東工大ニュース
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公開日:2020.10.29
東京工業大学ヨット部の部員3ペア6名が、11月1日から3日まで和歌山セーリングセンターと和歌浦湾(和歌山県和歌山市)で開かれる第85回全日本学生ヨット選手権(以下、全日本インカレ)に出場します。全日本インカレは、ヨット部に所属する全国の大学生が最終目標とするレースです。東工大ヨット部が関東の強豪校と競い、全日本インカレの出場権を獲得したのは1987年以来、33年ぶりの快挙です。
出場を決めたのはスナイプ級の3ペアです。
岡田・鈴木ペア
北島・青木ペア
萩生田・井戸ペア
全日本インカレの出場権をかけた第87回関東学生ヨット選手権大会は、各大学からスナイプ級と470級の各種目で3ペア(3艇)ずつが出場し、チーム総合得点を他大学と競い合いました。葉山港(神奈川県三浦郡葉山町)で10月3、4日に予選レースを行い、15大学による決勝レースは10月11日に470級の2レース、17日にスナイプ級の3レースが開催されました。東工大チームは順調に勝ち進みチーム総合で8位に入りました。種目別では470級が11位となり残念ながら僅差で出場権を逃しましたが、スナイプ級が8位となりみごと出場権を獲得しました。
全日本インカレはスナイプ級、470級ともに全国の24大学が競い、関東水域の出場枠は8大学です。1大学から3ペア(3艇)が出場し、11月1日から3日まで計8レースを行う予定です。
なお、4年生が主力のチームが今回活躍したことにより2021年度関東学生ヨット春季選手権大会における決勝シード校の権利を獲得し、新チームにバトンをつなぎました。
4年間で最後のインカレシリーズにおいて、「全日本インカレ出場」というこれまで掲げ続けてきた目標を達成することができ、非常に嬉しく思います。今年はコロナ禍で練習が制限され、一時は大会開催が危ぶまれたこともありますが、私達の活動をご支援し続けてくださった方々には感謝の言葉が見つかりません。
この4年間で培ってきた、最後まで目標を見失わずに努力し続ける姿勢を、今後の研究活動でも活かしていきたいです。
男女が同じ土俵でともに戦うスポーツでありながらも男子選手が多く、男子との体力・筋力差を感じることは多々ありました。しかし、そこに負けじと食らいつき今まで頑張ってきた努力が「全日本インカレ出場」という結果で実り、女子選手としてチームに貢献できたことを大変嬉しく思います。ヨット部の活動を支援してくださっている全ての方々への感謝の気持ちを忘れず、全日本の舞台でも自分たちの力を遺憾なく発揮して参る所存ですので、応援のほどよろしくお願いします。
部活動としても歴史が古く、一般社団法人くらまえ潮会という会員数400名を誇るヨット部OB/OG会が、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。今回の大会への出場も、OB/OG会の支援を受けています。
ヨット部の活動の様子は、ヨット部ウェブサイトとくらまえ潮会ウェブサイトからご覧いただけます。奮闘の様子をぜひご覧ください。