東工大ニュース
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東京工業大学 端艇部(ボート部)が、4月27日に戸田ボートコース(埼玉県戸田市)で開催された「第62回五大学レガッタ」に出場し、男子エイト、男子舵手付きフォア、男子シングルスカルで優勝しました。
五大学レガッタは、1919年の東京高等工業学校(現・東京工業大学)と東京外国語学校(現・東京外国語大学)との対校レースを起源とした大会で、1958年から中断することなく毎年開催されている伝統戦です。参加校は東京工業大学、東京外国語大学、東京海洋大学、筑波大学、防衛大学校の5大学です。
今大会では、ボート競技の花形である男子エイトで3年連続の優勝、セカンドクルーである男子舵手付きフォアや男子シングルスカルも2年連続で優勝を飾ることができ、幸先の良い今シーズンのスタートがきれました。また、本学リベラルアーツ研究教育院長の上田紀行教授も会場に応援に駆け付け、OB、OGを含めたくさんの方々と勝利の喜びを分かち合いました。
エイトは、両手で一本のオールを持って漕ぐスウィープタイプのボートで、8人の漕手(ローワー)が二手のサイドに分かれ、それとは別に舵手(コックス)が1人乗り、1チーム9人により構成される競技です。優勝したメンバーを紹介します。
クルーチーフ 中森さんのコメント
研究室での生活はかなり忙しいですが、自分で試行錯誤していく楽しさを感じ始めています。今大会では1カ月の練習でやってきた成果が実り、無事優勝することができました。しかし、課題も多く見つかった大会でした。これから夏の大会まで、研究もしつつ、さらに気を引き締めて頑張っていこうと思います。
舵手付きフォアは、「漕手が4人となったエイト」ともいえる競技で、舵手(コックス)1人が加わるため1チーム5人で構成されます。優勝したメンバーを紹介します。
クルーチーフ 小木曽さんのコメント
日々の練習がこうして形になるのは、最高に嬉しいです。ボートに限った話ではなく勉強もですが、結局、付け焼き刃ではなく時間をかけてつくったものは強いな、と感じます。東工大ボート部の次なる目標はインカレ入賞です。ボートも勉強も1日1日を大切に頑張りますので、注目していてください。
シングルスカルは、オールを2本持ってスカルタイプのボートを1人で漕ぐ、ボート競技唯一の個人種目です。優勝したメンバーを紹介します。
増田さんのコメント
昨年の宣言通り、今年も優勝することができて嬉しく思います。私の研究内容はボートをいかに速く進めるかにも関わってくるので、その成果が出たのかもしれません。今年で引退になってしまいますが、ボートと研究をより一層頑張り、最後の大会で悔いが残らない結果を出せるよう努力していきます。