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東工大ヨット部の佐藤美沙希さんと稲葉千尋さんが関東学生女子ヨット選手権大会で入賞

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公開日:2020.10.26

東京工業大学ヨット部女子は9月26、27日に神奈川県三浦郡葉山町森戸海岸沖で開催された第87回関東学生女子ヨット秋季選手権大会(以下、秋インカレ)に出場し、470級で佐藤美沙希さん(工学院 経営工学系 学士課程4年)と稲葉千尋さん(物質理工学院 応用化学系 学士課程4年)のペアが総合6位で入賞しました。秋インカレは、スナイプ級と470級の2種目で総合成績を競い合う団体戦です。東工大ヨット部女子は470級に1艇、スナイプ級に1艇が出場し、470級6位、スナイプ級7位で大学別の総合成績では6位をおさめました。

470級のレースには全16艇が参加し、初日の9月26日は雨で強い北風の中、4レースを行い、2日目の9月27日は晴天で3レースの計7レースを戦いました。佐藤・稲葉ペアは1日目の強風をしのぎ、2日目は風の変化を読んでレースを組み立て、6位入賞を果たしました。

ヨットレースは、ディンギーと呼ばれる2人乗りのエンジンのないヨットに乗り、風や潮といった気まぐれな流体の中をどう早く進むか、高度な戦略と戦術が要求される頭脳スポーツです。470級とは艇体の全長が4.7 mであることに由来して命名された、2人乗りで帆が3枚のレーシング・ディンギーを用いて戦われるレースです。オリンピックのセーリング種目にも採用されており、乗員の適正体重は2人の合計で130 kg前後と小柄な日本人の体格に適していることから、国内で最も盛んに行われています。スナイプ級とは、鳥のシギを指す英語名からその名が取られた、2人乗りで帆が2枚のレーシング・ディンギーを用いて戦われるレースです。安定感のある艇体とシンプルな構造が特徴であり、国内外を問わず幅広い年齢層から親しまれているクラスです。

稲葉(左)・佐藤ペア

稲葉(左)・佐藤ペア

佐藤・稲葉ペアのコメント

最後の大会で目標であった入賞を果たすことができて本当に嬉しいです。去年からここまで成長できたのは周りの皆さんにたくさん支えて頂いたからこそで、感謝の気持ちでいっぱいです。
この部活で得た粘り強さは勉学においても役立つと思うので、残りの学生生活でも活かしていけるよう頑張ります。

東工大ヨット部とは

部活動としても歴史が古く、一般社団法人くらまえ潮会という会員数400名を誇るヨット部OB/OG会が、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。今回の大会への出場も、OB/OG会の支援を受けています。

東工大基金

ヨット部の活動は東工大基金によりサポートされています。

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お問い合わせ先

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E-mail : titech.sailingteam@gmail.com

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