写真研究部

写真研究部

活動の軸は、撮影会と展示会

写真研究部は週1回の部会と月1回の撮影会、年5、6回の写真展の開催を活動の軸としています。また、年2回くらいで合宿も行い、全国各地に撮影旅行に出掛け、写真の腕を磨いています。

学業やアルバイトなどと並行して各イベントに参加し続けるのは大変かもしれませんが、イベントは全て自由参加のため、それぞれの都合に合わせて参加することができます。

写真展はTaki Plazaや図書館、70周年記念講堂といった学内施設のほか、目黒区美術館区民ギャラリーなどの外部施設でも開催しています。特に新歓展と七月展は大掛かりで、開催前は制作や展示準備に追われますが、展示会を手作りしていく面白さを味わえます。写真研究部は基本的に自由でのびのびとした雰囲気があり、皆楽しく柔軟に活動しています。

各々の目的に応じて思うように撮影活動ができる

フィルムで撮る日常 フィルムで撮る日常

部員が感じている写真の魅力は様々で、理想の一枚を追い求めるために活動している部員もいれば、日常でのふとした感動を切り取ることを心掛けている部員もいます。

写真は構図や光の加減など、構成要素が多いため思い通りの1枚を撮ることは簡単ではありません。だからこそ追求しがいがあり、写真が一生の趣味になる人がほとんどです。長く楽しめる趣味を持つことは、学生時代だけでなく、これから先の人生も豊かにしてくれるでしょう。

実際に、写真を撮り始めたことで旅行や日常の中で見えるふとした景色が、それまでとは異なる価値を伴うものに変化したと感じている部員もいます。また、誰もが気軽に表現活動ができることも写真の魅力のひとつです。撮影時には、できるだけ目の前の風景や人物の魅力が伝わる1枚が撮れるよう、それぞれが工夫しています。

充実の設備、初心者にも優しい環境

部員は半数以上が撮影初心者です。入部してからカメラを購入する部員も少なくありません。写真研究部には貸し出し用のカメラがあるので、まずはそれを使って撮影をすることもできます。新しくカメラの購入を検討している人は、先輩からアドバイスをもらったり、同級生同士で相談したりしながら選ぶこともできます。

貸し出し用のカメラはフィルムカメラなので、アナログな魅力を体験することができ、暗室も備えているので現像の面白さも堪能できます。フィルム写真は現像してみるまでどのような写真が撮れたのかわからず、時間をおいて撮った時の感動を楽しむことができます。フィルムカメラに初めて触れて、アナログの質感にはまってしまう人もいます。

写真をとことん楽しめる撮影会

月1回の撮影会は、少人数の班に分かれて活動しています。企画係が月々の撮影場所やテーマ案などを出し、撮影を楽しめるようスケジュールを組みます。行き先は葛西臨海公園や新宿御苑など都内近郊であることが多いですが、時には少し足を伸ばして高尾山に行くこともあり、軽い登山を楽しみながら撮影ができるのも魅力の一つです。

撮影会は他の部員の視点や構図、光の当て方を参考にしたり、互いに相談し合ったりしながら、終始和やかに行われるため、部員は毎回楽しみに参加しています。

撮影会中に部員同士で撮ることも撮影会中に部員同士で撮ることも

合宿を満喫する部員たち合宿を満喫する部員たち

また年2回ほど合宿も開催しています。2021年はコロナ禍もあったので、少人数ずつに分かれて東北や草津などへ行きました。マスクをして十分な距離を保って行う屋外での写真撮影は、感染リスクの低い活動であるため、コロナ禍でも楽しく活動を続けることができました。

撮影会や合宿といった企画は、日頃から精力的に写真撮影をしている部員も、時々しか写真を撮る機会がない部員も楽しめるように工夫されています。上達を目指しつつも写真を楽しむこと第一に考えることを大切にしています。

見てもらえる喜びも味わえる

年に1度は外部のギャラリーを貸し切って写真展を開催するため、学内だけでなく学外の方にも作品を見てもらうことができます。写真撮影自体は1人でも続けられる趣味ですが、鑑賞してもらう機会を得られることは部に所属する大きな利点です。アンケートを通じて多様な感想に触れることができ、撮影の励みになります。展示会はいつも好評をいただいているので、今後もより多くの方に楽しんでいただけるよう工夫を続けます。

部員作品「冷たい稜線」(横岳にて)

部員作品「冷たい稜線」(横岳にて)

展示会を通じて社会で必要な力も身につく

写真研究部での活動は、撮影の腕が上がるだけでなく企画力や交渉力も磨いてくれます。みんなが楽しめるように合宿や撮影会を企画することは発想力や想像力が求められますし、展示会では外部施設との交渉や進行管理が不可欠です。イベントへの参加は自由なので都合が合うときだけ参加するのもいいですが、中心になって活動をすることで、社会で必要な幅広い能力を身につけることができます。

新入生へのメッセージ

写真研究部は写真やカメラが好きな人が集うサークルです。部員は抽象画のような写真を撮る人から、ポートレートや風景といった正統派の写真を極める人まで多種多様。互いの作品を観ていて飽きることがありません。

部員作品「かりそめ」
部員作品「かりそめ」

部員作品「夕刻のオホーツク」
部員作品「夕刻のオホーツク」

写真を撮る目的も様々なので、少しでも興味があればぜひ一度遊びに来てください。何もかも初めてという方にも部員が丁寧にサポートします。体験や作品を見に来てくれるだけでも大歓迎です。

サークル概要

  • サークル名
    : 写真研究部
  • 設立
    : 1950年
  • 部員数
    : 約61名(2022年2月現在)
  • 活動日
    : 週1回の部会。月1回の撮影会。
  • 展示会
    : 年間で約5、6回、学内外で写真展を開催。

2022年3月掲載

お問い合わせ先

東京工業大学 総務部 広報課

Email : pr@jim.titech.ac.jp