派遣交換留学 清華大学 2018年9月13日~2019年1月14日

派遣交換留学 清華大学 2018年9月13日~2019年1月14日

留学時の学年:
修士課程2年
東工大での所属:
工学院 機械系 エンジニアリングデザインコース
留学先国:
中華人民共和国
留学先大学:
清華大学
留学期間:
2018年9月13日~2019年1月14日
プログラム名:

留学先大学(機関)の概略

清華大学は、アフリカ、中南米、中央アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカなど本当に多様な地域から人が集まります。アジアにおいて多様な人材とともに、素晴らしい研究機関を味わい尽くすことができる、とても稀有な学び場です。

留学前の準備

清華大学に留学する前に、スペインのグラナダ大学に半年間留学していたので、スペイン留学前から、中国への留学を決めていました。スペイン留学前におおむねの準備を終わらせていたので、中国留学前はビザの取得以外は特にやっていません。1年間の留学を希望していたので、1年は卒業を遅らせました。

留学情報は主にネットで調べました。ただ、中国の情報は移り変わりがとても早く、時々参考にならないことがあるので、情報源の日時は詳しく見たほうがよいです。

留学中の勉学・研究

登録必要単位数があるので、興味があるものをはじめいくつか履修しましたが、単位は取れないけど、面白そうな授業に積極的に参加していました。

留学中に行った勉学・研究以外の活動

一帯一路研究会への参加、英会話クラブの発足と運用、卓球およびバトミントン同好会に参加、ハルビンに旅行、社会人交流会への参加、他大学の交流会など、留学ならでは、中国ならではの活動に積極的に参加しました。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

よくある質問で、留学を経て何か変わりましたかという風に聞かれるのですが、「私が変わったということはありません。」と答えます。言語と環境、文化が異なる場所での勉強や研究は、そんなに普段と変わりませんが、新しい環境や多様な人との出会いが私に自信を与えてくれました。

留学費用

渡航費は自費です。生活費、住居費、保険料など、奨学金によってまかなえる部分も多く助かりました。

留学先での住居

大学の提供する寮を利用しました。幸いにもルームメイトはなかったですが、オンラインでの寮の申請は早めにやらないと取れない可能性があることを留意してください。

留学先での語学状況

定番のパターン かもしれませんが、初めスピーキングに少し苦労します。しばらく するとスピーキングは慣れるので、あまり困ることはないと思います。次にリスニングに苦労します。リスニングは短期間では成長が見込めずに、心折れそうになると思いますが、気長に続ければ、相手がなにを言っているのかわかるようになります。もしくは、ある程度言葉がわからなくても、理解できて、通じるようになっていきます。文法は気にしなくていいですが、発音は少しだけ気を付けた方がいいと感じました。外国語で意思疎通できるようになるヒントは、なんでその外国語で意思疎通したいのかということを定義づけることだと思います。(つまり、目的と目標をごっちゃにしないこと)

単位認定(互換)、在学期間

半年間の留学でした。私は飽き性なので、半年の留学でちょうどよかったです。研究をしないのであれば、半年程度が最適のように感じます。

就職活動

中国は日本との繋がりも強く、また、中国語を話せる 人材を求めているので、自分の市場価値を上げる 手段として中国留学はとても良いと感じます。私は中国語を一切話せませんが、中国に留学したおかげで企業の方と話せる機会を頂いたり、就職活動における選択肢や出会いは多くなったと感じました。

留学先で困ったこと(もしあれば)

VPNを用意してください。そして、このアドバイスは1,2年で約に立たなくなり、そのうちに、中国政府検閲済みのVPNしか使用できなくなるでしょう。(たぶん、違う抜け道ができているかも)

留学を希望する後輩へアドバイス

留学のすばらしさは言語化できるものではありませんし、それを仮に言語化しても、表面的な表現にしかならない恐れもあるので細かいことは書きませんが、本当に大切なことは自分の潜在的な部分 に表れ ると信じていますので、「留学」という選択肢を考えているのであれば、するべきだと強く思います。(ただし、海外インターンシップの方が時間に対する中身の密度は濃いので、より濃厚な体験をしたいのであれば、そちらをお勧めします。)

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