東工大について

経営系専門職大学院認証評価

経営系専門職大学院認証評価について

本学は、平成21年度、平成26年度及び2019年度に公益財団法人大学基準協会の実施する経営系専門職大学院認証評価を受審しました。
 本学が提出した点検・評価報告書及び協会による評価結果を下記のとおり掲載します。

【参考】認証評価制度について
 平成16年度から、すべての国公私立の大学は、その教育研究などの状況について、定期的に文部科学大臣の認証を受けた第三者評価機関(認証評価機関)から評価を受ける認証評価制度が導入されました。(学校教育法第109条第2項及び第3項ならびに学校教育法施行令第40条 )

 認証評価制度は、

  • 大学の質を保証する
  • 評価結果が公表されることにより、大学等が社会による評価を受ける
  • 評価結果を踏まえて大学等が自ら改善を図る

ことによって、大学等の教育研究活動などの質の向上を目的とするものです。

 認証評価には、大学等の教育研究、組織運営及び施設設備の総合的な状況についての評価を行う「大学機関別認証評価」(7年以内ごとに実施)と、専門職大学院の教育課程、教員組織その他教育研究活動の状況についての評価を行う「専門職大学院認証評価」(5年以内ごとに実施)の2つの制度があります。

認証評価制度の詳細については、公益財団法人大学基準協会のページをご参照下さい。

2019年度 経営系専門職大学院認証評価結果

経営系専門職大学院基準適合認定証

 経営系専門職大学院である本学環境・社会理工学院技術経営専門職学位課程 では、2019年度に公益財団法人大学基準協会 による経営系専門職大学院認証評価の審査を受け、2020(令和2)年3月12日付けで「公益財団法人大学基準協会の経営系専門職大学院基準に適合している」と認定されました(認定期間:2020(令和2)年4月1日から2025(令和7)年3月末日)。

 評価結果では、我が国の技術経営教育研究をリードしていくよう期待されている記載のほか、長所も7項目とりあげられ、全体として高い評価を受けました。

 技術経営専門職学位課程は、本評価結果を踏まえ、専門職学位課程の使命とする「イノベーション創出のリーダーとして科学技術を活用し、自ら理論を構築して産業や社会の発展に貢献する実務家の養成」に引き続き務めるともに、わが国のMOT教育の発展に貢献してまいります。

総評(抜粋)

今後とも継続的に改善・改革に取り組むことにより、貴課程の特徴をより一層磨きあげ、貴課程のますますの発展のみならず、我が国の技術経営教育研究をリードし、その成果を世界に発信されることを期待する。

長所としてとりあげられた事項

項目

内容

2 教育の内容・方法・成果
(1)教育課程・教育内容

・「イノベーションのための知識工学」として、思考そのもの、知識構造、知のフレームワーク等についての学びを提供しており、このような技術経営専門職学位課程特有の科目を開設していることは、固有の目的である「イノベーション創出のリーダー」を育成するための特色ある取組みとして評価できる。

2 教育の内容・方法・成果
(2)教育方法

・対話・討論型形式の授業の1つである「イノベーション実践セミナー」は実践的知識を修得できるよう工夫がなされており、固有の目的に即した特色ある取組みと認められる。
・FD(教員研修)のみならず、学外での検討会であるFRを実施しており、教育改善のための情報共有及び意見交換への積極的な取組みを行っていることは、特色として認められる。
・2013年度より継続中の「産学間協創システム研究会」では、アーキテクチャレベルで自社・自産業、他社・他産業の技術やビジネスを理解する機会が設けされており、このような研究者教員の実務上の知見の充実を図るための取組みを行っていることは、特色として認められる。

4 学生の受け入れ

・入学志願者の論理性を重視するため、小論文や面接試験において論理性を重視した審査を行うとともに、筆答試験にパズル問題を導入するなど工夫のある審査を行っていることは特色として認められる。

5 学生支援

・当該課程が含まれるイノベーション科学系において組織している同窓会として、「BMOT(Beyond management of Technology)」を設置し、講演会や総会を実施するとともに、「同窓生リレーレクチャー」といった取組みを行っていることは特色として認められる。

6 教育研究等環境

・所蔵資料のうち、市販のデータベース等では入手しにくい国際会議録・テクニカルペーパーの目次等を独自にデータベース化するとともに、商用の書籍・雑誌の目次データを蔵書検索(OPAC)に搭載し、学生・教員への利便性の高い資料提供を図っていることは特色として認められる。

認証評価結果は公益財団法人大学基準協会のホームページに掲載されています。

平成26年度 経営系専門職大学院認証評価結果

経営系専門職大学院基準適合認定証

 経営系専門職大学院である本学大学院イノベーションマネジメント研究科 技術経営専攻では、平成26年度に公益財団法人大学基準協会 による経営系専門職大学院認証評価の審査を受け、平成27年3月20日付けで「公益財団法人大学基準協会の経営系専門職大学院基準に適合している」と認定されました(認定期間:2015(平成27)年4月1日から2020(令和2)年3月末日)。

 評価結果では、我が国の技術経営教育研究をリードしていくよう期待されている記載のほか、長所も7項目とりあげられ、全体として高い評価を受けました。

 イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻は、本評価結果を踏まえ、専門職学位課程の使命とする「グローバルな視野と高い倫理観を持ち、イノベーション創出のリーダーとして活躍できる人材の育成」に引き続き務めるともに、わが国のMOT教育の発展に貢献してまいります。

総評(抜粋)

今後とも継続的に改善・改革に取り組むことにより、貴専攻の特徴をより一層磨きあげ、貴専攻のますますの発展のみならず、我が国の技術経営教育研究をリードし、その成果を世界に発信されることを期待する。

長所としてとりあげられた事項

項目

内容

2 教育の内容・方法・成果
(1)教育課程等

・「企業戦略とイノベーション」、「イノベーションのための知識工学」、「イノベーションと産官学連携・イノベーションと標準化」等の最新の研究動向を取り入れた授業科目を多数配置している点は特色として評価できる。

2 教育の内容・方法・成果
(2)教育方法等

・履修指導・学習相談を通じて、希望者は学会に参加し研究発表を行うように奨励している点は特色として評価できる。
・グローバルな視野を持つ人材を養成するために、企業現場でのグローバル化の実際を学ぶ授業科目や、英語による授業科目を配置するとともに、交換学生制度や海外への研修旅行制度を整備するなど、さまざまな教育方法を取り入れている点は高く評価できるものである。
・貴専攻では、アンケート結果に対して教員からフィードバックを行っており、各授業科目の対応については、担当教員からのコメントをホームページで公表しており、この点は高く評価できる。

4 学生の受け入れ

・筆答試験の採点に際して、ダブルブラインド審査の徹底及び採点者ごとの平均値による正規化された得点を採用している点については、入学者選抜の適切かつ公正な実施において評価できる取組みである。

7 管理運営

・貴大学他研究科に所属する協力講座を担当する教員が、貴専攻の「専攻会議」の構成員となり、貴専攻の運営にも参加している点は、適切な連携を図る取組みとして評価できる。

8 点検・評価、情報公開

・「授業評価アンケートへの対応」として、授業評価アンケートの学生からのコメントに対する各教員の回答をホームページにおいて公開している点は評価できる。

認証評価結果は公益財団法人大学基準協会のホームページに掲載されています。

平成21年度 経営系専門職大学院認証評価結果

経営系専門職大学院基準適合認定証

 経営系専門職大学院である本学大学院イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻では、平成21年度に財団法人大学基準協会による経営系専門職大学院認証評価の審査を受け、平成22年3月12日付けで「財団法人大学基準協会の経営系専門職大学院基準に適合している」と認定されました(認定期間:2010(平成22)年4月1日から2015(平成27)年3月末日)。

 評価結果では、「わが国のMOT教育のリーダー」との位置づけが記載されているほか、長所も6項目とりあげられ、全体として高い評価を受けました。

 イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻は、本評価結果を踏まえ、専門職学位課程の使命とする「グローバルな視野と高い倫理観を持ち、イノベーション創出のリーダーとして活躍できる人材の育成」に引き続き務めるともに、わが国のMOT教育の発展に貢献してまいります。

総評(抜粋)

貴大学は長年にわたりわが国工学教育の中核として顕著な実績を積み上げてきたが、MOTの分野においても優れた経営資源を最大限に活用され、今後ともわが国のMOT教育のリーダーとして一層活躍されることを期待したい。

長所としてとりあげられた事項

項目

内容

1 使命・目的および教育目標

毎年「MOT特別セミナー」等を数多く開催し、MOTの普及・啓発を図るとともに、貴専攻の使命・目的および教育目標に関する説明・意見交換を実施している点は、評価できる。

2 教育の内容・方法・成果
(1)教育課程等

「国際大学院プログラム(博士一貫コース)」に参画し、MOT分野の博士号取得を目指す留学生を受け入れるほか、海外のMOT分野の大学院との情報・意見交換、教員の派遣を行うなど、海外のMOT分野の大学院と積極的に交流している。英語による講義の開講等とあわせ、教育研究の国際化に積極的に取り組んでいることは、評価できる。

2 教育の内容・方法・成果
(2)教育方法等

「日本型MOT」を体系化し、同時に産学連携の下でケース教材を研究開発するとともに、その成果を授業科目に反映することを目指した取組みは、積極的に評価でき、また、他のMOT分野の専門職大学院とも連携することにより、一層の発展性が期待できる。

4 学生の受け入れ

貴大学他研究科博士後期課程の学生を対象とする「デュアルディグリー学生選抜」は興味深い試みであり、博士の学位を有する経営者が珍しくない国際的な状況を考えると、今後レベルの高い技術系経営者をわが国において供給していくうえで評価できる。

5 学生生活

入学料・授業料免除に関して、2007(平成19)年度、入学料(半額)3名、授業料(全額および半額)に至っては約半数の15 名が免除を受けており、学生に対する積極的な経済的支援として評価できる。

7 管理運営

貴大学のすべての研究科が貴専攻と関係し連携が緊密であり、その結果、先端科学技術の事業化がなされるなど、優れた取組みとして評価できる。

認証評価結果は公益財団法人大学基準協会のホームページに掲載されています。

お問い合わせ先

〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1 S6-9
企画・国際部 企画・評価課評価グループ

Email kik.hyo@jim.titech.ac.jp