派遣交換留学 メルボルン大学 2017年7月15日~2017年11月29日

派遣交換留学 メルボルン大学 2017年7月15日~2017年11月29日

留学時の学年:
学士課程2年
東工大での所属:
工学院 経営工学系
留学先国:
オーストラリア連邦
留学先大学:
メルボルン大学
留学期間:
2017年7月15日~2017年11月29日
プログラム名:

留学先大学(機関)の概略

メルボルン大学は1853年に設立された総合大学でTimes Higher Educationの2017-2018年世界大学ランキングで32位、オーストラリア国内で1位に選ばれている。留学生の受け入れを積極的に行っており、留学生の比率は1/3を超える。また学部課程は3年と日本より短く卒論等もない。

留学前の準備

卒業を遅らさずに留学しようと思うと学部2年もしくは3年で留学するしかなく、就職活動や研究室所属等を考えると、比較的時間のある2年時に 留学してしまうのが一番いいと思い留学した。学部2年で留学しようと思うと系所属すら終わってない1年のうちから出願する必要があり、自分の志望する系に進める前提で、志望系の系長や留学生交流課の職員の方たちに相談しながら卒業に必要な単位を取りきれるように計画した。不確定な情報が多い中での準備だったのでかなり大変だった。メルボルン大学側への提出書類等の準備は向こうの大学のホームページを見ながらやった。わからないこともあったが向こうの大学の担当者の方にメールで聞くと親切に教えてくれたのでなんとかなった。ビザに関しては、基本的にすべてオンラインで手続きができるが、近年制度が少し変わり、日本人に対するビザ発行が以前より厳しくなったようで、高額な健康診断を求められたり、Genuine Temporary Entrant という欄に英語で2000 words以内でビザ受給の正当性の説明を求められるなど準備が予想以上に大変だった。渡航日の直前までビザがなかなか発行されなかったので肝を冷やした。ビザの手続きは大学からの受け入れ許可が得られ次第早急に始めることをおすすめする。住居に関しては「留学中に行った勉学・研究以外の活動」を参照。

留学中の勉学・研究

留学期間中はビジネス系の科目を中心に、申告できる最大単位数である50単位分の以下の4科目を申告した。

  • Principles of Finance
  • Principles of Marketing
  • Principles of Management
  • Going Places: Traveling Smarter

初回の授業を受けてみて、四つ目のGoing Places: Traveling Smarterが自分の想像していたオーストラリアの大自然を生き抜くサバイバル術を学べるような授業ではないことがわかったので、履修を取り消し、最終的に三つの授業を履修することになった。どの授業も大講堂での講義の形式であるLectureと少人数でのディスカッションベースのTutorialにわかれていた。Tutorialのクラスでのグループ分けでオーストラリア人だけのグループになってしまうと、彼らは一切手加減してくれずものすごいスピードで議論を進めてしまうので、僕は議論についていくだけで精一杯で意味のある発言等をできずに苦しかった。ただ、メルボルン大学には留学生も数多くいて、彼らの大多数もオーストラリア人と対等には議論できていなかったので、自分の中でネイティブと同じスピードで議論するのは無理だという諦めがつき、それからはある程度会話のテンポを下げてしまうが積極的に発言できるようになった。

留学中に行った勉学・研究以外の活動

留学中は大学のジムで週4日ウエイトトレーニングに励んだ。大学のジム設備がすばらしく、筋トレと合わせて増量もしたので驚くほど筋成長を促すことができた。渡航前と比べて体重を10キロ近く増やすことができた。また肉体面だけでなく、精神的な面でもインドで修行していたオーストラリア人の友人と一緒に朝、日の出とともに起床し瞑想していたので、充実した生活を送ることができた。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

渡航した当初は、なかなか友達もできず、周りに慣れ親しんだアジア人がおらず、毎日精神的に追い込んだ状態で必死に生きていた。なので、google検索で「留学つらい」等のワードで調べることによって同じような状況で頑張っている人の体験を読み自分を勇気づけるような弱気な行動をとることもあったが、気がついた頃には友達もでき、刺激的な毎日を楽しめていたので、自身の成長を実感した。

留学費用

留学費用は渡航費、保険料を除いて100万円程 かかった(あまり自炊をしなかったので他の人より高いかもしれない)。
住居費はAU 265$/week
物価が非常に高く、外食すると非常に高くつくので、自炊することをおすすめする。
Jassoから月7万円の奨学金をいただいていた。

留学先での住居

大学から自転車で30分ほどのところのあるMelbourne Polytechnicの敷地内にある Yarra Houseという学生寮に住んでいた。オーストラリアにいなくてもオンラインで申し込み可能なので簡単に入居できる。オーストラリアの地元の人が非常に多かった。

留学先での語学状況

基本的には英語ができる前提でことが進むので、英語ができないと苦労すると思う。自分はwritingが苦手だったので、レポートやエッセイの提出等で非常に苦労した。ただ、メルボルン大学には留学生が非常に多く、自国の言葉を話す人同士で固まってすごしているためか、英語があまりうまくない留学生は多かった。

単位認定(互換)、在学期間

1科目分申請予定。在学期間は延長しない予定。

就職活動

学部2年だったので就職活動については特に気をかけていなかった。シドニーで日英バイリンガル対象のキャリアフォーラムがあるらしく、オーストラリアに留学中の日本人の間ではポピュラーな模様。

留学先で困ったこと(もしあれば)

特にない。ネットで注文した荷物が一度届かなかったことぐらい。

留学を希望する後輩へアドバイス

留学に行くモチベーションは何であれ、チャレンジング な環境に身を置くというのは非常に有意義なことだと思います。特に自分の場合は目標があまり明確ではありませんでしたが、少なくとも行ってよかったし、また行きたいなと思えたので、もし留学に行くか悩んでいる人がいたら、是非頑張ってもらいたいなと思います。あと、自転車は行動範囲が広がるので買うといいと思います。

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