大学院で学びたい方
大学院で学びたい方
東京工業大学の桜並木にて
(左から2番目がSrdanovic博士)
Irena Srdanovic博士
リュブリャナ大学 文学部 アジア・アフリカ研究学科
日本研究講座 助教授(スロベニア)/
国立国語研究所 客員研究員(2012年10月~2013年10月)
リュブリャナ大学の大部分の
学部があるリュブリャナ市
私は、スロベニアのリュブリャナ大学文学部から、東京工業大学へ来た初めての博士課程学生でした。東工大では仁科喜久子教授(大学院社会理工学研究科 人間行動システム専攻)のもとで学び、その間、様々な大規模の研究プロジェクトへの参加や、サイエンスカフェの会議、また多様な研究分野の方々と協力する機会をいただき大変感謝しています。
リュブリャナ大学のAndrej Bekes教授と仁科喜久子教授のご尽力のお陰で、2007年に東工大の留学生センターとリュブリャナ大学文学部のは初めて協力協定を結びました。
緑にあふれるリュブリャナ大学文学部
その後、多数の教員の短期や長期の相互訪問が行われました。特に、理論言語学の構造を実際の計算機支援言語教育に取り込む方法や日本語教授法について、研究の専門的知識が共有され広がっていきました。
私たちは、東工大留学生センターの武井直紀教授の調整のもと、我々の大学間の協力協定を拡張したところです。また、リュブリャナ大学のChikako Shigemori Bucar教授の指揮下で進んでいる、スロベニアと日本の相互協力プロジェクトの中で、関係の強化に向けた議論のために、多くの教員が東工大を訪れました。
交換留学プログラム(traditional music moments)にて、
日本とスロベニアの学生たちと
リュブリャナ大学には、ヨーロッパ、日本、その他様々な大学との相互協定があります。日本研究や、多様な工学技術や自然科学の学部のプログラムを含むスタディプログラムには、ダブル・ディグリー(双方学位)プログラムがあり、広範囲の学問分野を統合することができます。それゆえに、私たちは東工大との関係を広げ促進することで、双方の大学の様々な学部や学科で、学生や教員がより行き来しやすくなるようにしたいと思っています。
2014年8月27日~30日に、第14回EAJS(European Association for Japanese Studies、ヨーロッパ日本研究協会)国際会議がリュブリャナ大学で開催されます。東工大を始め、日本、世界中の研究者をお迎えすることを楽しみにしております。
Tokyo Institute of Technology Bulletin No.30(2013年5月)