社会連携
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8月、東京工業大学ではたくさんのイベントが開かれます。教員による体験プログラムやオープンキャンパスなど、特に小学生や中高生に向けた企画が充実しています。今年の夏休みは、東工大を少しだけ体験してみませんか。
一部の企画は定員に達している可能性があります。予めご了承ください。
講師の山元啓史准教授
ことばは時代につれて変化していきます。今の私たちの知っていることばの意味は今の意味で、昔のことばの意味とまったく同じではありません。もしタイムマシンに乗って昔の日本語が聞けたなら、「何か変だぞ、ちがうぞ?」と思うことでしょう。今では大昔の録音は残っていませんから、実際に聞くことはできません。しかし、昔の文章から、ことばの使い方を図に描いて目で見ることはできます。そんな目で見てわかる昔のことばの世界についてお話しします。(山元啓史准教授)
志の春氏は立川志の輔氏の三番弟子です。最近ではイエール大学卒の経歴を活かした英語落語や執筆活動などからも大いに注目を集めている若手の実力派落語家です。東工大での英語落語会は今回で4回目となります。毎回ユニークな語り口と丁寧な感情描写で留学生を中心とした観客を大いに沸かせています。落語以外に、参加者のみなさんとの質疑応答の時間も設けます。
このイベントはすべて英語で行います。
DNA は生命の設計図として細胞に含まれています。このDNAを使ってナノメートルサイズのロボットを創ろうというDNAオリガミが注目を集めています。このプログラムでは、DNAオリガミを初めて作る人を対象に、DNAオリガミの設計法やDNAオリガミを作るための原理であるDNAハイブリダイゼーション、そしてDNAオリガミを観測するための原子間力顕微鏡(AFM)について学習します。(小長谷明彦教授)
DNAオリガミで作成したニコニコマークのAFMによる観察
原子間力顕微鏡(AFM)で用いるプローブ(針)の取り付け
機械に外界環境を認識させたり、機械を人にとって安全で使いやすいものにするためには、コンピュータビジョンと、人の視覚の脳科学(ヒューマンビジョン)を両方知ることが重要です。ここでは大きなオーロラの3D 立体映像をバーチャルリアリティで体験することを通じて、立体視の原理を用いて高さを測定する原理や、人が頭部を動かすことにより世界を認識する仕組みを伝え、機械系に複数の視覚の研究室がある意味を考えます。(葭田貴子准教授)
キャンパスの風景や東工大の成果に触れる絶好のチャンスです。模擬講義や講演会、そして研究室公開を通じて、教員と学生が理工系の魅力をわかりやすく伝えます。
東工大では、2016年4月に学部・学科を学院・系に改組するなど、学生が存分に学問に打ち込める環境を整える予定です。各種説明会では、学院・系とは何か、勉強したい分野はどの系で学べるのか、入学後はどのように学修することができるのかなど、来年度からの新しい東工大について知ることができます。ぜひ大岡山キャンパスで、"変わる"東工大の声を聴いてみてください。
「地球とあそぼう2015」では、大きく分けて3つの実習を行います。
実習を通して地球の歴史と秘密に触れてみよう!(丸山茂徳特命教授)
鉱物を割ってその形を観察しよう。
たくさんの石の中からいろいろな種類の化石を探そう。
重液という薬品を使って重い石と軽い石を分けよう。
石が水に浮く?
そのほか、最新のイベント情報はイベントカレンダーをご覧ください。
2015年7月掲載