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2021年度日本語研修コース 留学生3名の最終発表会と閉講式

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公開日:2021.09.02

東京工業大学は、ひらがなやカタカナから学習を始める日本語初心者の留学生を対象に、「日本語研修コース」を開いています。2021年4月から4ヵ月間のオンライン短期集中コースでは、3名の留学生が月曜から金曜の毎日、午前中3時間半、日本語を学びました。修了生3名の最終発表会と閉講式を7月30日、オンラインで行いました。

全員で記念撮影

全員で記念撮影

最終発表会では、「私の国の○○」または「私の国と日本の○○」のテーマに沿って、事前に留学生が資料を作成し、学習してきた日本語でプレゼンテーションを行いました。発表の内容は、日本と中国のラーメンの違い、母国インドの有名な祭り「ディワリ」の紹介、タイと日本の城の比較、とそれぞれの出身国や文化の特徴があるものです。各発表後には、「タイのお城の高さはどのくらいですか?」「中国でも日本のラーメンを食べることはできますか?」など多くの質問が発表会の参加者からあがり、留学生は日本語で答えていました。

参加者全員による投票で、「最優秀賞」「パフォーマンス賞」「テーマ賞」の各受賞者を決めました。

最優秀賞

タイのお城と日本のお城

サクスチャー・サブマークドム(Saksucha Submakudom)さん

環境・社会理工学院 融合理工学系 研究生

パフォーマンス賞

ディワリ(Diwali)

ヴァンカヤラパティ・キールティ・キリーティ(VANKAYALAPATI Keerthi Kireeti)さん

環境・社会理工学院 土木・環境工学系 博士後期課程2年

テーマ賞

ラーメン(中国と日本)

ワン・ディングルイ(Wang Dingrui)さん

物質理工学院 応用化学系 研究生

発表会最優秀賞受賞のポスター

発表会最優秀賞受賞のポスター

最終発表会の後には、日本語研修コースのコーディネーターを務める、リベラルアーツ研究教育院の森田淳子准教授の司会により閉講式が行われました。井村順一副学長(教育運営担当)は祝辞の中で「今、コロナパンデミックという、世界的に厳しい流れの中にいます。でも、ぜひ良い方向に考えてほしいと思います。例えば、学習とはそもそもどういうものなのか、友達はどういう存在なのか、あるいは、大学でのキャンパスライフとは一体どういうものなのか、このようなことをしっかり考えられる機会だったと思います。きっと、コロナ禍が終わったときには、貴重な体験を通して、皆さんが非常に大きく成長していると思っています」と留学生に言葉を贈りました。

また、証書授与の代わりとして、井村副学長が修了生の名前を1人ずつ呼び上げました。修了生は返答し、感想を話しました。感想の中では、「私は、4月のときは日本語が全然できませんでした。日本語の先生やクラスの友達とたくさん勉強しました。どうもありがとうございます」「4月の時は、私は簡単な日本語を話していましたが、今は発表もできるようになりました。先生、みなさん、ありがとうございました」「先生はみんなとても親切で、日本語の授業はとても楽しかったです」と、4月からの自身の日本語力の成長や、先生への感謝の気持ちを話していました。

山元教授の「お祝いの言葉」
山元教授の「お祝いの言葉」

最後に、リベラルアーツ研究教育院日本語セクションの山元啓史教授から修了生に向けて話がありました。「達成」と毛筆で書かれた文字を掲げながら、「みなさんの日本語研修コースの『達成』を祝福します。人生において、達成感というのは必要なものです。大きなもの、小さなもの、長期に渡るもの、ほんの一時のもの、いろいろなものがありますが、大きさや時間など関係ありません。どんなものでも『達成』を感じながら生きていくことが重要です。今日、日本語研修コースを達成しました。私は、みなさんの達成を誇りに思います。人生ではいつも誰かがほめてくれるわけではありません。そんなときには自分で自分をほめてください。『達成』には、それだけの価値があります。みなさんは称賛を受けてしかるべきなのです。おめでとうございます」と祝いの言葉が贈られました。

森田准教授が「日本語研修コースは、今日が最終日ですが、日本語の学習は今日が最終日ではありません。これからも日本語の授業に来てくださいね」と話し、最終発表会と閉講式が締めくくられました。

日本語研修コースとは

年に2回開講する国費外国人留学生を対象とする集中的な日本語クラスです。定員に余裕がある場合は、学内から特別受講生を募集します。2021年度第1・2クォーター(1Q、2Q)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインにて授業を行いました。
本コースは、来日直後の学生に対する日本語初級レベルの能力養成を目的としています。コース終了までに留学生一人ひとりがやさしい日本語で口頭発表ができる程度の語学力が身につきます。また、異なる文化背景をもった学生同士にとって「集いの場」や「学び合いの場」の機能を果たし、日本での生活についての情報交換をしたり、心の寄りどころともなっています。
授業の中では、外部ボランティア団体によるオンライン鎌倉ツアーなども行い、留学生が日本文化に触れられる機会も設けています。

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