超短期海外派遣プログラム(夏)スリランカ 2023年9月2日~13日

超短期海外派遣プログラム(夏)スリランカ 2023年9月2日~13日

留学時の学年:
学士課程3年
東工大での所属:
工学院 電気電子系
留学先国:
スリランカ
留学期間:
2023年9月2日~13日
プログラム名:

スリランカ超短期海外派遣プログラム(2023夏)ショートレポート

2023年の夏休みに実施したスリランカ超短期海外派遣プログラムの参加学生によるショートレポートです。

最終報告書はこちら

プログラム概要

本プログラムは、東京工業大学のグローバル理工人育成コースが実施する実践型海外派遣プログラムのひとつで、計7名の学生が9月の2日から13日までスリランカに滞在しました。これは自らの専門性を基礎として、海外での危機管理も含めて主体的に行動できる能力を養うプログラムです。他のプログラム履修と並行して参加することで、今まで育成してきた能力を活用し、学生自身の今後の経験やキャリア形成の参考となるような経験を積むことを目的としています。

LNBTIの学生との交流

東京工業大学でも授業を担当しているアーナンダ・クマーラ先生が学長を務めるLNBTI(Lanka Nippon BizTech Institute)の学生たちと、日本の文化や伝統的な遊びを紹介するJapan Dayやゴールへの旅行を通して交流しました。LNBTIは将来日本での就労を目指してITと日本について学ぶ大学ということもあり、Japan Dayには多くの学生が参加し、折り紙やけん玉、書道体験を楽しんでもらえました。ゴール旅行では、LNBTIの学生が移動手段や食事、お土産の購入場所など色々と東工大生の面倒を見てくれました。濃密な時間を過ごすことができ、Galle旅行後に開かれたお別れ会では泣き出してしまう人が出てくるほど仲を深めることができました。

(左)Japan Dayに参加してくれた皆さんと    (右) お別れ会にて

(左)Japan Dayに参加してくれた皆さんと (右) お別れ会にて

訪問内容

スリランカ滞在中、お寺(ダンブッラの石窟寺院など)の参拝を通してスリランカと仏教の歴史・関わりについて学んだり、現地の高校を訪問してクリケット等で交流したり、シーギリヤロックやミンネリヤ国立公園を訪れてスリランカの豊かな自然を体験したりしました。またJICAの事務所やその支援で実施されている上水道・下水道の整備事業や、在スリランカ日本大使館、スリランカで事業を行っている日系企業であるコロンボドックヤードの訪問を通して、日本とスリランカの関わりについて学びました。

(左)アヌラーダプラの高校生とのクリケット体験 (右)ミンネリヤ国立公園で、野生の象と

(左)アヌラーダプラの高校生とのクリケット体験 (右)ミンネリヤ国立公園で、野生の象と

スリランカでの生活

スリランカでの滞在は安全で便利で住み慣れた日本と異なり、一言で表すと「サバイバル」だと感じました。車の流れが全く止まらず一向に渡れない横断歩道や、日本にはないチップ文化への適応だけでなく、バスタブに溜めたお湯が黄色い、そもそもお湯が出ない、バスが壊れて動かないといったトラブルへの対応を通して、多少のアクシデントが起こっても動じないようになりました。

また、スリランカの人々はとても社交的で、連絡先の交換やセルフィ―をお願いされることがよくありました。現地の学校でイベントに参加した際には、参加してくれていた現地の学生が東工大生の周りを取り囲み、まるでアイドルのように電話番号を書いた紙を渡してくれたりしました。当初は個人情報を入手して何に使うのだろうかと疑念を抱いてしまっていましたが、LNBTIの学生の一人に「自分たちは旅行先でよく現地の人と連絡先を交換する」「そうしたら現地の情報を手に入れられるし、また次に来た時に案内してもらったりできるから」と教えてもらい、これがスリランカの人々のコミュニケーションの取り方なのだと納得することができました。

日本と深い結びつきがありながらも、日本人があまり訪れない国・スリランカで多くの人と交流し、様々な経験を積むことができた、大変刺激的な時間を過ごすことができました。

シーギリヤロックの前で、参加者全員と

シーギリヤロックの前で、参加者全員と

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