東工大への寄附

ロス・ガラチェロス(Los Guaracheros)

ロス・ガラチェロスは、基金からのサポートをいただいて活動をしています。

どんな活動をされていますか?

ロス・ガラチェロスは、「ラテンジャズビッグバンド」というジャンルの、かれこれ50年以上の歴史を有する音楽サークルで、OBの方々や私たちサークルメンバーの間では通称「ロスガラ」と呼んでいます。ラテンジャズとは、通常のジャズ編成とは幾分異なり、主にカリブ海に面した国々で生まれたラテン音楽をベースに、ジャズの要素を加えた陽気な音楽をさします。ときには、カリブの国々に由来する宗教的な音楽に近い曲目も演奏することがあります。

全国各地には「学生ビッグバンド」と呼ばれる大学音楽サークルがあり、毎年コンテストなどで腕を競い合っています。ビッグバンドとは、トランペットにトロンボーン、サックスといった管楽器に、ドラム、ベース、ピアノ、ギターを基本構成としたバンド形態のことです。私たちはラテンジャズのビッグバンドですので、さらにボンゴやコンガ、ティンバレスといったラテンパーカッションを加えて演奏しています。

学内外合わせて約70名のメンバーを統率するのは、全体の束ね役であるバンドマスター、練習場所の確保や日程調整、金銭管理などを担うマネージャー、そして実際の練習指導やアドバイスを行うコンサートミストレスの3名です。サークル内では、3年生を中心とした「レギュラーバンド」と、それ以外の1・2年生全員がレギュラーに向けて経験を積む「ジュニアバンド」の2つのバンドに分かれ、日々練習を重ねています。

どんな活動をされていますか?

大きな大会としては、毎年8月に開催される「山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト」という、山野楽器が主催している学生ビッグバンドの全国大会があり、ロスガラも毎年エントリーしています。2015年のコンテストには2つの目標を掲げて出場。バンドとしては5位以内をめざし、2位を獲得できました。また、ピアノを担当するバンドマスターにソリストの頂点であるソリスト賞を取らせたいとメンバー一丸となって応援したところ、100名近く参加したソリストの中からこちらも見事に優秀ソリスト賞の栄冠を手にしました。さらに、本選に参加したバンドが優秀と思われる他大学のバンドに票を投じる「学バン アワード」もいただくなど、計3賞を受賞することができました。
この他、12月には群馬県太田市と(一財)太田市文化スポーツ振興財団の共催による「太田市大学Jazz Festival」が催され、こちらも毎年出場し数々の賞をいただいています。

バンドのこだわりとして、演奏の際には必ずステージ衣装としてアロハを着用。他の大学のバンドはスーツで決めたりしていますが、ロスガラは冬でもアロハで通しています。見た目も華やかで、観客の皆さんにも陽気なバンドという印象を与え、楽しんでいただくことに一役買っています。

この活動を通して、どのような学びや気づきがありましたか?

この活動を通して、どのような学びや気づきがありましたか?

半世紀以上にわたり続いているサークルということで、やはり随所にロスガラの伝統というものを痛切に感じます。例えば、学園祭シーズンに東工大や他の大学で演奏をしていると、毎年のように見に来てくださる年配のファンの方が「この曲、昔から好きなんだよね」と声をかけてくださったりするんです。お客さんの中にロスガラの音楽が根付いていることはとても光栄であると同時に、期待に応えなければという責任もひしひしと感じています。

それから、ロスガラには、『It goes without seeing that blue sky』というテーマソングがあります。1分ほどの短い曲ですが、その中でラテン独特のリズムを手拍子でとってもらう観客参加型のパートを用意しているのですが、これを必ず最後に演奏するというのが、代々の伝統になっています。他大学の学生バンドの皆さんやさまざまな会場で応援してくださる観客の方々がロスガラのスタイルに呼応して一緒にステージを楽しんでくれることは、非常に大きなモチベーションになっています。新しい演目に挑戦しながら昔の曲も取り入れることで、新たな歴史を紡ぎ一人でも多くのファンを増やしていけたらと願っています。

もう一つ、レギュラーバンドが活躍している裏で、重い機材の運搬や演奏時の盛り上げ役など、1・2年生のジュニアバンドのメンバーが支えてくれていることも忘れてはならないと常々実感しています。

寄附を頂いている方・卒業生の方へのメッセージをお願いします。

音楽サークルで最も気を使うのは、楽器の手入れと保管です。湿気にも、乾燥にも気をつけなければなりません。ほとんどの楽器は各メンバーが自費で購入していますが、ドラムなど一部サークルの運営費用で購入している楽器もあります。運営費は2カ月に1度メンバーから集金していますが、大会に向けた合宿費用を含め年間で一人平均約10万円以上、さらに毎年開催している定期演奏会のホール利用料金、音響の外注費、配布・保存用DVDの制作費など、メンバーからの運営費だけではまかないきれない部分を、基金からのサポートに助けていただいています。本当にありがとうございます。

皆さんへの感謝の気持ちは、音楽を通してしっかりと伝えていきたいと考えています。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

  • 安田 昌弘理学部物理学科 3年

  • 木下 裕貴理学部情報科学科 3年

  • 大塚 陸生工学部有機材料工学科 3年

  • 遠藤 優工学部化学工学科応用化学コース 3年

  • 畑野 大樹生命理工学部生命化学科 3年

(インタビュー実施:2015年11月27日時点)