東工大ニュース
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東京工業大学生命理工学院は、東工大基金事業のサポートを受け、植物の構造を学び、葉を観察する科学教室をオンラインで2月6日に開催しました。小学4年生から6年生までの親子30組が参加し、あらかじめ郵送した工作キットを利用した実験と工作を行いました。オンライン開催のため、参加者は端末・通信設備を用意する必要がありましたが、関西、四国、九州など遠方からも参加が可能となりました。
参加者はあらかじめ工作キット以外に、手に入れやすい身近な植物を採集し準備しました。当日は、東工大の浜口幸久名誉教授の講義から始まりました。その後ブレイクアウトルームで親子5組ずつに分かれ、採集した葉を蛍光染色したり、キットに同封した薬剤処理済みの葉から葉脈を取り出したりしました。浜口研究室の卒業生が各グループの実験、工作を丁寧に補佐することで、会場とは違い目が届きにくいオンライン開催でも、それぞれの手元を確認しながら細かな指導のもと充実した時間を過ごしました。
終了後は出来上がった蛍光染色した葉や完成した「葉脈のしおり」の写真を披露しました。
近年は外出が不自由であるため、東工大の科学教室になかなか参加できなかった親子も、オンライン実験に参加することができる喜びの声が寄せられました。