派遣交換留学 清華大学 2018年9月20日~2019年6月25日

派遣交換留学 清華大学 2018年9月20日~2019年6月25日

留学時の学年:
修士課程2年
東工大での所属:
環境・社会理工学院 融合理工学系 地球環境創生コース
留学先国:
中華人民共和国
留学先大学:
清華大学
留学期間:
2018年9月20日~2019年6月25日
プログラム名:

留学先大学(機関)

清華大学 環境学院

留学前の準備

  • 研究との兼ね合い:自身が一年学年を延ばすためあまり意識しなかった。しかし帰国後の研究にいきるような授業を意識してとった。
  • 就職活動との兼ね合い:基本的に「内定」に対する面接は出来ないと考えて良い。自身も当初は6 月帰国の予定であったが、就職活動との兼ね合いで 2 月に変更した。ただ、インターン等の面接を留学期間中にSkype経由で何社かは行い、帰国後の就職活動に備えはした。
  • 留学先の情報取得:二度ほど留学経験の人に話は聞いたが正直あまり準備しなかった。ただ中国という特殊な環境下のため(ネット規制等)着いた当初はかなり後悔したので、これから行く人は注意してほしい。中国に行く学生に自身が心からオススメするアドバイスを「留学を希望する後輩へアドバイス」にまとめておくので参照して欲しい。
  • 中国語学習:少しは勉強したが発音が悪く、街中ではあまり理解されなかった。結局ほとんど英語および翻訳アプリ(Google翻訳)を駆使した。何とかなるがやはり勉強をしていったほうが良い。

留学中の勉学・研究

授業は 14 単位(5 講座)分を取得(一学期の上限は 20 単位)。研究室には所属しなかった。自身は月から水に授業を固め、週4休体制を作った。しかし、やはり固めずに適度に散らせば良かったと留学の後半には思ったので参考にして欲しい。

履修科目

履修科目

留学中に行った勉学・研究以外の活動

  • 遊び等:基本的に飲み・食事がメイン。自分は中国の友人が多く出来たため多くの所につれてってもらった。非常に充実していた。また日本および韓国の学生とも非常に仲良くなり非常に良い思い出が多い。
  • インターンシップ等:インターンシップとして中国の環境施設を何種類か回ったが、正直日本と比べるとクオリティーはかなり低いと感じた。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

やはり日本、そして世界の中でも異質の国を見て大きく価値観が変わったことだろう。実際に日本より進んでいる点も多い。目標として立てた「留学でしか出来ないことをする」は満足といっていいほど達成できたと思う。

留学費用

  • 渡航費:羽田から5万円ほど。
  • 生活費:日本より物価は一段階安い。日本人学生の平均で 5 万円程度。ただ、自身の場合は様々な所に行き、またインターネットショッピングもかなり利用し、あまり節約をしなかったため月平均にして10万円(=6000元)ほど使った。
  • 保険金:大学指定のもの。確か6万円ぐらい。
  • 奨学金:月6万円のJASSOの奨学金を。自身の場合は月12万円の奨学金を留学期間の変更により辞退しなければならなくなり大分減額になった。奨学金に関しては民間も含めかなり豊富にあるので調べた方がいいと思う。

留学先での住居

交換留学生は寮が確保されている。月4.5万円。掃除付きなので利用すべき。北京は東京よりも家賃が高いため、外に住もうとすると驚くほど高い。

留学先での語学状況

授業は全て英語。どこかの体験談に「授業は英語と聞いたのに中国語で行われていた」と書いてあったが今はそんなことはない。

単位認定(互換)、在学期間

在学期間を一年間延ばす予定である。また単位互換は現在検討中。

就職活動

不安であったため、留学前から就職活動を開始した。留学先では帰国後のインターンのためのSkype 面談等は 2-3 社行った。帰国後は他の人と同じく自身の希望に沿った所である数社を受験する予定。

留学先で困ったこと(もしあれば)

スマホ面である。自身は WeChat しかアプリを入れない状態で来た。非常に苦労した。少なくとも「手机百度」という中国の GooglePlay および VPN のアプリを 2-3 個は絶対インストールするべき。ただiPhoneは問題なく使えるので気にしなくて良い。

留学を希望する後輩へアドバイス

留学前準備に関してのアドバイスとして三点したい。

  • 一点目は「中国、特に北京に対する誤解」である。非常に安全である。スリ等は聞いたことがない。また、大気汚染もかなり改善された。基本的に全てが東京より安い値段で買えるため、「もの」に関する準備はあまりいらない。
  • 二点目は、健康診断およびワクチン。なぜか東工大生は皆「日中友好病院」で検査をしてからいく。私もそうした。そこでの費用は4万円。しかし、どちらにしろ、現地の保健所にいき「認定」を取る必要がある。その保健所でしてもらえば1万円未満で済む。現地でやるべきである。
  • 三点目はスマホ。中国はスマホ社会である。自身は古いスマホを持っていったが、かなり不便だった。スマホは最新版にしていくべき。現地で購入しても良い。(中国では日本の半分の値段で日本で買うよりも何段階か性能の高いスマホが買える)

非常に充実しており、胸を張り行って良かったと思える。自身は半年間であったが、今思えば一番ちょうど良かったかもしれない。ぜひおすすめしたい。

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