キャリア教育プログラム
キャリア教育プログラムは、2023年度以前に入学した学生向けのプログラムです。
2024年度入学生より、全学を対象としてアントレプレナーシップ教育が開始されています。
キャリア教育とは
社会において「何を(what)して生きていくか」を学ぶ専門教育、「何のために(for what)生きていくか」を考える教養教育とあわせて、「どのように(how)生きていくか」を考え、それに必要な能力を身に付けるための科目をキャリア教育として提供しています。理工系人材として、東京科学大学(理工学系)の大学院生ならではのキャリアを考えるための科目を提供しており、特に修士課程、博士後期課程及び専門職学位課程では、キャリア教育のカリキュラムを学修します。
例えば、自分のキャリアデザインを考える講義、インターンシップ科目、企業人、起業経験者、NPO活動従事者など多彩な講師によるキャリア開発講義、教育経験や他機関での研究実践、マネジメント実践の科目などがあります。アントレプレナーシップ教育機構キャリア教育実施室(旧イノベーション人材養成機構)が理工系人材全般の共通的な科目を実施します。専門分野との関連性も考慮した科目は、学院と協力して開講します。
全てのキャリア科目(キャリア科目対応科目を含む)には、単位数に加えて、対応するGA(Graduate Attributes)が定められています。GAは、求められる能力や知識を定義するものであり、キャリア教育の実効性向上に資する目的で導入されました。学生が各課程において定められたGAを満たすようにキャリア科目を履修することにより、それぞれの描くキャリアパスに向けた能力を充分に身に着けることを目指しています。
修士課程・専門職学位課程
実社会で活躍する理工系人材と期待されている大学院生に、基本的なキャリア感を育成し、方法論などを学ぶ科目があります。就職する学生にも、博士後期課程へ進学する学生にも役に立つ内容で構成しています。
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修士課程学生に求められる知識と能力(Graduate Attributes) |
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GA0M |
自らのキャリアデザインを明確に描き、その実現に必要な能力を、社会との関係、倫理を含めて認識できる |
GA1M |
自らのキャリアデザインを実現するために必要となる知識・スキル、倫理、アントレプレナーシップ等を修得し、他者と共同して課題解決に貢献できる |
【参考】2021年度以前入学者に適用されるGraduate Attributes
C0M |
自らのキャリアプランを明確に描き、その実現に必要な能力を、社会との関係を含めて認識できる |
C1M |
学術・研究における誠実性について理解し、自身の専門能力を学術・科学技術の発展に活用し、専門能力が異なる他者と共同して課題解決に貢献できる |
博士後期課程
アカデミアを目指す学生、産業界を目指す学生、それぞれが、新たな学問領域や研究領域の開拓をリードする人材となることを期待し、様々な科目を開講しています。
基礎的な知識やスキルを学ぶ科目のほか、各学生のキャリアプランや関心に対応する研修科目(インターンシップ、海外研修、ティーチング、プレゼンテーション等)があり、社会に貢献する人材の育成を目指します。
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博士後期課程学生に求められる知識と能力(Graduate Attributes) |
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GA0D |
自らのキャリアを明確にデザインし、アカデミア・産業界の構成員として活躍するための知識・スキル、社会的責任、倫理等を包括的に理解して、イノベーション実現に貢献できる |
GA1D |
自らがデザインしたキャリアを実現するために必要な高度なリーダーシップ、アントレプレナーシップ、知識・スキル、社会的責任、倫理等を身に着けることで、イノベーションの実現を主導できる |
【参考】2021年度以前入学者に適用されるGraduate Attributes
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アカデミックリーダー教育院(ALP)選択者 |
A0D |
自らのキャリアプランを明確に描き、アカデミアの分野でその実現に必要な能力を自己修習できる |
A1D |
現象の本質を見極め、学問の奥義を究めて、新たな学問領域・研究領域の開拓をリードできる |
A2D |
社会における学術の位置づけと責任ある研究活動の概念を理解し、ステークホルダーたる社会の構成員に学術の進展を適切に説明できる |
A3D |
研究者が担う役割と社会的責任を理解し、教育機関等において、学術に興味を持たせ、新たな学問領域・研究領域の開拓を担う後継を育成できる |
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プロダクティブリーダー教育院(PLP)選択者 |
P0D |
自らのキャリアプランを明確に描き、産業界等でその実現に必要な能力を自己修習できる |
P1D |
社会のニーズを的確に捉えて課題を見出し、責任ある研究活動を実践する上での法令・規則やポリシーに関する知識を持ち、将来の科学技術の発展をリードできる |
P2D |
異なる専門性・価値観を有するメンバーからなるチームを率いて、社会に新たな価値を生み出すもの・ことを創造できる |
P3D |
技術者が担う役割と社会的責任を理解し、プロジェクトを通して次世代の社会や産業の発展を担う後継を育成できる |
(2021年以前入学者向け)2022年度以降に履修するキャリア科目のGA(Graduate Attributes)について
オリエンテーション情報
資料(2023年9月作成)
アントレプレナーシップ教育機構キャリア教育実施室のキャリア科目
キャリア科目には各コースが開講する自コース学生用の科目と、キャリア教育実施室が開講する全学用の科目があります。
開講されているキャリア科目全体は下記のページをご覧ください。
2023年度以前入学生向けの「キャリア科目とアントレプレナーシップ科目読替一覧」も確認できます。
- キャリア教育実施室で開講しているキャリア科目一覧は下記をご覧ください。
履修にあたり特別な申請等が必要な科目 (※詳細は各科目シラバス参照)
活動報告
- (2024.8.15)博士後期課程の学生7名が附属高校で授業を実施
- (2024.7.3)英語による「中長期インターンシップ情報交換会」を実施
- (2024.3.29)「修士課程学生向け 外部資金獲得のための申請書作成講座 」を開催
- (2024.3.29)「独立行政法人・国立研究開発法人等業務説明会」を開催
- (2024.3.29)博士キャリアセミナー「東工大博士の先輩が語る私のキャリア設計」を開催
- (2024.3.29)2023年度「Dr’s k-meet」を開催 ~ポスターセッションで博士後期課程学生28名が自己アピール~
- (2024.3.6)大塚製薬㈱の協力により博士後期課程学生を対象としたPBL(Project Based Learning )集中講義を実施
- (2023.6.28)「中長期インターンシップ情報交換会」を開催
- (2023.4.26)京セラ㈱の協力により博士後期課程学生を対象としたPBL(Project Based Learning )集中講義を実施
- (2023.3.9)国家公務員および独法・国研に関するキャリアセミナーを開催
ニュース・お知らせ
2024.4.11 |
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2024.1.9 |
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2023.5.9 |
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2023.3.30 |
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2023.1.26 |
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2022.8.26 |
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2022.5.20 |
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2022.3.25 |
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2021.10.14 |
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2021.9.22 |
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2021.8.30 |
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2021.8.4 |
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2021.7.19 |
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2021.6.30 |
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2021.6.4 |
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2021.6.4 |
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2021.5.14 |
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2021.5.6 |
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2021.4.20 |
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2021.4.13 |
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2021.4.13 |
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2021.3.25 |
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2021.3.25 |
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2021.3.4 |
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2021.2.18 |
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2021.2.18 |
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2021.2.8 |
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2021.1.6 |
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2020.12.16 |
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2020.10.9 |
※その他、在学生向けのキャリア・就職支援に関する情報の一覧ページも合わせてご覧ください。
関連リンク
イノベーション人材育成マッチングシステム
イノベーション人材育成マッチングシステム(以下IDM)は、産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)に加盟する民間企業が募集する中長期の研究型インターンシップについて、東京科学大学を含む会員大学との間でオンラインマッチングを行うシステムです。
IDMには、常時多数の研究型インターンシップのテーマが掲載されています。テーマを参照するためには、下のシステム利用の申し込みのリンクからIDMのアカウント登録をしてください。IDMに登録した際には、必ず同時に下記の「イノベーション人材育成マッチングシステム(IDM)登録シート」に可能な範囲で記載の上、キャリア教育実施室に送付してください。インターンシップのマッチングには、キャリア教育実施室担当教員のサポートが必要ですので注意してください。