TASTE 海外短期語学学習(英語)夏派遣 ウォータールー大学 2017年7月3日~2017年7月28日

留学時の学年:
学士課程3年
東工大での所属:
工学部 無機材料工学科
留学先国:
カナダ
留学先大学:
ウォータールー大学
留学期間:
2017年7月3日~2017年7月28日
プログラム名:

留学先(参加プログラム/受入れ機関)の概略

English for Successはカナダのオンタリオ州ワーテルロー大学付属レ二ソン大学で開講される4週間の短期夏季プログラムである。スピーチ、リスニング、ライティングの英語力だけでなく英語のイマージョン環境でプレゼンテーションやコミュニケーションスキルを向上させることを目的にしている。授業は初級から上級まで4段階に分けられ、週25時間計100時間行われる。その内訳はプレゼンテーションスキル(週10時 間 )、リスニングスピーキング(週5時間)、総合スキル(週10時間)である。また寮にはプログラムのアシスタントが常駐し、授業時間外の勉強のサポートも得ることが出来る。

留学前の準備

留学を控えた一か月前に気胸を発症してしまったため、体調面に関しては人一倍気をつかって生活を行った。

留学中の活動及び感想

自分が留学を行ったのは日本の大半の大学が授業を行っている7月ということもあり、7月からの日本人参加者は自分一人であったことが分かったときは強い不安を感じていました。しかし、留学の四ヵ月前にスペイン、二ヵ月前に香港を訪れるなどして現地の簡単な挨拶を覚えていたことが幸運となってプログラム開始日から多くの友人を作ることができました。留学中は仲の良い友人たち、メキシコ人の言葉を借りればFamilyと一緒に宿題を行い、バーに行き、そして近くの街まで遊びに行くなどとても楽しい日々を送ることが出来ました。誕生日がプログラム期間中にあったのですが、あんなに盛大に祝ってもらったことは忘れることが出来ないと思います。彼らには感謝してもしきれないと今でも思っています。また日本人が自分だけというのは自分にとってとても良い状況であったと今では思っています。どこの国の人で も自分と同じ出身国でグループを作り母国語で会話しているのをよく見かけました。たぶん自分も他に日本人がいればそうであったと思います。しかし自分は日本人一人であったため同じプログラムだけでなく違うプログラムを含めた様々な人と関わることが出来ました。そのためか最終日のセレブレーションパーティーでは修了生の代表としてスピーチをさせていただく機会を得ました。これも貴重な経験であったと思います。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

海外によく行くこともあり、英語での会話に対する苦手意識などはもともと希薄でありました。
しかし海外の大学生と一か月も同じ屋根の下で暮らすというのは自分の英語力を確実に向上させたと思います。また、様々な国の学生との会話の中で自分がいかに学生生活を浪費しているのかを強く意識しました。隣国の中国や韓国の学生がいかに勉強を必死にやってきたのか、いかに勤勉であるのかを知ることで、危機感のようなものを感じました。この留学で得られた経験から、自分の今までの怠慢を反省し再び勉学に取り組む意識を取り戻したのは最大の成果であると思います。

留学費用

航空券は気胸の影響で直前にとったため16万円ほどと高くなってしまいました。プログラムは3300CDAほどで、そのうち8万円を奨学金から出してもらいました。

留学先での住居

プログラムの申し込みと同時に申し込んだ大学内の寮で生活を行いました。ルームメイトはメキシコ人で、カンクン出身であったので英語は堪能でした。ただ彼はたまに女子を部屋に連れ込むのでそれには驚かされました。寮内には洗濯機や乾燥機など生活に必要な家電は全て揃っているため寮を出なくても生活をすることは可能です。また歩いて行ける距離に大きな スーパーと酒屋があります。洗剤など寮内で買えないものはそこで購入が可能です。

留学先での語学状況

留学先では当たり前ではありますが英語を使用していました。気胸によって留学前の語学力を図るための試験を受けられなくなってしまったので具体的な語学力はわかりませが、参考までに自分の学部一年生のころのTOEICの点数は560点でした。

単位認定(互換)

単位認定は2単位分行う予定です。

留学経験を今後、どのように活かしたいか

留学自体からも様々な経験を得られましたが、そこで得られた友人からもとても貴重な経験を得ることが出来ました。プログラム終了してからも自分が北京を訪れたり、カナダ人が日本を訪れたりと関係は続いています。メキシコで地震が起こった時には電話がかかってきて状況を知らせてくるなど、世界をより身近に感じました。今後はこのような経験をさらに積極的に海外に出ていけるような、そして修士からは海外で研究できるよう な素地にしていきたいです。

留学先で困ったこと(もしあれば)

海外でも俗に言う飲みにケーションは存在します。自分はお酒が強くない人間でしたので、海外の人とお酒を飲むのは少し大変でした。

留学を希望する後輩へアドバイス

たとえ言葉が違っても同じ人間なので意思疎通することは難しくないと思います。特にこのプログラムは楽しみながら英語力をつけようという趣旨なので、引っ込み思案の人でもたくさんの人と喋る機会を得ることが出来ると思います。

この体験談の留学・国際経験プログラム情報

他の関連する体験談