東工大ニュース

附属科学技術高等学校を大岡山キャンパスへ移転

2026年4月移転開校に向け、新校舎を建設

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公開日:2022.07.29

要点

  • 田町キャンパス(港区芝浦)に立地する附属科学技術高等学校を大岡山キャンパス(目黒区大岡山)へ移転
  • 新時代の科学技術教育に適した新校舎を建設し、高大接続・連携を強力に推進
  • これまでの港区との連携も持続しつつ、目黒区等地域自治体との連携を強化

東京工業大学は田町キャンパスに立地する東京工業大学附属科学技術高等学校(以下「附属高校」)を大岡山キャンパスへ2026年4月に移転します。移転にあたり、新校舎を建設し、附属高校は新時代の科学技術教育の在り方を提案し、理工系教育のフロンティアへ向かって新たなキャンパスで生まれ変わります。

とりわけ、高大接続・連携をさらに深化させ、附属高校生徒が東工大の教員・学生と交流する機会を格段に拡充します。大学の研究室・研究施設へのアクセスを高め、新時代の科学技術教育に適した新たな校舎・設備で教育を行い、留学生や研究者との交流を通じて生徒の国際性を涵養するなど、グローバルな視点を有する科学技術リーダーの育成に努めます。さらに、これまでの港区との連携も持続しつつ、目黒区など地元自治体・学校との連携を強化します。

移転の経緯

東工大は、2018年3月に文部科学大臣により指定国立大学法人に指定されました。指定国立大学法人は「国内の競争環境の枠組みから出て、国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍し、社会や経済の発展に貢献する取組の具体的成果を積極的に発信し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすこと」が期待されています。

その取り組みの一環として、東工大では、民間活用による田町キャンパス土地活用事業を進めています。同事業においては、都市開発諸制度を活用して現状低利用にとどまっている敷地の有効活用と都市基盤の強化を図ることとしています。具体的には、産学官連携や新産業創出につながる機能を導入するとともに、田町駅周辺の魅力的なまちづくりに寄与します。この度、この事業の前提となる、附属高校の大岡山キャンパスへの移転について、2026年4月の開校に向け新校舎の建設に着手します。

附属高校の概要

名称:

東京工業大学附属科学技術高等学校

校長:

中川茂樹

所在地:

東京都港区芝浦3-3-6(東工大田町キャンパス構内)

創立年:

1886年

生徒数:

約600名

教職員数:

約65名(専任のみ)

新校舎の概要

延べ面積:

約15,000m2

建設予定地:

東京都目黒区大岡山2−12−1(東工大大岡山キャンパス構内)

新校舎の建設予定地

新校舎の建設予定地

完成予想パース(※現時点のイメージであり今後変更する場合があります。提供:石本建築事務所)

完成予想パース(※現時点のイメージであり今後変更する場合があります。提供:石本建築事務所)

今後のスケジュール(予定)

今後「目黒区中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」などの手続きを経て、建設業者の選定を行い、2023年10月ごろの工事着工を予定しています。

新校舎整備のスケジュール

新校舎整備のスケジュール

お問い合わせ先

附属高校について

学務部 附属科学技術高等学校業務推進課

Email : koko.som.kan@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-3453-2251

新校舎整備について

施設運営部 施設整備課

Email : koko.seibi@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3456

取材申込先

総務部 広報課

Email : media@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2975

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