国際交流

イベント情報・活動報告

イベント情報

活動報告

2023年度

2024年3月

2024.03.18-19研究・産学連携
アーヘン工科大学(RWTH)とのシンポジウムを開催
テーマ: Circular Building Practices: A Japanese-German Perspective

3月18日、19日に、表記のテーマでRWTHとのシンポジウムを開催しました。 本学とRWTHは、EXPO2025への建築物の共同展示に向けて交流を行ってまいりました。建築分野においてもSDGsは重要な項目としてとらえられており、CIRCULARという切り口は非常に注目されております。
このシンポジウムではCircular Building Practicesというテーマのもと、材料、リサイクル、それを実現するコミュニティという観点で日独の現状や見通しについて両国の大学、研究機関から具体例を紹介し議論を行いました。中でも竹の利用、土壁、里山再生といった日本の取り組みは、欧州の皆さんには非常に興味があるようで、活発な意見交換がありました。 なお、本シンポジウムは「学院等によるANNEX活用支援」を利用して開催されました。また、DWIH Tokyoにもご後援をいただいております。今後、両校の研究交流が進むよう、ANNEX Aachenからもサポートをしていきます。

2024年2月

2024.02.05研究・産学連携
アーヘン工科大学、東京工業大学、東京医科歯科大学 ジョイントワークショップ開催

2月5日に3校によるジョイントワークショップを開催しました。本学と東京医科歯科大学の統合に関しては、アーヘン工科大学も大変注目しており、今後は医工連携に関する情報交流がますます増えていくものと思われます。今回はアーヘン工科大学の学長を含む訪問団が来校する機会を利用して、「Novel materials and AI-based methods for healthcare applications」というテーマでワークショップを開催しました。アーヘン工科大学から7名、本学から4名、さらに東京医科歯科大学からも3名のスピーカーをお招きし、終日、熱のこもった議論を行いました。当日は大雪警報が出される悪天候でしたが、出席した学内の皆さんも最後まで聴講し、議論に参加していただきました。
アーヘン工科大学の皆さんは7日にも東京医科歯科大学を訪問し、さらに親交を深めることができました。

2023年11月

2023.11.27-28研究・産学連携
アーヘン工科大学との第5回ジョイントワークショップを開催

今回のテーマは「「Space & Aerospace & Technologies 」。両大学ともに国のプロジェクトに参加する等、この分野では先端を走っています。特に今回はあまり堅苦しくなく、具体的な協力関係の構築に向け、突っ込んだ話をしたいという双方の意向もあり、双方の学内のみに公開される形で開催されました。内容も、最先端技術や国プロの紹介、また、将来の宇宙開発につながるような夢のある話も披露され、ワクワクするようなワークショップとなりました。会場はRWTH本館の屋上に新設されたSky Loungeというところで、明るい雰囲気の中、研究者同士の交流も活発に行われました。実際に、いくつか今後の具体的なプランも決まった様子でした。 公的資金や本学からのサポートプログラム等、交流を促進するための制度をうまく利用して、双方の研究者交流ができるよう、ANNEXとしてもサポートしていきます。

2023年10月

2023.10.23~24教育情報
アーヘン工科大学留学フェアに参加

10月23日及び24日に、アーヘン工科大学が開催したRWTH Go Abroad Fair2023に参加しました。2018年に参加して以来、6回目になります。 23日は、東工大用のブースにて、本学留学生交流課担当者がプログラムの説明と質問への対応をしました。ブースで対応した学生は48名で、東工大のブースは常に長蛇の列ができ、東工大人気の高さが伺えました。ブースでは、奨学金や寮に関することなど、多くの質問があがりました。
24日の個別説明会では、現地で東工大の概要説明及び交換留学プログラム説明を行い、日本からオンラインで短期派遣プログラムや正規課程に入学する留学プログラムの説明も行いました。個別説明会では、アーヘン工科大学の国際部の方も参加され、アーヘン工科大学内から交換留学生を送る際の選考過程等に関する説明と質問に対応いただきました。 両日ともに、多くの学生が本学のセッションに参加してくれ、本学が強い関心を集めていることが感じられました。

ブース対応ブース対応

プレゼンテーション個別説明会

2023年6月

2023.06.26研究・産学連携
第1回 イノベーションセミナーの報告

このセミナーは、本学と、アーヘン工科大学、ジェトロデュッセルドルフの共催で企画されました。 特に産業界から関心が高いテーマを選んで国際産学連携や両大学発のスタートアップとの連携に向け、シリーズで開催し、日欧間のイノベーションに向けた連携促進に貢献することを目的としています。第1回目は、日本総領事館をはじめ、NRW州の経済産業省、関係公的機関等の後援を受け、「Robotics & AI」をテーマに6月26日にハイブリッド開催されました。 会場はデュッセルドルフのクレイトンホテルで、会場、オンラインで約120名が参加しました。両校のイノベーション戦略、Robotics & AIに関する具体的な研究例、両校発ベンチャーのピッチ、さらに日独のイノベーションエコシステム等の紹介があり、会場からも活発なディスカッションがありました。特に東工大発ベンチャーのHibot社、Walk-Mate Lab社への関心が高く、ネットワーキングでも多くの交流があったようです。 セミナーの後は40名ほどがバスでアーヘンに移動し、アーヘン工科大学内のラボツアーに参加しました。 初めての試みで、手探りでの企画、開催となりましたが、参加者からは総じて高評価をいただくことができました。今後も半期に1回程度をめどに、継続して開催していく予定です。

2023年5月

2023.05.22研究・産学連携
日独経済シンポジウムにおいて後藤美香教授が基調講演

5月22日(月)にドイツのデュッセルドルフ市で開催された日独経済シンポジウムにおいて、本学の後藤美香教授が基調講演をしました。 日独経済シンポジウムはユニークな文化と出会いの祭典としてデュッセルドルフ市で行われる「日本デー」の一環として2002年から毎年開催されています。 今回のテーマは「経済の原動力としての貿易・サービス業・産業における持続可能性」です。科学技術ではないテーマで、本学が依頼を受けたということは非常に喜ばしいことで、本学のNRW州における知名度の向上にも大いに期待ができると考えます。 後藤教授からは、日独の経済の比較、研究力の比較等分かりやすく説明した上で、本学におけるイノベーション、スタートアップ等の紹介を行いました。大変分かりやすい説明で、参加者からの評価も高かったようです。 参加者は300名を超え、ネットワーキングでは川原総領事、NRW州経済大臣をはじめ、日系企業の皆様と貴重な情報交換の機会を持つことができました。 また、日系企業からアーヘン工科大学に研究員を派遣しているケースや、現地の研究機能を整備しているようなケースもあり、ANNEXを通した産学の協力体制も期待できるように思いました。

2022年度

2022年12月

2022.12.12-14研究・産学連携
アーヘン工科大学とのジョイントワークショップを開催

本学とアーヘン工科大学とはANNEX Aachen設立以降、毎年ジョイントワークショップを開催しています。今回は「Robotics」をテーマに、コロナ禍以降久しぶりに現地開催されました。 セッションとしてはRobotics & Health, Production, Construction, Control, Service, Rescueの6つを設定し、両校から9名ずつのスピーカーが最新の研究成果等を披露しました。久々の対面開催で十分なディスカッション時間を設けたため、参加者同士の交流も非常に活発でした。また、最終日にはラボツアーも企画し、今後の協力体制への足掛かりを作ることができました。 オンラインで手軽に開催できる一方で、その後の交流となるとやはり対面が重要であることを改めて認識することができました。参加者からは「毎年やっても良いのでは」という声も聞かれました。来年以降、Tokyo Tech ANNEXとして第二弾を東工大で開催するという可能性も検討したいです。

2022年5月

2022.5.25研究・産学連携
日独経済シンポジウムにおいて三原久和副学長が基調講演

5月25日(水)にドイツのデュッセルドルフ市で開催された日独経済シンポジウムにおいて、本学の三原久和副学長(戦略構想担当)が基調講演をしました。
日独経済シンポジウムはユニークな文化と出会いの祭典としてデュッセルドルフ市で行われる「日本デー」の一環として2002年から毎年開催されています。今年のテーマは「サステナブルな将来に向けた新素材-その開発、利用、リサイクリング-」となっており、本学が2019年に続き基調講演を依頼されたものです。
三原副学長は、本学の研究戦略、特にHolistic Life Science (HLS)及びそれに基づくバイオ戦略について説明し、遺伝子工学、バイオエネルギー、バイオプラスチック、農業工学について世界的な動きや日本の取り組み、本学の具体的な研究例を紹介しました。
本シンポジウムは今回から対面での開催に戻し、約240名の参加がありました。また、イベント後のネットワーキングパーティーも実施されたとのことで、ポストコロナへの試みでもあると聞いております。残念ながら日本から渡航することは見合わせ、本学はオンラインでの参加となりましたが、デュッセルドルフ市のあるノルトライン=ヴェストファーレン州とのつながりが深い本学の取り組みということもあり、参加者の皆様には大いに興味を持っていただけたようです。

2021年度

2021年12月

2021.12.01-02, 10研究・産学連携
アーヘン工科大学とのオンラインジョイントワークショップ開催 "Hydrogen"

本学とアーヘン工科大学とは毎年ジョイントワークショップを開催しています。今年は「水素」をテーマにして、12月1日、2日及び10日の三日にわたりオンラインで開催しました。
再生可能エネルギーとして世界中で注目される水素ですが、ドイツでは昨年、水素戦略が策定され、その実現に向けて大きなプロジェクトも動いています。アーヘン工科大学が採択されたCluster4Futureもその一つです。また、本学においてもInfoSyEnergy Consortium、ゼロカーボン研究所など、水素に関連した研究を行う研究者は多く在籍します。今回のテーマに関しては両大学の期待も非常に大きいものがありました。
ワークショップへの参加者は日独の産学関係者が中心でしたが、タイからも多数の方が参加し、世界的に興味のあるテーマであったことが分かります。
初日の 12月1日は基調講演および水素の製造に関するセッションを行い約130名が参加しました。続く12月2日は水素の貯蔵・運搬に関するセッションで約90名が参加し、そして12月10日には水素の利用技術・応用に関するセッションに約80名が参加しました。各日とも活発なディスカッションがあり、盛況でした。今後の本学とアーヘン工科大学あるいは産業界との協力体制の構築に向け、ANNEX Aachenとしてもサポートしていきます。

●ジョイントワークショップ・プログラム

2021年11月

アーヘン工科大学国際室アジア担当のディンター氏

2021.11.02教育情報
アーヘン工科大学留学フェアに参加

11月2日、アーヘン工科大学がオンライン開催したRWTH Go Abroad Fair 2021に参加しました。2018年に初めて参加して以来、4回目になります。今年の東工大のセッションには、30名のアーヘン工科大学の学生が参加しました。セッションでは、本学留学生交流課担当者が、本学概要、短期留学プログラムの詳細と現在の渡日状況について説明しました。また、ANNEX Aachenディレクターが、Tokyo Tech VRを活用した本学キャンパスのバーチャル体験について紹介しました。セッション最後の質疑応答では、履修できる講義や研究活動に関する質問のほか、生活費や寮についての具体的な質問もあり、アーヘン工科大学の学生が本学への留学に高い関心を持っていることが感じられました。徐々に国境を越えた往来の規制緩和が進む中で、実際の本学キャンパスを体験できる日が一日も早く来ることを期待しています。

2021.11.13教育情報研究・産学連携
Deutsche Gesellschaft der JSPS-Stipendiaten e.V./ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会(JSPS-Club)のイベントに参加

JSPS-Clubは、ドイツ語圏の、主として過去にJSPS事業を経験した研究者によって構成されている組織です。11月13日、JSP-Clubはアーヘン工科大学と日本の大学や研究機関との協力関係を紹介するオンラインイベントを開催し、本学から高田国際連携担当副学長と水越ANNEX Aachenディレクターが出席しました。
イベントは、メンクハオスJSPS-Club会長の開会の辞に始まり、アーヘン工科大学・ルーディガー学長、在デュッセルドルフ日本国領事館・岩間総領事、アーヘン市長・クーペン氏からの挨拶に続いて、昨年まで日本の大学との交流を担当していたアーヘン工科大学の奥田教授によるこれまでの交流の歴史に関する説明がありました。アーヘン工科大学は、日本の大学とは長く交流を育んできていますが、その中でも本学との交流を重要視していることが述べられました。
その後、水越ディレクターから、現在の日本の大学との交流担当者であるインゲブラント教授とともにアーヘン工科大学と本学との交流状況を紹介しました。会場からは企業との交流や医学分野での協力体制等についての質問があがり、また、アーヘン市の技術移転協会やアーヘンにある日系企業の研究機関からも、現地企業や日系企業がアーヘン工科大学とどのように連携して共同研究を進めているかについて、興味深い話を聞くことができました。
イベントには約60名の参加があり、本学とアーヘン工科大学の活発な交流を広く知っていただくよい機会となりました。

2021年7月

2021.07.06 研究・産学連携
アーヘン工科大学とミニワークショップを開催
本学とアーヘン工科大学とは毎年ジョイントワークショップを開催していますが、絞り込まれたある一つのテーマについて、両大学の研究者が深く語り合える場を作るために、ミニワークショップを始めました。第1回目は、7月6日に「Smart Wearables for Biomedical Applications」をテーマとして開催し、ドイツの企業等からの参加者を含め、約40名がオンラインで集まりました。
今回のテーマは、アーヘン工科大学から提案が出され、本学からは生命理工学院・藤枝俊宣准教授、工学院・塚越秀行教授、科学技術創生研究院・中本高道教授が参加しました。
各講演内容は、素材、装置、製造、アプリケーションとSmart Wearablesにかかる技術全般にわたり、それぞれの研究者の異なる視点からの発言により、議論が発展しました。
このようにテーマを限定したミニワークショップは両大学の研究者が新鮮な刺激を受けあう良い機会であり、今後も継続していきます。次のステップとして競争的資金獲得を目指した共同研究が生まれることも重要です。ポストコロナで往来が再開した際に、研究交流がさらに加速することを期待しています。

2021年6月

2021.06.17-19研究・産学連携
アーヘン工科大学Sustainability Weekendのワークショップに理学院・谷津准教授が参加
アーヘン工科大学のStudent Unionが主催するSustainability Weekend(6月17日~19日)において、アーヘン工科大学International OfficeがSDGsに関するワークショップを開催しました。6月18日のワークショップには、本学から理学院・谷津陽一准教授が参加し、“Project PETREL: Platform for Extra- & Terrestrial Remote Examination with LCTF (Liquid Crystal Tunable Filter)”と題して、環境モニタリングのための超小型衛星に関する講演を行いました。
Project PETREL(うみつばめ)とは、マルチスペクトルカメラを搭載した陸・海観測および紫外線時間領域天文学のための超小型衛星を産学共同で開発し、2022年に打ち上げるプロジェクトです。本衛星で取得する分光観測データはSDGsの「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」に直結し、生物活動による炭素循環の科学的理解を深めることで「13.気候変動に具体的対策を」打ち出すことを目指しています。この研究活動から得られる学術的知見は、漁業・農業・環境ビジネスにも応用可能であり、「2.飢餓をゼロへ」を実現すべく、衛星データ利活用を産学連携で推進します。
アーヘン工科大学Student Unionから環境科学を学ぶ学生を中心に12名が参加し、高い問題意識を共有しながら、盛んに議論が進められました。谷津准教授の講演は、アーヘン工科大学からコーディネーターとして参加した計算地球科学専門のFlorian Wellmann教授からも深い興味を引き出しました。世界共通の課題について議論をする、双方にとって有意義な機会となりました。

2020年度

2021年2月

2020.11-2021.02研究・産学連携
アーヘン工科大学とのオンライン・ジョイントワークショップが終了 "Medical Technology and Digital Life Science"

2020年11月から2021年2月にかけて、「Medical Technology and Digital Life Science」に焦点をあて、5つのサブテーマを6つのオンライン・セッションに分けたジョイントワークショップを開催しました。本学、アーヘン工科大学、及びユーリッヒ総合研究機構より計21名の研究者が最先端の研究を報告。延べ219名の参加者があり、セッションごとに活発なディスカッションが行われました。発表を行った研究者が所属する3機関の間の研究交流を深めるとともに、ワークショップには企業等からも参加いただき、それぞれの研究内容を広めることができました。
● 2020年11月20日 「Big Data for Life Science」
● 2020年12月17日 「Microscopic and in vivo Imaging」
● 2021年 1月22日 「Nanomedicines」
● 2021年 2月24日 「Neurology」
● 2021年 2月25日-26日 「in silico, AI, AR in Life Science」

このジョイントワークショップは、本学とアーヘン工科大学との共催により、2大学間はもとよりドイツ企業やユーリッヒ総合研究機構をはじめとするドイツの研究機関との共同研究創出を目指して毎年開催しています。今回は冒頭に日独における国際共同研究に関するファンド獲得についての解説もおこないました。講演の後には共同研究に向けてのディスカッションの時間を十分確保し、本学、アーヘン工科大学、ユーリッヒ総合研究機構の研究者が今後の共同研究の可能性について議論しました。

ANNEX Aachenは、今後も、東工大とアーヘン工科大学、ユーリッヒ総合研究機構との研究者の間の交流の促進や共同でのファンド獲得等についてサポートしてまいります。

2020年11月

2020.11.20研究・産学連携
アーヘン工科大学とのジョイントワークショップ
オンライン開催 "Medical Technology and Digital Life Science" -Big Data for Life Science-

11月20日にアーヘン工科大学とのジョイントワークショップをオンラインで開催しました。6月上旬にアーヘンで開催予定だった「Medical Technology and Digital Life Science」に関する2日間のワークショップを、5つのテーマに分け、6回かけてオンラインで開催することにしたものです。今回が、その第1回目であり、「Big Data for Life Science」をテーマに、東工大とアーヘン工科大学から、下記の4名の演者が登壇しました。
●“AI-Proteomics: Elucidation of something unknown of the life through high performance proteomics”
  Associate Professor Nobuhiro Hayashi, School of Life Science and Technology, Tokyo Tech
●“Proteomics/peptidomics approaches for identification of mediators involved in the cardiorenal cross-talk”
  Professor Joachim Jankowski, Institute for Molecular Cardiovascular Research IMCAR
●“Big Data for human gut microbiome”
  Associate Professor Takuji Yamada, School of Life Science and Technology, Tokyo Tech
●“Shaping of immune responses by the gut microbiota”
  Dr. Oliver Pabst, Institute of Molecular Medicine
このジョイントワークショップは共同研究創出を目指しており、冒頭に日独における国際共同研究に関するファンド獲得についての解説をおこない、講演の後には共同研究に向けてのディスカッションの時間を持ちました。約50名の参加があり、短い時間ではありましたが研究者同士の良い交流を持つことができました。

次回は12月17日に「Microscopic and in vivo Imaging」をテーマに開催します。

アーヘン工科大学国際室アジア担当のディンター氏アーヘン工科大学国際室アジア担当のディンター氏

2020.11.26教育情報
アーヘン工科大学留学フェアに参加

11月26日、アーヘン工科大学がオンライン開催したRWTH Go Abroad Fairに参加しました。ANNEX Aachenの設置を契機として、特別に東工大のブースを設けてくれるもので、今年で3回目の参加になります。アーヘン工科大学では、日本に関心のある学生も多く、これまでの留学フェアでは東工大のブースに多くの学生が来てくれました。当日は、日本とドイツの時差を考慮して、日本時間で17時から、ドイツ時間で朝9時から開始しました。本学留学生交流課担当者が最初に短期留学の説明を行い、そのあとは質疑応答に移りましたが、参加人数は52名を数え、非常に熱心に質問があがりました。また、アーヘン工科大学からは、今年本学への交換留学が決まっていたものの新型コロナウイルスの影響により来日が延期となっている学生を交えて、改めてミーティングをしたいとの提案を受けました。実際の往来が難しいなかでも、東工大への留学に意欲的な学生が多くいることがわかり、そうした学生が東工大のキャンパスを歩く日が一日も早く来てほしいと願います。

2019年度

2020年1月

学生による問題解決型ワークショップ学生による問題解決型ワークショップ

2020.1.15-16教育
物質理工学院が“アーヘン工科大・東工大合同
「問題解決型」学生交流ワークショップ“を開催

物質理工学院が“アーヘン工科大・東工大合同「問題解決型」学生交流ワークショップ“を開催し、6名の学生が参加しました。これは、2020年1月13日から17日にかけてドイツの大学・研究所を巡ったプログラムで、国際教育推進機構による「令和元年度国際教育プログラムの促進(ANNEX活用枠)」の支援を受けています。マインツのマックスプランク高分子研究所、アーヘン工科大学及びユーリッヒ総合研究機構を訪問しました。
アーヘン工科大学を訪れたのは1月15日及び16日で、本学の学生とアーヘン工科大学の学生との交流プログラムを実施しました。15日の午前中はアーヘン工科大学国際部のMs. Dinterから留学生への支援や奨学金制度について説明があり、午後はアーヘン工科大学の教員及び引率の物質理工学院原正彦教授がそれぞれ「SDGs(持続可能な開発目標)」に関する講演を行いました。16日は、前日の講演内容を受けて、両校の学生がSDGsに関する問題解決型ワークショップを行い、そこでは、多元中継による遠隔議論も試行、日本の東工大セミナー室からも東工大生が議論に参加しました。
プログラムに参加した学生からは、ドイツの研究環境や、アーヘン工科大学の学生から様々な刺激を受けて、将来のキャリアを見据えて、自分の持っている力と今後必要な力を自覚することができた、といった感想が寄せられました。今後の学生交流がますます活発になることを期待します。

2019年12月

2019.12.05-06研究・産学連携
ユーリッヒ総合研究機構のStolten博士が東工大を訪問

Tokyo Tech ANNEX Aachenでは、毎年アーヘン工科大学とのジョイントワークショップを開催していますが、本年5月の”Sustainable Energy”をテーマとしたジョイントワークショップに参加されたユーリッヒ総合研究機構のStolten博士が、日独間のシステム分析の違いや水素燃焼機関に関する意見交換のため、12月5日及び6日に本学を訪問しました。両テーマともに、ジョイントワークショップがきっかけとなって興味をお持ちになったとのことです。
来学されたのは次のお二人です。
Prof. Dr. –Ing. Detlef Stolten, Director of Energy and Climate Research IEK-3, Techno-Economic Systems Analysis
Mr. Bastian Gillessen, M.Sc. IEK-3: Techno-Economic Systems Analysis
Stolten博士は、再生可能エネルギーに関するシステム分析や、燃料電池等における第一人者で、アーヘン工科大学にも籍があり、この分野における本学とアーヘン工科大学との協力体制にとってのキーパーソンでもあります。
5日には工学院の野崎智洋教授、末包哲也教授と、6日には同じく工学院の小酒英範教授、店橋護教授と熱のこもった議論を行い、さらに物質理工学院の伊原学教授と意見交換を行いました。2日間にわたる訪問が、両大学にとって有意義な交流となり、協力体制が発展していくことが期待されます。

左から小酒教授、Prof. Dr. –Ing. Detlef Stolten、Mr. Bastian Gillessen左から小酒教授、Prof. Dr. –Ing. Stolten、Mr. Gillessen

EEI棟では伊原教授と意見交換EEI棟では伊原教授と意見交換

2019年11月

2019.11.18研究・産学連携
アーヘン工科大学Pitsch教授によるエネルギーコース講演会

11月18日、エネルギーコース主催によるアーヘン工科大学Heinz Pitsch教授の講演会が開催されました。Pitsch教授には、本年5月にアーヘン工科大学で開催した、持続可能エネルギーをテーマとするジョイントワークショップでも講演いただきました。ワークショップでのカウンターパートである工学院・店橋護教授とは以前から交流があり、ワークショップが一つのきっかけとなって、Pitsch教授の店橋研究室訪問とこの講演会が実現しました。Pitsch教授は、ドイツ燃焼学会の会長でもあり、日本燃焼学会の今年度国際賞にも選ばれています。
講演は、” Artificial Intelligence in Combustion Research : Knowledge and Understanding”と題され、エネルギー分野における機械学習とAIの応用をテーマとし、Pitsch教授の最新の論文発表内容も盛り込まれたもので、AIやIoTの研究者にも興味深い内容でした。教員、研究者、学生等50名を超える参加者があり、講演後は、活発な質疑応答が交わされました。

講演会の様子講演会の様子

Heinz Pitsch教授Heinz Pitsch教授

2019.11.18教育情報
アーヘン工科大学留学フェアに参加

11月18日にアーヘン工科大学でRWTH Go Abroad Fairが開催され、昨年度に続いて本学はブース参加と、大学概要・留学プログラムに関するプレゼンテーションを行いました。ブースにはアーヘン工科大学から東工大への留学をめざす62名の学生が終了間際まで途切れることなく訪れ、本学留学生交流課スタッフと東工大留学経験のあるアーヘン工科大学の学生がプログラムの説明と質問への対応を行いました。プレゼンテーションには42名の参加者があり、会場は立ち見が出るほどでした。参加者はスタッフの説明に熱心に耳を傾け、プレゼンテーション終了後の質疑応答もたいへん活発でした。この留学フェアの後に来たアーヘン工科大学国際部スタッフからの連絡によると、12月に締め切られた派遣交換留学の申請では、東工大を希望する学生が46名に上ったとのことです。
また、アーヘン工科大学では、日本語や日本文化に関心を持っている学生が非常に多く、東工大をはじめとした日本の大学への留学を希望する一方で、一定の研修を受けたうえで言語・生活・学習等あらゆる面で留学生のサポートを行うBeBuddyというシステムに登録し、日本人留学生の担当を希望する学生も多くいるという話でした。留学生に向けたその他のサポートも充実しており、日本人留学生にとっても研究に打ち込める環境が整っている様子です。 今後も双方向の活発な学生交流が期待されます。

本学のブース本学のブース

プレゼンテーションプレゼンテーション

2019年10月

2019.10.07研究・産学連携
ユーリッヒ総合研究機構・Dr. Shahによる公開セミナー開催

10月7日、ドイツのユーリッヒ総合研究機構(FZJ)から、7T以上の超高磁場MRIの世界的権威であるJon Shah博士をお招きして生命理工学院公開セミナーが開催されました。FZJはアーヘン工科大学とJARA(Jülich Aachen Research Alliance)という研究推進体を構築した密接な関係にあり、Tokyo Tech ANNEX Aachenとしてもアーヘン工科大学と同様に共同研究を推進したい重要な研究機関です。今回、Shah博士がリベラルアーツ研究教育院・生命理工学系・赤間啓之准教授の研究室を訪問する機会があり、この公開セミナーが実現しました。
本セミナーは大岡山からすずかけ台にもPolycomで配信され、あわせて約30名の参加者があり、講演の後では活発な質疑応答が交わされました。Shah博士からも、東工大とFZJのコラボレーションへの期待が示され、今後の共同研究に向けた良いキックオフとなりました。
Dr. N. Jon Shah (Forschungszentrum Jülich/Institute of Neuroscience and Medicine - 4 (INM-4))
演題 Simultaneous Multimodal Imaging in Humans with a Focus on High-Resolution fMRI at 7T.

Jon Shah博士Jon Shah博士

公開セミナー会場の様子公開セミナー会場の様子

2019.10.15研究・産学連携

今村壮輔准教授がアーヘン工科大学においてミニセミナー開催
「2019年度国際的な共同研究推進のための派遣・招へい支援プログラム ANNEX活用枠」を用いて、デュッセルドルフ大学に派遣中の科学技術創成研究院・今村壮輔准教授が、10月15日にアーヘン工科大学を訪問し、セミナーを行いました。
このセミナーは、アーヘン工科大学のFuel Science Center (FSC)で行われるFSC Seminarの一つとして開催されたもので、アーヘン工科大学の学外の方へも公開されています。セミナーの前にはiAMB (Institute of Applied Microbiology)のラボ訪問もあり、微生物を用いた有用物質生産について意見交換すると共に、実際に物質生産を行なっている培養タンクや関連する研究施設等、興味深い視察ができました。
今回のセミナーのテーマは、”Underlying Regulatory Mechanism of Oil Accumulation in Microalgae to Enhance Its Biofuel Potential”(微細藻類におけるオイル生産を調節する基本制御系の解明とその応用)で、Fuel Science(燃料科学)に興味のある学内外から約30名の参加がありました。セミナーでは、今回の発表内容を踏まえてこれからの研究の展望、ラージスケール培養における藻類油脂生産の問題点、生産コストをどの様に下げていくのか等に関する熱心な質疑応答がありました。
今回、アーヘン工科大学には、今村准教授の研究を紹介する機会を提供いただきましたが、Tokyo Tech ANNEX Aachenとしても、今回の話を次のステップにつなげていくとともに、今後もこの様な機会をさらに作って行きたいと考えております。

セミナーの様子セミナーの様子

ラボ訪問ラボ訪問

2019年5月

東工大アネックス アーヘン 「持続可能エネルギー」に関するワークショップを開催

2019.05.22 - 23研究・産学連携
東工大アネックス アーヘン 「持続可能エネルギー」に関するワークショップを開催

東京工業大学がドイツのアーヘン工科大学に開設した海外拠点、東工大アネックス アーヘン(Tokyo Tech ANNEX Aachen)は5月22日から23日にかけて、「持続可能エネルギー」をテーマとするジョイントワークショップをアーヘン工科大学との共催で開きました。

2018年度

2019年3月

海外拠点「東工大ANNEX」第2号をドイツ・アーヘンに開設

2019.03.22教育情報研究・産学連携
海外拠点「東工大ANNEX」第2号をドイツ・アーヘンに開設

本学初の欧州拠点として、ドイツのアーヘン工科大学との連携のもと、「Tokyo Tech ANNEX Aachen」(以下、アネックス アーヘン)を同大学内に開設し、3月22日に開所式を行いました。