TASTE 海外短期語学学習(英語)夏派遣 2023年6月28日~7月25日

TASTE 海外短期語学学習(英語)夏派遣 2023年6月28日~7月25日

留学時の学年:
B3
東工大での所属:
工学院システム制御系
留学先国:
カナダ
留学先大学:
ウォータールー大学
留学期間:
2023年6月28日~7月25日
プログラム名:

留学先の概略

留学先はウォータールー大学の付属のRenison University College である。ウォータールー大学は、オンタリオ州ウォータールー市に本部を置くカナダの州立大学で、カナダを代表する理工学中心の大学である。開学当初から数学とコンピューターサイエンス分野に力を入れている。Renison University College のELI(English Learning Institute)はでは第二母国語としての英語のプログラムを二種類提供している。

留学先での授業内容

週に25 時間、一日に5 時間の授業を行った。授業は4科目あり、Integrated Skills(リーディングやライティングを主に行う)、Cultural Studies(カナダの文化を学ぶ) 、Listening and Speaking(リスニングやスピーキングを主に行う)、Presentation Skills(プレゼンテーション)である。例えば、月曜日は9:00~11:30(Listening and Speaking)、13:00~15:30(Presentation Skills)、木曜日は9:00~11:30(Integrated Skills)、13:00~15:30(Cultural Studies)はという授業の進め方である。
・Integrated Skills
この授業では、文法やリーディングスキル、ライティングスキルを学んだ。また、essay を書く課題もあり、話題はGM (Genetic Modification)であった。この話題に関して、科学的な資料をGoogle Scholar を用いて集めて、自分の考えをまとめた。この作業は大変だったと同時に、達成感も得ることができた。
・Cultural Studies
この授業では、カナダの文化に触れ、自国の文化との違いを感じることができた。また、この留学を通して、自分のvlog をつくる課題もあり、非常にユーモアのある授業であった。
・Listening and Speaking
この授業では、リスニングやスピーキングに重点を置いていた。発音の練習をしたり、ディベートも行ったりした。また、TED 等の動画から、リスニングの強化を測ったり、世界各国の人の発音を聞いて、各国の訛りを理解することで、リスニング力の向上を目指した。
・Presentation Skills
この授業では、最終プレゼン(about my hometown)に向けて、重要なポイント(例えば、話し方、スピード、ハンドジェスチャー)などを学んだ。最終プレゼンでは、5~8 分の自分の故郷に関するプレゼンテーションをして、二つの質問を受けるという内容だった。

留学先での課外活動

St Jacobs Market という市場に行った。そこでは、生の野菜や果物が売られていたり、メープルシロップも安く売られていたりと、活気あふれる市場である。また、トロントにスクールバスで行った。CN タワーに行き、その後は自由行動で、夜ご飯時に再集合という形であった。トロントには多くの観光スポットがあり、少ない自由時間ですべてを回るのは不可能なので、いくつかに絞り、休日に再度トロントを訪れた。そして、ナイアガラの滝にも行った。ナイアガラの滝は圧巻だが、周りにほかの観光スポットがあまりなかったので、滝周辺をぶらぶら歩いたりしていた。

留学から何を学び、それを今後どのように活かしたいか

英語を話す際には、英語を文法通りに完璧に話せる必要はないと感じた。また、相手に伝えるにはハンドジェスチャーが非常に大切であると感じた。私が言いたいことが言えなかったときに、ジェスチャーで伝えることで、相手に伝わったことから、コミュニケーションのためのツールはたくさんあって、その一つが英語であると学んだ。
今回は4週間という期間のプログラムで、一日5時間みっちり英語を使ったので、一日の疲労度は高かったが、それだけ自分が少しずつ成長していることを実感できた。課題も毎日出て、非常にタフだったが、その多くは、オーディオによる提出で、レポート形式の提出は少なかった。
それだけ、英語は実際に話すことが大切なのだろうと感じた。留学には、スピーキングとリスニングが一番大切であると感じた。その理由は、海外の人々とのコミュニケーションが不可欠であるからである。また、私にはリスニング能力が低いと痛感した。海外の友達に何回も聞き直すこともあった。また、各国ごとの英語の発音の仕方が違うことも知り、正解の英語はないとわかった。彼らの違った発音も聞き取ることが難しかったが、非常に勉強になった。
クラスは全部で5 個あり、私は上から2個目のクラスに所属していたが、ほかの生徒は、非常に優秀で自分の非力さを感じた。彼らは聞き取り能力と語彙力があって、文章がスラスラ出てきている印象を受けた。彼らと話していて、「自分もこの単語習ったのに出てこないな」ということがよくあった。したがって、覚えた単語量は彼らとあまり変わらないが、アウトプットの練習が足りていないとわかったので、これからは、覚えた単語をすぐに使ってみることを実践したいと思う。
また、一か月の留学生活を通して、コミュニケーション能力が高まったような気がする。日本にいるときは、ほかに何かをしながらでも話が聞き取れたので、相手の目を見ずに会話をすることも多かったが、留学中は英語を聞き取ることに精いっぱいだったので、相手の目を見て、しっかり理解しようと努めていた。したがって、コミュニケーションに大切な要素である相手の目をみて受け答えするという当たり前のことが大事であると感じた。

留学前の準備

留学情報館のスタッフの方との複数回にわたる面談・英会話・留学先の方とのメールでのやり取り

留学費用

渡航費 約25 万円
プログラム参加費(生活費・住居費) 約40 万円
奨学金 8 万円

留学先での住居

寮 ルームメイト 韓国人の大学生

留学を希望する後輩へアドバイス

よく雨が降ったので、傘は持っていくことをお勧めします。
初めは不安ですが、自分から積極的に話しかければ、必ずほかの生徒も快く応えてくれます。



この体験談の留学・国際経験プログラム情報

他の関連する体験談