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学生2人にアクセシビリティリーダー認定証を授与

東工大で最初の認定者

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公開日:2021.05.20

学生2人にアクセシビリティリーダー認定証を授与

東京工業大学は、アクセシビリティリーダー育成協議会(東工大など23大学と日本学生支援機構で構成)が実施するプログラムを2020年に導入し、障害の有無や違いがあっても参加しやすい社会に向けた講習を、希望する学生や教職員が受けています。講習を終えた工学院 機械系の住友啓允さん(学士課程3年、認定当時)と物質理工学院 応用化学系の篠田泰成さん(博士後期課程1年、認定当時)の2人が2020年12月、育成協議会が実施した「2級アクセシビリティリーダー認定試験」に合格し、本学学生として初めて資格認定を受けました。3月17日、大岡山キャンパスTaki Plaza(タキプラザ)で授与式を行い、水本哲弥理事・副学長(教育担当)より2人に認定証が授与されました。

アクセシビリティリーダーとは

アクセシビリティとは、「利用しやすさ」や「参加しやすさ」を意味し、障害の有無や身体の特性、年齢、言語、文化などの違いによらず、多様な誰もが「利用しやすいか」「参加しやすいか」といった文脈で議論される概念です。
情報、サービス、製品、環境等において、どれだけ多くの人にとってアクセシブルかは、重要な視点として、昨今ますます注目が高まっています。

本学が導入したアクセシビリティリーダー育成プログラムは、「教育課程」「資格認定」「インターンシップ」「キャンプ」で構成される人材育成・活用プログラムです。オンライン講習で学び、認定試験で資格を取得し、さらにインターンシップやキャンプで学びを深めていくことができます。

プログラムを実施するのは、産学官連携により2009年に発足した「アクセシビリティリーダー育成協議会」です。輩出した人材は2020年度で第15期を数え、柔軟な発想をもって社会のアクセシビリティを推進していくことが期待されています。
育成協議会は、アクセシビリティリーダーについて「障害の有無や身体特性、年齢や言語・文化の違いに関わらず、情報やサービス、製品や環境の利便性を誰もが享受できる豊かな社会を創出する知識・技術・経験とコーディネート能力を持った人材」と定義しています。

育成協議会の会員大学に

本学は2020年に育成協議会の会員団体として参画し、学生・教職員が無料でプログラムに参加できるようになりました。資格を持つことが可能な学びの機会として、また、よりよい学内環境を創出する人材育成が目的です。

水本哲弥理事・副学長(教育担当)は認定証授与式で、認定試験に合格した学生をねぎらい、今後の学内および学外での活動への期待を語りました。今後、より多くの学生がアクセシビリティに興味と関心を持つと期待されます。認定試験には教職員6名も合格し、学生とともに認定証が授与されました。
プログラムは例年7月頃にオンライン講座がスタートし、12月に資格認定試験が行われます。

アクセシビリティリーダーとなった学生と教職員

アクセシビリティリーダーとなった学生と教職員

認定証を授与された学生のコメント

篠田泰成さん

「カーボンニュートラルを実現するために、エネルギー変換技術の高度化による省エネや、地球環境保護への貢献」を大きなテーマとして掲げている研究室に所属しながら、新入生を対象として、毎年4月に行われる学修コンシェルジュによるガイダンスのサポートに3年前から携っています。「アクセシビリティ」を身近に感じるためのきっかけの1つとして、試験を受験することにしました。今回、東京工業大学での第1期合格者となりましたが、第2期、第3期と続くとともに学内で広く認知され、興味や関心を持つ学生が増えることを期待しています。

認定証を受け取る篠田さん(右)

認定証を受け取る篠田さん(右)

住友啓允さん

「流体シミュレーションを用いた環境乱流現象の解明」を目指す研究室に所属しながら、学内で学修コンシェルジュJr. として東工大の先生方へのインタビュー企画の実施や、イブニングセミナーの企画・進行に携わっています。学修コンシェルジュJr. の活動では、多くの方に読まれる記事を書く機会があります。講習では、この時に配慮しなければならない点を知ることができました。また、今後他の場面でも、学んだことは生かせるように思います。講習のテキストも非常にわかりやすく、学習していて楽しかったです。

認定証を受け取る住友さん(右)

認定証を受け取る住友さん(右)

お問い合わせ先

バリアフリー支援室

E-mail : barrierfree@jim.titech.ac.jp

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