東工大ScienceTechno サイテク

ものつくりサークル特集 東工大ScienceTechno サイテク

東工大ScienceTechnoについて

東工大ScienceTechnoとは

東工大ScienceTechno(通称サイテク)は、科学や技術の楽しさを多くの人と分かち合うことを目的に科学工作教室やサイエンスショーなどのイベントを企画・運営するサークルです。特に子どもが科学を楽しむ機会を設けることで、科学に興味を持つきっかけとなることを目指しています。

歴史

東工大ScienceTechnoは理工学研究科の市村禎二郎教授(当時)が講義中に日本科学未来館プレイベントのスタッフを呼びかけたときに集まったメンバーをもとに2001年に結成されました。

現在では、部員数は100人を超え、イベントを年70回程度開催しています。

主な活動内容

科学イベントを行う

ボールが浮いている!?
ボールが浮いている!?

小学校や科学館などから依頼を受けて主に小学生を対象としたイベントを開催しています。

月に5、6回ほど出張イベントを行っていて、小学生も大学生も夏休みとなる8月後半は普段よりも多くのイベントを行います。

イベントは工作教室の形式が多く、作った工作で遊びながら、科学を学んでもらいます。他にも、大人数を対象にしたサイエンスショーも行います。

普段のイベントのほか、大学の文化祭(5月のすずかけ祭、10月の工大祭)への出展や、前学長三島良直氏の祖父、三島徳七博士が生まれた兵庫県洲本市への出張教室、サイテクの独自イベント「SSS(サイテクサイエンススクール)」の開催など、さまざまな場所での活動を行っています。

イベントの題材作り

試行錯誤しながら実験!
試行錯誤しながら実験!

イベントで子どもたちに見せる実験や作ってもらう工作は、自分たちで開発しています。

数人の班を結成して、自分たちが興味のあるテーマを、いかに子どもに分かりやすく楽しく伝えられるかを考えます。皆で議論を交わしながら、実験や工作を試しています。サークル内での発表会も行い、お互いに意見を交換します。

カメラの歴史@三菱みなとみらい技術館(2018/6/17)

ひっくり返った文字もレンズを通すと…
ひっくり返った文字もレンズを通すと…

「カメラオブスキュラ」は、現在のカメラの元となった道具です。レンズの性質を利用して、周りの景色をスクリーンに映します。

今回の教室ではまずカメラの歴史を学んだあと、凸レンズ・凹レンズの二種類のレンズの性質や特徴を様々な実験をしながら体感しました。

実験の後はいよいよ工作です。凸レンズを用いて「カメラオブスキュラ」を作りました。凸レンズを使うと景色がひっくり返って写ります。作った後、「カメラオブスキュラ」をいろいろなところに向けて覗き込んでいる様子がとても楽しそうで私たちスタッフもとても嬉しかったです。

風に向かって進む車@江戸川区子ども未来館(2018/05/05)

うまく走ってくれるかな?
うまく走ってくれるかな?

この教室では、ウインドカーという工作を子どもたちに作ってもらいました。

ウインドカーは、風の力を利用して風が吹いてくる方向に進む不思議な車の工作です。この工作を通じて“動きと力の関係”と“力の伝達”を学んでもらいました。

自分でつくったウインドカーを床において走らながら、風車の回転が糸に伝わって車輪を回しているのだとわかってくれたようでした。

学んだことを実際に感じながら、楽しそうに遊んでもらえました。

サークルの詳細

  • サークル名
    : 東工大ScienceTechno
  • 設立
    : 2001年
  • 部員数
    : 約100人
  • 活動内容
    : 小学校や公民館、科学館に出張して科学工作教室やサイエンスショーを開催し、科学の楽しさを伝える活動をしています。
  • 活動場所
    : 大学食堂3Fの部室、講義室、ものつくりセンター
  • 公式HP

2009年掲載(2018年9月更新)

お問い合わせ先

東京工業大学 総務部 広報課

Email pr@jim.titech.ac.jp