東工大について

東工大アクションプラン2018-2023

東工大アクションプラン2018-2023

挑み続け、未来を創る東工大

挑み続け、
未来を創る東工大

東工大が掲げた長期目標「世界最高の理工系総合大学の実現」に向け、2017年には東工大に集う我々が何者かを表す「東工大ステートメント(Tokyo Tech 2030)」を、2018年には世界に伍していくために如何に取り組むかを示した「東工大コミットメント2018」を発表しました。

その実現のために、学内での対話を繰り返しながら、より具体的な取り組みをまとめたのが「東工大アクションプラン2018-2023」です。

教職員、学生、同窓生が一丸となり「Team 東工大」として実行(Action!)していきます。

東京工業大学学長
益一哉

アクションプラン4つの柱

1. 創造性を育む多様化の推進

自由な場、個人が尊重される場、学びたい者が集まる場としての東工大。東工大に集う人々が、自分の考えを述べ、相手の考えを聞き、創造性を育むことができるような場を提供します。

2. Student-centered learningの推進

学生の心に世界を変える「志」を育み、俯瞰力やリーダーシップが身につく卓越した教育を行います。

3. 飛躍的な研究推進で社会に貢献

研究者が生き生きと研究できる環境を提供し、その中で、人々が目をみはるような、そして将来の社会基盤となるような革新的な研究成果を数多く生み出していきます。

4. 経営基盤の強化と運営・経営の効率化

教育研究活動の効果を定量的に社会に発信し社会の信頼を得るとともに、メリハリある業務運営によって教職員の自由な発想と活動を促進するための時間を確保し、「世界でもっとも高い付加価値を生む大学」であり続けます。

1. 創造性を育む多様化の推進

創造性を育む多様化の推進

創造性を育む多様化の推進

  • “多様性の効果”を活かし、「新しい発見を楽しめる東工大」を実現
  • 新たに創出される学術分野や自由な議論の場の魅力に基づき、教員・研究者の多様性を促進
  • 意欲ある学生を受入れるための新たな仕組みや学生本位の教育により、学生の多様性を促進

これまでになかった「もの」「こと」を生み出し、社会に新しい価値や夢、「わくわく感」を提供する大学になるために、学内のそこかしこで“serendipity”が発揮できる環境を実現します。

“serendipity”は、個々人がアンテナを高く張り、多様な知や学術、社会課題に触れ、様々な個性を持った人々と対話する、創造的な場での「偶然」に基づいて発揮されるものです。本学は、単なる表面上の多様化の推進ではなく、新たな次元を切り拓くserendipityを生みだす環境を実現するため、個々人の興味や感性をより「尖らせ」、性別や国籍、文化的背景の異なるメンバーを増やす(=diversity)と共に、リベラルアーツ教育の充実を通じて本学構成員の多様性に対する感性を高めます。また、教職員や学生のみならず、広く社会の構成員とも対等な立場で議論し、未来の望ましい社会像や夢を共に描くことができる(=inclusion)雰囲気を醸成します。

さらに、“serendipity”を発揮して生まれた新しい個性が、次の“serendipity”を生み出していく好循環の実現を目指します。

2. Student-centered learningの推進

Student-centered learningの推進

Student-centered learningの推進

  • 東工大流教養教育と専門教育の深化による「驚き」を与える教育
  • 興味・関心のある教育プログラムを学生が主体的に選択
  • リーダーとして存在感を示す「幸せな」博士を育成する大学院教育
  • 「学位より起業」という学生の志も積極応援
  • 育成すべき人材像を考え、東工大で学ぶ意欲と能力ある学生を受け入れる仕組みを検討

東工大が誇る斬新な教養教育及び専門教育のもとで強い人間力と高い専門性とを身に付け、世界をリードし変革する大きな志をもつ人間として育てます。よりよい社会、よりよい未来を創る志を育むためには、常に社会との関係を意識し、深く考え、主体的に学修を進めることが重要です。学びの過程では、「こんなこともできるのか!」「こんな世界が拓けていくのか!」と驚きを与えます。

主体的な学修には、自身の興味や関心に基づいて教育プログラムを選択し、自らの学びの道筋を考えることが重要です。系・コースを選択し、主体的な学修計画を立てるためには、厳正な成績評価に基づいた達成度を学生自身が正しく把握する必要があります。そのために、教育成果を可視化する仕組みを整えます。特に、研究を通して育成される学生の力を可視化し、東工大らしい教育の意義・重要性を示します。

博士は日本の未来を作り出す原動力です。東工大の博士修了者がリーダーとしての存在感を示し、自身のキャリアに満足感を感じる「幸せな」博士を育成します。そのために、よりよい社会、よりよい未来の開拓者としての俯瞰力、リーダーシップを涵養する教育をいっそう充実させます。またいつでも、学びたいときに博士の学修ができる東工大になります。

独創的な技術とアイディアで新しい市場を切り拓き、活力漲る世界を牽引する起業家を育てるためにアントレプレナー教育と環境を充実します。また、起業を目指す学生や卒業生を支援することにより、起業家マインドを育み、積極的に応援します。

未来(2050年頃)を築くことのできる人間を育てるためにはいかなる人材を受け入れるべきかを考え、それに合致し、東工大で学びたいと思う能力のある学生が、性別・国籍を問わず入学できる仕組みを検討し、その考えを広く世の中に問うていきます。

3. 飛躍的な研究推進で社会に貢献

飛躍的な研究推進で社会に貢献

飛躍的な研究推進で社会に貢献

  • 人類の持続的発展のための革新的科学技術の創出
  • 未知の領域を切り拓く挑戦心と気概を持って真理を探究し、新たな知を創造
  • 研究の成果を、社会との積極的な連携に基づき社会実装し、未来社会の礎を提供
  • 科学技術のファシリテーターとして、科学技術のおもしろさ、大切さ、素晴らしさを世界へ発信

研究では、本学の目指す「わくわく感」の源となるような、そして世の中が振り向く「驚き」を与える新たな知の発見・新たな技術の発明を目指します。そのためには、研究者が、鋭く・深く、そして広がりを持った研究を進めること、そしてそれに生きがいを持って取り組めることが重要です。本学は、研究者が個々に、あるいはグループで、真剣にかつ楽しみながら研究を進められる環境を実現します。

本学ではさらに、得られた研究成果を社会実装まで結びつけることで、人々が「わくわく」する未来社会の実現に貢献していきます。そのために、本学では、社会と積極的に連携し、未来の社会基盤となるような社会実装を数多く創出する「攻めの産学連携研究」を推進します。それと同時に、真摯な研究過程や研究のおもしろさ、さらには研究成果の美しさを積極的に社会に発信する「攻めの基礎研究」を推進し、人々が科学技術の進展を楽しみ、適切に評価できる社会を築くことを目指します。

研究者が楽しんで研究し、その研究活動で世の中が豊かになるというサイクルを続けてまいります。

4. 経営基盤の強化と運営・経営の効率化

経営基盤の強化と運営・経営の効率化

経営基盤の強化と運営・経営の効率化

  • 教育研究活動のコスト分析、効果評価と情報発信
  • コスト・効果評価に基づく執行部・部局等ごとの教育研究活動の戦略的遂行と、メリハリのある業務運営による教職員の自由な活動時間の確保
  • 「世界でもっとも高い付加価値を生む大学」としてのブランドの確立

社会の信頼を得て本学への投資を呼び込むことにより、経営基盤を飛躍的に強化するため、社会からの「投資」に基づき、その何倍の効果を社会に返すことができたか(Return on Investment=ROI)を常に意識することで、「世界でもっとも高い付加価値を生む大学」として認知され続ける大学運営・経営を実現します。

そのために、大学執行部・部局長は、教育研究にかかるコストと様々な側面からの効果の把握に努めると共に、個々のステークホルダーごとにROIを明確に評価し、それを社会に発信することで、本学に対する社会からの信頼を高めます。

個々の教職員は、「国立大学だから、国からの交付金で教育研究を実施するのは当たり前」、「学問の自由に基づき、企業等からの研究費で自由に研究を実施するのが当然」といった概念を捨て去り、社会から本学に投入される資金額とその効果との関係を常に意識しながら教育研究を推進することが社会の信頼を得る上で重要であることを改めて認識します。

その上で執行部・部局長は、教職員の自由な発想と活動を促進するための「時間」を確保するよう努め、本学全体としての社会貢献度を高めます。

Pamphlet Tokyo Tech

下記リンクから「東工大アクションプラン2018-2023」のパンフレットPDFをご覧いただけます。

東工大アクションプラン2018-2023PDF