AOTULE超短期海外派遣(春)シンガポール・マレーシア/南洋理工大学、マラヤ大学シンガポール工科デザイン大学/2019年2月20日~3月3日

AOTULE超短期海外派遣(春)シンガポール・マレーシア/南洋理工大学、マラヤ大学シンガポール工科デザイン大学/2019年2月20日~3月3日

留学時の学年:
学士課程1年
東工大での所属:
第4類
留学先国:
シンガポール共和国,マレーシア
留学先大学:
南洋理工大学、マラヤ大学シンガポール工科デザイン大学
留学期間:
2019年2月20日~3月3日
プログラム名:

シンガポール・マレーシア超短期海外派遣プログラム(2019春)ショートレポート

2019年の春休みに実施したシンガポール・マレーシア超短期海外派遣プログラム の参加者によるレポートです。
(報告者:学部1年生/第4類 )
シンガポール・マレーシアの超短期派遣には、学部1年生から3年生までの計14名が参加し、シンガポールへ8日間、マレーシアへ4日間訪問してきました。

訪問先のFatty Chemical Malaysia Sdn. Bhd. (花王)での集合写真

訪問先のFatty Chemical Malaysia Sdn. Bhd. (花王)での集合写真

主な活動内容を以下の4つに分けて紹介します。

1.大学及び研究施設への訪問

南洋理工大学(NTU)、シンガポール工科デザイン大学(SUTD)、マレーシア科学大学(USM)の3大学と、SIMtechというシンガポールの研究機関に訪問しました。

NTUで体験した、物理学と3Dプリンティングの研究室訪問。参加学生には研究室にまだ馴染みのない学生も多く、大興奮でした。専門用語が多く、英語でのレクチャーが少し難しかった部分もありましたが、質問をすると熱心に教えてくださり、研究への知見が深まりました。

NTU内にある、SPMS(School of Physical and Mathematical Sciences)にて量子物理学の研究室を訪問し、実験装置の説明を聞いている様子

NTU内にある、SPMS(School of Physical and Mathematical Sciences)にて量子物理学の研究室を訪問し、実験装置の説明を聞いている様子

次に訪問したSUTDは、デザインやイノベーションに重点を置くユニークな大学です。そのため、実際に製品をつくるプロジェクトがカリキュラム中にあり、お話しを聞いた後、実際にどんなものが作られているのか見せていただきました。また、学内には制作活動を意識した施設も多く存在し、斬新な価値観に刺激を受けました。

SUTDでのキャンパスツアーにおいて、学生がプロジェクト科目で企画した作品を見せていただいているところ。

SUTDでのキャンパスツアーにおいて、学生がプロジェクト科目で企画した作品を見せていただいているところ。

USMでは、大気汚染に関する授業を聴講しました。英語での授業には少し緊張しましたが、身近な話題で楽しむことができました。

2.現地日系企業への訪問

シンガポールで横河電機(Yokogawa Engineering Asia Pte Ltd)、マレーシアでソニー(Sony EMCS (Malaysia) Sdn. Bhd.)と花王(Fatty Chemical (Malaysia) Sdn. Bhd.)を訪問しました。企業訪問では、日本人技術者とお会いし、日本人が海外で働くことについて体験談を伺ったり、工場を見学させていただいたりしました。それぞれが将来について考える、とてもよい機会になったと思います。

3.タウンウォーク、博物館

シンガポールでは、現地のジャーナリストでもある方に文化や歴史についても解説していただきました。興味深かったのは、チャイナタウンの中にヒンドゥー系の寺院があるなど、日本では想像ができない程の多様性のもとで、融合された文化の上にシンガポールが成り立っていたことです。また、第二次世界大戦中の日本軍の行動を別の立場から知ることもでき、平和について学ぶ良い機会にもなりました。

タウンウォークにて、シンガポールの街並み。高層ビル街と伝統的な2階建ての商店街の対比が印象的

タウンウォークにて、シンガポールの街並み。高層ビル街と伝統的な2階建ての商店街の対比が印象的

4.学生交流

学生交流は、訪問先の全ての大学で組んでいただき、中には一緒にダンスを踊ったり、ホームビジットをするという交流もありました。何より充実していたのは、その後も積極的にやりとりが続いたことです。一緒に食事をして様々な話を聞く中で、現地の学生の日常を垣間見ることができました。また週末には、ただの観光ではなかなか行けないような場所を案内してもらうなど、学生との交流を通じてより“深い”文化に触れることもできました。日本に興味をもっている学生も多く、プレゼンなどを通して日本のことを発信できたのも良かったと思います。

USMの学生とともに、マレーシアでのカラオケに。日本の曲も人気なのだとか。

USMの学生とともに、マレーシアでのカラオケに。日本の曲も人気なのだとか。

総括として、シンガポール・マレーシア超短期派遣に行って良かったと思う一番の理由は、上記のようにとてもバランスの取れたプログラムであり、様々な角度から多くのことを学べたことです。また、2か国に訪問するからこそ、その対比が興味深く、考えさせられることも多くありました。それも、シンガポール・マレーシア超短期派遣ならではの良さだと思います。ここでは書き尽くせませんが、実際に行ったからこそ学べることが沢山あるプログラムです。ぜひ参加してみてください。

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