東工大について
東工大について
東京工業大学は、2018年3月20日に文部科学大臣から指定国立大学法人の指定を受けました。
指定国立大学法人制度は、日本の大学における教育研究水準の著しい向上とイノベーション創出を図るため、文部科学大臣が世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定するものです。
2019年までに指定国立大学法人に指定された7大学は、2022年1月に国立大学法人評価委員会指定国立大学法人部会のヒアリングを受けました。その後、同部会において3月に「第4期中期目標期間に向けた指定国立大学法人構想の展開について」が取りまとめられました。これを受け、本学は更なる展開を目指し、構想の見直しを行いました。
本学の指定国立大学法人構想は、これまで進めてきた教育改革・研究改革・ガバナンス改革を強みとして、創立150周年を迎えようとする2030年に向けて、更なる飛躍を目指すものです。
本学は、卓越した教育研究活動により優秀な人材を社会へ輩出すること、及び優れた研究成果を還元することで、社会課題の解決を図るという国立大学としての責務を果たすとともに、本学の行っている活動をより広く発信することで社会との連携を一層強め、指定国立大学法人として豊かな未来社会の実現に貢献して参ります。
2030年、さらにその先の未来へ向けた本学の今後の取組にご注目、ご期待ください。
本学の指定国立大学法人構想は、「科学技術の新たな可能性を掘り起こし、社会との対話の中で新時代を切り拓く」ことを目指すとともに、長期目標である「世界最高峰の理工系総合大学」を実現するための取組で構成されています。
具体的な取組内容は、以下に示す教育・研究・社会連携・運営にかかる5つのアウトカムに関連づけて立案されており、それぞれの取組を有機的に連携させながら推進することで、着実に目標へと近づけるよう設定しています。
また本学は、本構想を構成する様々な取組を行うことで大学としての目標へ向かうだけでなく、より高度化された教育研究活動による優秀な人材の輩出、研究成果の還元による社会課題の解決などを通して、大学を取り巻く社会ひいては人類社会全体へ貢献し、豊かな未来社会の共有、実現を目指しています。
教育
Student-centered learning:「学生本位の学び」の意
研究
研究
社会連携
運営
第4期中期目標期間に向けた構想の展開
本学はこれまで、本構想に設定した取組を着実に推進してきました。国立大学法人評価委員会指定国立大学法人部会により取りまとめられた「第4 期中期目標期間に向けた指定国立大学法人構想の展開について」において、本学は指定国立大学法人が備えるべき 6 つの要素全てが進捗しており、【人材育成・獲得】及び【社会との連携】について特に顕著な進展がみられるとの評価を受けました。
一方、第4 期中期目標期間に向けて更に飛躍していくため、指定の際に描いた構想(図下部)から、基本方針である「科学技術の新たな可能性を掘り起こし、社会との対話の中で新時代を切り拓く」と踏襲しつつ、人々が望む未来社会の実現に本学がどのように貢献できるかという視点から、当初の構想に追加・強化する取組を加えて再構築しています。
未来社会DESIGN機構(DLab)では、これからの科学・技術の発展などから予測可能な未来とはちがう、人々が望む未来社会とは何かを考え、デザインしていきます。Dlabが学内外の人々と描く「ちがう未来」は、地球と社会を明るく、豊かなものへと導きます。
基礎研究機構は、若手研究者に、自らの学術的興味に基づいて独創的・萌芽的な研究課題を見出し、社会的な期待や責任を自覚しつつ研究を推進することの重要性を肌で感じられる場を提供することにより、人材育成と研究大学の発展を支えていきます。
学士課程2年次から博士後期課程を目指す意欲ある学生のための早期研究開始スキーム
諸外国との学術交流及び国際連携を戦略的に推進するために設置された活動拠点
ちがう未来を、見つめていく。
役員・教職員・学生の参加によるワークショップを通じて、2030年に向けた東京工業大学のステートメント(Tokyo Tech 2030)を策定しました。