッショナル」)を育成することを目的とする事業です。
2020年度は27大学42件の申請があり、うち4大学4件が採択され、本学からは1件が採択されました。
2019年度(令和元年度)は29大学44件の申請があり、うち9大学11件が採択され、本学からは「最先端量子科学に基づく超スマート社会エンジニアリング教育プログラム」の1件が採択されています。
2018年度(平成30年度)は38大学54件の申請があり、うち13大学15件が採択され、本学からは「『物質×情報=複素人材』育成を通じた持続可能社会の創造」の1件が採択されています。

プログラム概要

  • 名称

    マルチスコープ・エネルギー卓越人材

  • プログラム責任者

    中井検裕教授(環境・社会理工学院長)

  • プログラムコーディネーター

    伊原学教授(物質理工学院 応用化学系)

  • 内容

    本プログラムでは、エネルギーの多元的学理を極め、ビックデータサイエンスと社会構想力をもって、新しいエネルギー社会を変革・デザインする人材である「マルチスコープ・エネルギー卓越人材」を育成します。
    当人材の育成にあたっては、本プログラムに賛同した企業等と本学教員で構成される「InfoSyEnergy(インフォシナジー)研究/教育コンソーシアム」との協業により、大学院教育の実質化を図るとともに、エネルギーコースを発展させ、さらに全学横断となる教育課程構築を通じて実施します。
    また、指定国立大学法人構想における3つの重点分野のうち「統合エネルギー科学」と連動したプログラムであり、当分野における卓越人材輩出と研究の深化によって、エネルギーをビックデータのAI解析などによって賢く利用し、エネルギーコストやCO2排出などのエネルギー利用の制約から解放された人間中心の持続可能なエネルギー社会への変革を実現します。

  • 連携先機関

    一橋大学、産業技術総合研究所、国際協力機構、川崎市、川崎重工業株式会社、千代田化工建設株式会社、株式会社東芝・東芝エネルギーシステムズ株式会社、昭和電工株式会社、ブラザー工業株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、岩谷産業株式会社、JXTGエネルギー株式会社、JFEエンジニアリング株式会社、株式会社IHI、積水化学株式会社、パナソニック株式会社、ソニー株式会社、株式会社NTTファシリティーズ、NTTデータカスタマサービス株式会社、株式会社NTTデータビジネスシステムズ、デロイトトーマツ コンサルティング合同会社、アズビル株式会社、住友商事株式会社、三菱商事株式会社、株式会社トクヤマ、鹿島建設株式会社、みずほ情報総研株式会社、三菱電機株式会社、マサチューセッツ工科大学(アメリカ)、プリンストン大学(アメリカ)、ジョージア工科大学(アメリカ)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(アメリカ)、ケンブリッジ大学ジャッジビジネススクール(イギリス)、インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)、フランス国立応用科学院リヨン校(フランス)、アーヘン工科大学(ドイツ)、シュトゥットガルト大学(ドイツ)、ウプサラ大学(スウェーデン)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(スイス)、ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)、南洋理工大学(シンガポール)、清華大学(中国)、KAIST/韓国科学技術院(韓国)、タイ国立科学技術開発庁(タイ)、CEA-Liten(フランス)

本プログラム全体図

本プログラム全体図

お問い合わせ先

学務部 教務課 教育プログラム推進室

E-mail : tak.ene@jim.titech.ac.jp

Tel : 03-5734-2669

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