派遣交換留学 南洋理工大学 2018年8月7日~2019年4月30日

派遣交換留学 南洋理工大学 2018年8月7日~2019年4月30日

留学時の学年:
修士課程2年
東工大での所属:
生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース
留学先国:
シンガポール共和国
留学先大学:
南洋理工大学
留学期間:
2018年8月7日~2019年4月30日
プログラム名:

留学先大学(機関)の概略

南洋理工大学は1991年に設立されたシンガポールにある国立大学であり、毎年1000人以上の留学生を受け入れるなど、国際色豊かな大学として知られる。

留学前の準備

大学院1年で1年留学することになり、また留学先の大学では研究を行わなかったので、教授と相談して、卒業を1年遅らせることにした。帰国後就職活動及び研究を始めている。

また、南洋理工大学のホームページから、学内の雰囲気などの情報を収集していた。ビザ、住居に関しては、留学決定後南洋理工大学からメールが送られてくるのでそれに沿って、申請をしていけば良い。私は幸運にも一人部屋に当選し快適に暮らすことができた。

留学中の勉学・研究

授業の登録は、南洋理工のマイページから登録を行う。私は、第二セメスターにBio Entrepreneurshipというバイオ産業に関連したビジネスプランを作成する授業をとっていた。異なる国籍・バックグラウンドが異なる人々と共に、作業をすることは、言語面なども含めてしんどかったが、なんとかやり遂げ、最終的に20組中1位のビジネスプランを作ることができた。この経験は日本ではなかなか経験することができないので、南洋理工大学に留学した人には、この授業を取ることを強くおすすめする。

  • Informational Biology:私の専門分野である膜タンパク質について多く扱う授業なので意欲的に勉強ができた。
  • Signal Process in Bio Systems:勘違いして専門分野と異なる授業をとってしまった。しかし、授業自体は楽しく、フーリエ変換のやり方など様々な新たな知識を得ることができた。
  • Bio Entrepreneurship:ビジネスプラン自体は一位となったが、発表中にスクリプトを読んで発表したので、個人として減点をうけてしまった。
  • Advanced Cell Biology:カンニングペーパー持ち込み可だったのだがそれが全く役にたたず、惨敗した。

留学中に行った勉学・研究以外の活動

セメスターの中間休みを利用して、東南アジア諸国を周遊した。シンガポールからとても安く行けるので、沢山東南アジアの国を周ることをおすすめする。私は、寮のソフトボールクラブに所属し現地の人とスポーツを通して交流を深めた。寮にはいくつかのスポーツクラブがあり、それに所属することで、現地の人と仲を深めるきっかけになると思う。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

上記の授業を通して、国籍・価値観が違う人々と英語を使って対等な議論を行い、最高のものを作ることができるという自信が芽生えた。また、世界中から集まる留学生と日々を過ごした経験から、様々な価値観に対する柔軟性を持つことができたように思う。

留学費用

  • 生活費月6万
  • 渡航費往復8万
  • 住居費月3万
  • 保険料15万
  • 旅行費など含め、トータルで180万程かかった。(学費除く)

留学先での住居

南洋理工大学は学内に多数の寮を抱えているため、自分で学外の住居を探す必要はほとんどない。寮の申込みは、南洋理工から来るメールに従って行えば問題ない。私は幸いなことに、ルームメイトなしの一人部屋に当選したが、留学生の多くは一人部屋に申し込んだにもかかわらず、落選し二人部屋に住むことになる人が多かった。

留学先での語学状況

留学前のTOEFL IBT 79点であったが、正直TOEFLの点数と会話が円滑に行えるかどうかは別物だと思う。実際私より点数がかなり高いが、私よりコミュニケーションを取るのに手こずっている人もいた。なので、できるだけ英語話者との会話の機会を多く持つこと、家で会話のための練習を継続して行うことが重要。

単位認定(互換)、在学期間

単位互換は行わない。在学期間は1年延長する予定。

就職活動

帰国後にインターンの準備を行っている。

留学先で困ったこと(もしあれば)

最初は語学力不足から、授業などについていけず困った。なので、日本にいる間にできるだけ語学力をつけてから留学に臨むとよい。

留学を希望する後輩へアドバイス

留学中に様々なことを経験することで、自分の新たな能力に気づいたり、様々な価値観を知ったりすることで、自らの人生の引き出しが増えます。なので、恐れずに様々なことにチャレンジしてください。

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