東工大ニュース
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日本最大の情報セキュリティコンテスト「SECCON CTF 2019 —International—」 (セキュリティコンテスト キャプチャー ザ フラッグ2019 国際大会、セクコン)が12月21、22日、東京・秋葉原で行われ、東京工業大学の学生サークル「デジタル創作同好会traP(トラップ)」に所属する学生ら4人のチーム「NaruseJun」(ナルセジュン)が初優勝し、経済産業大臣賞を受賞しました。2018年は準優勝で、今回は雪辱を果たしました。
SECCONは攻撃と防御両方の視点を含むセキュリティの総合力を試すハッキングコンテストです。10月に世界64ヵ国・地域から799チーム2,347人が参加したオンライン予選を行いました。予選を勝ち抜いた日本、中国、韓国、ロシア、ウクライナなど世界9ヵ国・地域の14チームが国際大会に出場しました。4人一組で、難問を解きながら競い合いました。
NaruseJunは2017年のSECCON国内大会で準優勝と文部科学大臣賞(個人賞)を受賞、2018年のSECCON国際大会は初出場で準優勝でした。
藤原さん、福成さん、高山さんはtraPに所属し、黒岩さんはtraPのOBです。
サイバーセキュリティー系コンテストの最高峰の1つであるSECCON CTF 2019国際大会で優勝することができ、大変嬉しく思います。東工大traPのCTFチームとしては、昨年に続き、2度目の国際大会出場でした。昨年は惜しくも準優勝であったため、今年は優勝できたことにチームとして成長を感じました。私は普段はソフトウェア工学の研究をしています。他のメンバーも、情報工学に関わる様々な分野で研究を行っています。各メンバーの専門分野に関する知識や経験を、うまく活かして戦えたからこその結果であると感じています。
ゲーム制作を中心に、プログラミング、DTM(音楽制作)、2Dイラスト、3Dモデル、ドット絵、競技プログラミング、CTF(コンピュータセキュリティ技術を競う競技)など幅広く取り組んでいます。デジタルコンテンツのチーム制作や技術共有を目的として、2015年4月に設立した東工大公認の技術(ものつくり)系サークルです。また、ゲーム制作者交流イベントや中高生向けのプログラミング教室を主催するなど外部との交流も積極的に行っています。