TASTE 海外短期語学学習(英語)夏派遣 ワシントン大学 2019年8月26日~2019年9月13日

留学時の学年:
学士課程3年
東工大での所属:
工学院 電気電子系
留学先国:
アメリカ合衆国
留学先大学:
ワシントン大学
留学期間:
2019年8月26日~2019年9月13日
プログラム名:

留学先(参加プログラム/受入れ機関)の概略

アメリカ合衆国ワシントン州シアトルにある州立大学であるワシントン大学で3週間STEP Language and Cultureのプログラムに参加しました。初日に行われた筆記、スピーキングのテストによって決まった20人弱のクラスで毎日3時間の授業を受けました。8月の終わりからという期間だったこともあり、Language and Cultureは韓国人、中国人の学生が数人いるのみで日本人の学生がほとんどでした。

キャンパスはとても広く、東工大以上に自然が豊かで、歩いたり、芝生の中のベンチに座っているだけでリフレッシュできるような場所です。学内には図書館、学食が多くあり、学生生活をするにはすごく良い環境であると思います。また、学校付近には飲食店、本屋、スーパー、ショッピングモールなどがあるため、生活に困ることはありませんでした。

留学先での授業内容

初日にテキストは配られましたがほぼその教科書は使わず、先生が質問を投げかけ生徒が積極的に参加する授業形式で、最終週には3,4人のグループでのプレゼンテーションがありました。

プレゼンテーションのテーマはアメリカ人の生活習慣についてグループごとに自由に決め、決めたテーマについて10人以上のアメリカ人の方々にインタビューをした内容をパワーポイントにまとめて発表しました。私たちのスターバックスがシアトル発祥であることから、シアトルに住む人々がどのようにスターバックスを利用しているかを調査しました。授業中にはインタビューをするときにどんな質問をするか、どのように話を広げるかを話し合ったり、インタビュー結果の考察をする時間しか与えられなかったので、データの整理やパワーポイントは分量が同じくらいになるよう分割し授業時間外にそれぞれ進めていました。

授業ではプレゼンテーションに関係するグループワークを行なっていたほか、映画を見たり、アメリカ英語のスラングについても学びました。また、座学だけでなく学内を案内してもらったり、近くの街へアクティビティに行ったりもしました。

留学先での課外活動

学校側が開催するアクティビティが週2回授業後の午後に行われていて、任意参加ではあったが多くの学生が参加しており、私もほぼ参加しました。パイクプレイスマーケットやベインブリッジ島などに行くことができました。学内の待ち合わせ場所に集合し、皆で移動した後は自由行動、自由解散という形が多かったので、アクティビティの目的地の観光が終わった後、友達と近くの観光地やレストランに行っていました。

留学から何を学び、それを今後どのように活かしたいか

英語の上達だけでなく3週間海外の同じところで暮らすことで他国の文化に触れ、視野を広げることを目標に留学に向かったのですが、3週間という短い滞在にしては達成できたかと思います。今まで海外のいろいろな国に行ったり、3週間以上海外にいることはあったけれども、それらは全て旅行であり、今回は全く違う体験ができ、この期間は濃密なもので経験することができて良かったと心から感じます。

まず、大学での授業について、今まで日本で受けていた授業はあまり自分から発言をしたりアクションをしたりすることがなく、海外の形式の授業を受けるのは今回が初めてだったため、初めはいつ当てられるかひやひやしながら受けていましたが、途中からはそれにも慣れて楽しみながら授業に向かうことができたと思います。しかし、先生がクラス全体に問いかけて何を答えるべきかわかっていても答えるのを躊躇ってしまい、先生に直接聞かれてから答えるということが多かったので、自分の成長のためにももう少し授業内で発言など積極的にできたら良かったと考えました。日本の授業形式よりも海外の授業形式の方がクラス全員が参加でき、アクティブな授業が生まれるでしょう。もし次このような授業を受ける機会があったら疑問を持ったらすぐに質問したり、もっと積極性を持って授業を受けたいと思います。プレゼンテーションではもともと少し考えていた原稿だけを読み上げたりするだけでなくその場で考えながら自分の分担を終わらせることができ、その結果グループ全体としても良いプレゼンテーションに仕上げることができ、とても達成感を感じました。

日常会話では、1人で考えているときには頭の中で英文を簡単に作ることができるのに、いざ人と対面で話すとなるとそれができなくなってしまう、というのが私の課題でしたが、今回の留学中に英語をアウトプットする機会が多かったからか、前よりは英語が口から出てくるようになりました。日本に帰ってからもせっかく作り上げた英語脳を衰えさせないように口で話す練習をしていきたいと思いました。

留学前の準備

東工大の夏季留学のページでワシントン大学に留学することに決め、そこからはワシントン大学のページでSTEP、寮の申し込みを行いました。STEPと検索すればワシントン大学のページが出てきて、そのページもわかりやすかったため、申し込みは簡単でした。申し込みはできたものの、ワシントン大学からのまえもった情報が少なく不安でしたが、行ってみたら解決しました。

航空券についてはマイルが貯まっていたため全て特典航空券で取りました。
英語の勉強は留学に行くからという理由の特別なことはしませんでした。

留学費用

  • 航空券 32000円 (燃料費)
  • 授業料 187000円
  • 生活費 80000円
  • 住居費 90000円
  • 保険料 15000円
  • 通信料 5000円

奨学金は受け取りませんでした。

留学先での住居

大学内の寮に住んでいました。クラスの2/3ぐらいが寮に住んでいたように思います。1人部屋で、部屋にバス、トイレはなく共用でした。食事はついていなかったけれど共用の電子レンジがあったので、友達とスーパーに行ってデリを買って温めて食べたりしていました。私は日本からパックのご飯を持って行っていたのですが、スーパーに行くのが面倒なときに食べることができて重宝しました。

寮にいることでクラスが違う友達もでき、そこから友達も増えました。午後から夜まで長い時間行動を共にすることによって交流を深めることができたのが一番大きなメリットだったと思います。寮だったため週末に束縛がなく、寮の友達とカナダに2泊3日の旅行に行ったり、アウトレットに行くことができました。

留学先で困ったこと

特にありません。

留学を希望する後輩へアドバイス

シアトルは自然も多く海外にしては治安も良く、あまり観光だけの目的で行くところではないと思うので、この機会に行ってみるのが良いと思います。行く前は3週間なんて短いと思っていましたが、実際行ってみると思っていたより濃い3週間を過ごすことができました。

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