東工大ニュース
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東京工業大学未来社会DESIGN機構(DLab)は「DLab Challenge 2022」(未来社会DESIGN 機構研究奨励支援金)による支援に3件の研究テーマを採択し、7月8日に支援決定通知書授与式を開催しました。
DLab Challenge(ディーラボ・チャレンジ)は、2020年度の設立以来、「未来社会像2020」として提示した“TRANSCHALLENGE(トランスチャレンジ)社会”や24の「未来シナリオ」の実現と、その実現に必要な新しい学術分野創出に繋がる研究を、最長3年間、研究費とポストドクター雇用経費で支援します。申請条件は、2名以上のチームを編成し、2分野以上を横断するチームであることが望ましく、代表者(申請者)は本学に勤務する准教授、講師、助教に限ります。
本研究奨奨励金により、個々の研究者が未来社会と自身の研究の繋がりを見出し、バックキャスト的な思考で研究を行うことで、社会への貢献を意識した研究活動を促進します。
★印:研究代表者、無印:共同研究者、◇印:協力者(学外)
磯部敏宏 准教授
このたびは、採択いただきありがとうございました。本研究では、総合知の観点から、“TRANSCHALLENGE社会”の達成や社会課題の解決にチャレンジします。新しい取り組みには、多くの方のご支援が不可欠と考えております。皆様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
船越孝太郎 准教授
大勢が参加してコミュニケーションするバーチャルリアリティ空間・メタバースは、“TRANSCHALLENGE社会”を実現できる場です。多種多様な身体・環境の制約を乗り越えてだれもが挑戦をしつづけられるメタバースの仕組みを、多分野にまたがる工学研究者と人文系研究者との議論を通じてデザインしていきたいと思います。
大橋匠 准教授
私たちは、来たるべき大地震・大津波から被災者を取り残さない社会の実現に貢献していきます。具体的には、災害により通信インフラが断絶したとしても、被害状況を迅速にマッピングできる衛星技術を活用した双方向通信システムの実現を目指します。また、提案するシステムをどのように防災・減災に役立てていくか、社会との対話を通じて共創していきます。