国際交流
国際交流
東京工業大学は「2030年までに世界トップ10に入るリサーチユニバーシティを目指す」という目標を掲げました。東工大にはすでに世界トップレベルの研究分野が複数あり、さらなる研究基盤の形成、研究支援の強化、および、国際共同研究を推進し、研究力強化を進めています。しかし、研究が世界トップレベルであれば、本学の目標が達成できるわけではありません。研究と教育は大学の両輪です。「世界トップレベルの教育」を実現できてこそ、目標に到達できるのだと考えています。だからこそ、「教育改革」が必要なのです。
東工大は、2014年現在、創立135周年を迎える2016年4月のスタートに向けて、新しい教育システムの構築を進めています。学部・大学院一貫教育により、グローバル社会で活躍する修士、世界トップレベルの研究者・リーダーとなる博士の輩出を目指します。
東工大には日本全国から非常に優秀な高校生・受験生が入学してきます。その優秀な学生の能力を十分に伸ばす教育、学生たちが自分の将来像を描きながら必要な専門力や教養を自ら学び取ることができる、世界トップレベルの教育システムをこの教育改革で実現します。
東工大の「教育改革」では、カリキュラムの全面見直しやシラバス(授業内容)の世界公開、教授法の改善などを実施し、「教育の質」の向上を目指しています。世界トップレベルの大学の教育と比肩する教育システムを実現し、海外の大学との単位互換制度を整えます。学生は修士までに短期間の海外留学を経験し、さらにより長期間の海外経験を積めるようなカリキュラムを整備します。
そして、海外から多くの優秀な留学生や研究者が集う国際的な拠点として、研究教育の国際交流を促進させます。例えば、ノーベル賞級の教員を招き、講義やディスカッションを通じて学生に国際的な感覚を身に付けさせるなど、グローバルなキャンパスを目指します。
すでに世界トップレベルの評価を得ている海外の大学は、どのような理念で、どのような教育を実践しているのか。それら先例から、東工大に適したシステムや教授法は何かを考える機会を設けました。
東工大は、創立135周年を迎える2016年4月のスタートに向けて、新しい教育システムの構築を進めています。
「教育改革国際シンポジウム」では、本学の教育改革の内容を紹介するとともに、理工系分野で世界トップレベルのマサチューセッツ工科大学(MIT)ならびにカリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)から教育責任者を招き、それぞれの大学の教育理念や教育システムのベストプラクティスをご紹介いただきます。
講演に続いて、東工大、MIT、UCバークレーの3大学と産業界の方々などを交えたパネルディスカッションを行い、今後の人材育成の考え方、教育手法の変革、大学間連携、政府や産業界との関係など本シンポジウムのテーマである世界トップレベルの理工系高等教育システムのあり方について多角的な討論を行います。
日 時 |
3月14日(金) 13:45~(13:00開場) |
場 所 |
大岡山キャンパス 70周年記念講堂 |
※参加費無料、要事前申込み ※日英同時通訳付き
13:45~13:50 |
開会挨拶 三島 良直 東京工業大学 学長(当時) |
13:50~14:00 |
来賓挨拶 山中 伸一 文部科学省 事務次官 |
米国大学の教育システム |
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14:00~14:30 |
エリック グリムソン マサチューセッツ工科大学 副総長 (学術振興担当) |
14:30~15:00 |
ロナルド グロンスキー カリフォルニア大学バークレー校 学長特別補佐 (国際連携担当) |
東工大の教育改革 |
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15:00~15:30 |
三島 良直 東京工業大学 学長(当時) |
15:30~15:45 |
<休憩>
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パネルディスカッション |
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15:45~17:30 |
「世界トップレベルの理工系高等教育システムのあり方」
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エリック グリムソン
マサチューセッツ工科大学
副総長 (学術振興担当)
三島 良直
東京工業大学 学長(当時)
ロナルド グロンスキー
カリフォルニア大学バークレー校
学長特別補佐 (国際連携担当)
北城 恪太郎
日本アイ・ビー・エム株式会社 相談役
学校法人国際基督教大学 理事長
ケリーナ クレーグ・ヘンダーソン
米国国立科学財団 (NSF)
東京オフィス 事務所長
庄山 悦彦
一般社団法人蔵前工業会 理事長
株式会社日立製作所 相談役
参加をご希望の方は以下の必要事項を明記の上、下記宛先まで電子メールにてお申し込みください。
お申し込み締切: 3月12日(水) 17:00 (定員になり次第締め切らせていただきます)
※複数名でご参加の方は全員の情報をメールに記載の上、お申し込み下さい
※車での来場はご遠慮ください
総務部企画・評価課 国際シンポジウム担当
Email: int.symposium@jim.titech.ac.jp
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2014年2月掲載