Science Tokyo-AYSEAS デラサール大学 2024年8月27日~9月6日

Science Tokyo-AYSEAS デラサール大学 2024年8月27日~9月6日

留学時の学年:
B2
東工大での所属:
工学院システム制御系
留学先国:
フィリピン
留学先大学:
デラサール大学
留学期間:
2024年8月27日~9月6日
プログラム名:

プログラム概要

本プログラムは、参加学生が、国籍・言語・文化・専門を異にする者同士でのインタラクションを通じて国際的活動をする上での素養を養い、将来、グローバルリーダーとして世界で活躍できるような力を養うことを目的としています。参加学生は、企業や公的機関など海外の複数の現場を見学することで、自身の専門分野だけでなく多様な角度から現地社会を見る機会を得ることができました。 2024年の開催地はフィリピンでした。8月27日から9月6日までの計10日間。合計25名の学生が日本、タイ、フィリピン、ベトナムから参加しました。

デラサール大学訪問

今年度はデ・ラサール大学がホスト校を務めてくださり、活動拠点として使わせていただきました。ここでは、キャンパス巡りや、各国の学生同士で準備してきた文化交流の出し物をしました。残念ながら天候に恵まれず、最終プレゼンテーションに向けたグループワークはホテルで行うこととなりましたが、デ・ラサール大学には本当に大変お世話になりました。海外の大学の雰囲気を知ることができ、大変貴重な経験となりました。

企業・研究所訪問・講義

EPSON PRECISION (PHILIPPINES) INC.、TOYOTA MOTOR PHILIPPINES CORPORATION、Philippine Space Agency、Advanced Science and Technology Instituteを訪問させていただき、大変貴重な経験を得ることができました。また、国連難民高等弁務官事務所のご担当者様からお話を伺う機会をいただき、国際的な取り組みや課題に関する深い理解を深めることができました。各機関における最先端の技術や実際にグローバルリーダーとして活躍されている方々に大変感銘を受けました。

フィリピン観光

プログラム中の土曜日は全員でタガイタイに観光に行き、日曜日は自由時間としてマニラを現地学生に案内してもらいました。
タガイタイは火山地域で、とても自然豊かなところで気持ちよかったです。お昼には火山帯一帯が見渡せるレストランでフィリピン料理を頂き、心地よい生演奏とともにおいしい食事を楽しみました。
日曜日には、マニラ市内の国立博物館とスペイン植民地時代の町並みが残るイントラムロス地区を観光しました。イントラムロスでは、本格的なスペイン料理を食べ、サン・アグスティン教会という世界遺産の教会も見学しました。スペインのおしゃれな街並みがまだ残っており、とても美しい町でした。日曜日の観光は大きく2つのグループに分かれていたのですが、夜にはBGCエリアに全員が集まり、日本の居酒屋で夕食を食べました。日本の食文化も紹介し、週末の観光を振り返りながらとても楽しい夜となりました。

学生交流・フィリピンでの生活

プログラム中はもちろんのこと、一日の活動が終わった後の自由時間まで、常に共同生活をしていたこともあり、交流は非常に盛んでした。ルームメイトだけではなく他の部屋の学生たちも誘ってみんなでご飯を食べに行ったり遊びに行ったり自由時間もとても充実した時間を過ごせていました。
夕食の際は、フィリピン料理はもちろんのこと、それぞれの国の料理を食べてお互いの食文化を体験したり、くだらない話で盛り上がったりして笑顔の絶えない時間でした。また、タクシーを使ってショッピングモールへ行き、ボーリングなどのアクティビティも共に経験し、プログラムの活動内外関わらず新しいことを経験出来てとても新鮮な気持ちでした。

執筆者のリアルな感想

このプログラムに出発する前は、たった2週間のプログラムで一体何か得られるものはあるのか、と少し疑心暗鬼になっていた自分がいました。しかし、そのような不安は2週間のプログラムを経てすべてなくなり、本当に行ってよかったと思いました。学年や年齢も関係なく、何か新しいことに挑戦してみたい、海外の生活に少しでも興味がある方には強く勧めたいと思います。
私がこのプログラムで感じたことは数えきれないほどあるのですが、強いて一つ挙げるとするならば、自分に対する自信を持つことが本当に大切だということです。
海外の学生たちは、自分の中で軸や考えがしっかりしており、全く恥じることなくそれらを発信することができると感じました。特にプレゼンに向けたディスカッションの場面や、企業訪問の際の質疑応答の時間では海外の学生たちは我先に、と自分の意見を述べている姿がとても強く印象に残っています。話している言語は母国語ではない英語であるため、自分の伝えたいことが上手に伝えられない不安などを日本人は強く感じてしまいがちですが、海外の学生はそのようなことは全く感じさせず、常にありのままの自分を表現していました。ディスカッションの中で、そのような姿を見ていると自然とつられて自分も恐れることなく英語で意見を述べることができるようになっていました。そのような積極的な姿勢は、周りを巻き込み相乗効果となってお互いにとっての利益がとても大きくなることを実感することができました。このプログラムで自分の語学力の向上もとても実感することができたのですが、それは海外の学生たちの何事も恐れずに挑戦する姿勢に負けじと英語を話し続けたからだと思います。このような精神的な成長を経験することができたことが自分の中でこのプログラムに参加してよかったと思う要因です。

フィリピンで過ごしたこの2週間は、人生の中で一番濃かった2週間といっても過言ではありません。その時その瞬間に起こる出来事すべてが新鮮でかつ刺激的でした。このような素晴らしい経験を与えてくださったこのプログラムに携わったすべての先生方、学生に心から感謝を述べ、このレポートの終わりとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。

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