末松基金

末松基金

末松基金は、2014年に日本国際賞を受賞した末松安晴栄誉教授(旧:東京工業大学)元学長が、その賞金を本学に寄附されたことを受けて設立した基金です。

多様な分野で、未開拓な科学・技術システムの発展を予知・研究し、隠れた未来を現実の社会に引き寄せる研究活動を奨励するため、若手研究者を中心に支援しています。

末松安晴先生は、在任中に行った光ファイバ通信の研究、とくに動的単一モードレーザーの先駆的研究が大容量長距離光ファイバ通信の発展に寄与し、社会に貢献しているとして2014年日本国際賞を受賞されました。
末松先生は、若い人たちが様々な分野で未開拓の科学・技術システムの発展を予知して研究し、研究者だけが覗き見られる隠れた未来の姿を現実の社会に引き寄せて定着させる活動が、澎湃として湧き出すことを望む思いから日本国際賞賞金の一部を本学にご寄附いただきました。本学ではこうした末松先生の思いを継承し、隠れた未来を現実の社会に引き寄せる研究活動を奨励するため、2014年(旧東京工業大学)に「末松基金」を設立しました。これまで卒業生をはじめとする多数の方々から本基金に対するご寄附をいただきました。

「末松基金」は、基礎的・基盤的領域の研究で、未だ誰も着手していない類の研究に対して支援を、という末松先生のご意向により、イノベーションを生み出す「研究の種発掘」支援応募者のうち抜群の評価を得た若手研究者に対し「末松賞」として支援を行い、成果をあげてきました。

2018年度には「末松賞:ディジタル技術の基礎と展開」を創設し、幅広い意味でのディジタル技術の分野で魅力的で新しい研究に挑戦している優秀な若手研究者に対し、2022年度までに21名の支援を行ってきました。2023年度からはその取組みを発展させ、「末松賞:革新的価値創造の基礎と展開」として、人文・社会科学も含めた科学技術の様々な研究の中で革新的価値創造の基礎となる研究に対し、幅広い支援を行っています。また、2019年度からは、本学の若手研究者の登竜門でもあります旧東京工業大学挑戦的研究賞の特別賞として「東工大挑戦的研究賞末松特別賞」を創設しております。

末松先生は若手研究者の頃、構想されていた研究へ多額の支援を受け、「資金面でも大変ありがたかったが、そのことで背中を押され、新たな研究に踏み出すことができた」というご経験から、「今後、そのような支援を本学の若手研究者にできれば嬉しい」と仰っています。この思いを受け、「末松基金」をさらに充実させ、日本の科学の発展に寄与すべく尽くして参ります。
つきましては「末松基金」に対するご理解をいただき、さらなる基金充実のためのご支援を賜りたく、お願い申し上げます。

基金の概要

「末松基金」による支援事業

  • 末松賞「革新的価値創造の基礎と展開」

  科学技術の各分野における「革新的価値創造」に繋がる研究を追求する若手研究者を支援します。

  • 「挑戦的研究賞末松特別賞」

  独創性豊かな新進気鋭の研究者を表彰します。

ご寄附の方法

次の方法でお申込みいただくことができます。

  • クレジットカード
  • インターネットバンキング
  • コンビニ(番号方式)
  • コンビニ(払込票方式)
  • 銀行振込

銀行振込につきましては、寄附のお申込み画面にて、振込方法「銀行振込」をご指定いただくことにより、振込用紙の送付等のご案内をさせていただいております。

ご寄附への感謝

寄附者のみなさまのご厚意に対し、感謝の意を込め、特典をご用意しています。

詳しくは、寄附の特典のページをご覧ください。

税制上の優遇措置

本基金へのご寄附は、個人の方は、所得税法上の寄附金控除の対象となり、法人の場合は、法人税法により全額損金算入となります。詳しくは、税制上の優遇措置をご覧ください。

活動報告

 

 

東京科学大学基金

 

 

東京科学大学 社会連携課

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