東工大ニュース
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東京工業大学のグローバル理工人育成コースは、米国マサチューセッツ工科大学の日本語クラスおよびジャパンプログラム(MITジャパン)と共同で、双方の学生がペアを組んで日本語と英語を学び合う国際交流プログラム「語学タンデム」をオンラインで開催しました。今年で3回目となる本プログラムは、6月17日のオリエンテーションに始まり7月22日のファイナルセッションまで約1ヵ月の間に、東工大生11名とMIT11名の計22名の学生が参加しました。東工大とMITの交流は「たたら製鉄ワークショップ」などの実績があります。
「タンデム」とは、2人乗り自転車を意味し、異なる外国語を学ぶ異なる国の学生でペアを組み、語学学習を助けあう方法です。本プログラムでは、英語を勉強する日本人と、日本語を学ぶ外国人が、「外国語でのコミュニケーション能力の向上」と「語学交流を通じた異文化理解と視野の拡大」を目的としてペアを組みました。
6月17日のイントロダクションセッションを皮切りに、それぞれのペアは東京とボストン間の13時間ある時差を克服してスケジュールを調整し、少なくとも3回、語学タンデムを行いました。毎回、日本語の会話が30分、英語での会話が30分で構成されます。参加者は、会話のトピックを自由に選び、最後に各組ごとにお互いの国の事情から学んだことについて、5分間のビデオを作成します。テーマは、お互いの大学について、ボストンと東京、音楽、夏休み、お祝い、スラング、アルバイト、好きな漫画、アイドル、またレシピを相手から聞くだけでちゃんと料理ができるかというゲームなど、多種多様に及びました。タンデム終了後、それぞれのペアは創意工夫を凝らしたビデオを制作しました。
7月22日、個別の語学タンデムセッションを終了し、参加者はファイナルセッションに参加しました。各ペアのビデオを編集したダイジェスト版が紹介され、参加者がひとりずつ感想を述べました。東工大生は英語で、MITの学生は日本語で発言しました。
11ペアの中から投票により、1位 は「流行り言葉」と「なぜワンピースが日本とアメリカで人気なのか」、 3位は「日本とアメリカのアイドル文化」をテーマとしたビデオが選ばれました。
ファイナルセッションの最後には、参加証明書と共に、MITジャパン、東工大両校から記念品が贈られました。
プログラム終了後にアンケートを行いました。主な感想を紹介します。