東工大ニュース
東工大ニュース
「日本の東工大から、世界のTokyo Techへ」のスローガンのもと、新しい教育システムをスタートさせた東工大。
多様性を重視した教育を充実させる取り組みのひとつとして、キャンパスや関連施設の整備がぞくぞくと進行中です。
異文化・国際交流、社会連携をキーワードに、未来へ向けて進化するさまざまな「場」を紹介します。
東工大のランドマークとして、大岡山キャンパス正門入口付近に設置される「Hisao & Hiroko Taki Plaza(ヒサオ アンド ヒロコ タキ プラザ、以下、Taki Plaza)」(地上2階・地下2階、延床面積約4,700平方メートル)。株式会社 隈研吾建築都市設計事務所による設計のもと、2018年度に工事を開始し、2020年10月のオープンを予定。学生のための新しい国際交流拠点となります。建物のコンセプトは「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」。名称は、寄附者である東工大卒業生で株式会社ぐるなび 代表取締役会長・CEOの滝久雄氏に感謝の意を表すとともに、学生が集う場所という思いを込めてTaki Plazaに決定しました。
Taki Plazaでは「つながる」をキーワードに、(1)留学生を含む多様な学生、教職員が集う交流イベントスペース、(2)教育改革によるカリキュラム刷新に伴い活発化したグループ学習のためのスペース、(3)海外の大学や留学支援の情報、学生同士の情報を共有できるインフォメーションスペース、(4)学生にとって必要なサービスがスムーズに受けられるサポートスペースを実現。様々な垣根を越えたコミュニティを創ることで、学生の主体的な志を育てるスペースが誕生します。
画像提供:隅研吾建築都市設計事務所
2017年5月、島津製作所から寄贈されたライフサイエンス関連先端精密機器を中心に先端的な機器を備えた施設が生命理工学院内に開設。若手研究者や学生などの研究支援、国際共同研究や種々の企業との産学連携の推進に活用されています。学内に設置された企業との連携による初めての共用機器室となり、全学的な設備共用化をさらに加速していきます。
2018年4月、東急大井町線等3線が乗り入れる「大井町」駅徒歩11分の交通利便性が高い場所にオープンした男子寮(地上5階建て定員165名)。3つの個室と共有部分のダイニングキッチン、トイレ、シャワールームで構成されたユニット形式です。日本人学生と留学生共住型の寮で異文化コミュニケーションを育みながら、個室でプライバシーも確保できます。
2017年9月、大岡山キャンパス緑が丘地区内にオープンした留学生と日本人学生の共住型の男子寮(地上4階建て定員63名)です。様々な交流ができる2層吹き抜けの共有スペースがあり、各階には畳コーナーを設置。寮の中で異文化コミュニケーションを日常的に行うことで、日本人学生と留学生が相互に学びあえる環境を用意しています。
2017年4月に地上3階建て定員102名の女子寮が大岡山キャンパスの近くにオープン。自然豊かな洗足池から徒歩3分、大岡山キャンパスへ歩いて15分、自転車なら5分で通える絶好のロケーションです。3つの個室とリビングルームで構成されたユニット形式の寮は日本人学生と留学生共住型で、日々国際感覚を育めます。洗面台や姿見、大きめのシューズボックスなど女性への心配りが各所に見られます。
東工大の寮についてもう少し知りたい方は以下をご覧ください。
2018年8月、キャンパス中央部のウッドデッキが敷かれた中央広場にパーゴラ(つた等を絡ませて日陰等を作る棚)と、プランター一体型のベンチを設置。
すずかけ台特有の豊かな自然環境のもと、学生・教職員が研究等の合間にリフレッシュする憩いの場として、また、学生同士の語らいの場として生まれ変わりました。
2016年6月に開通し、キャンパスの構内道路と共同溝をループ化。災害時の緊急車両の二方向化や、ライフラインの安全性が向上し、より安全・安心な環境が実現しました。セイヨウボダイジュなどを植樹し、ウッドデッキ状のベンチや加藤山散策路への新たなアクセスを設置。季節ごとに様々な景色が楽しめる、散歩や憩いの場となります。
2017年4月に、海外からの研究者・留学生、産休・育休から復帰する教職員・学生のための学内保育所が開園。年度初めの4月に限らず、いつからでも受け入れています。また、定員12名(0~2歳児)のうちの一部を地域に開放し、東京都大田区の待機児童解消にも役立つ保育所となっています。
本インタビューは東京工業大学のリアルを伝える情報誌「Tech Tech ~テクテク~ 34号(2018年9月)」に掲載されています。広報誌ページから過去に発行されたTech Techをご覧いただけます。