派遣交換留学 アーヘン工科大学 2018年9月4日-2019年8月31日

派遣交換留学 アーヘン工科大学 2018年9月4日-2019年8月31日

留学時の学年:
修士課程1年
東工大での所属:
環境・社会理工学院 融合理工学系 エネルギーコース
留学先国:
ドイツ連邦共和国
留学先大学:
アーヘン工科大学
留学期間:
2018年9月4日-2019年8月31日
プログラム名:

留学先大学(機関)の概略

アーヘン工科大学はドイツ有数の工科大学であり、ドイツ最西端のアーヘンに位置している。アーヘンはベルギーとオランダとの国境沿いにあり、異国情緒も感じられる。大学は日本のものとは異なり、キャンパスと呼ばれる大学区画は存在しない。代わりに町中に大学の建物が点在している。 町の中心部に市役所や大学施設が集中しており、その外部に学生寮や一般的な居住区が広がっている。アーヘン工科大学は 非常に数多くの留学生が 在籍しています。

留学前の準備

予てより留学に対する漠然とした憧れがありましたが、その一歩を踏み出せずにいました。4年生の 9月ごろにドイツのミュンヘン工科大学に交換留学していた先輩が帰国し、その方とお話することで、留学に対する認識を改めることが出来、一歩を踏み出すことが出来ました。

修士課程後半では他の研究機関で修士論文を進めることが当時から決まっていたので、1年間の留学はそれとは別のものと捉えたうえで 踏み出しました。事前に留学後の研究計画をある程度決めたうえで出発しました。

留学中の勉学・研究

留学中は授業履修を中心に過ごしていました。留学前は最初の半年に授業履修し、残りの半年で研究に挑戦する予定でした。しかし、現地に赴き研究室を決める段階で私の専門分野にマッチする研究室がないと知らされ研究は断念しました。事前にしっかりと調べた上で留学に臨めばよかったと後悔しています。授業は全体で 1 5 単位分ほど履修しました。慣れない英語での授業には非常に苦労しました。
また難易度的にも難しかったです。授業で取得できた単位はそのうち半分程度になってしまいました。

テスト日程が過密になっていたことと、日本からの友人との旅行でうまく時間をやりくりできなかった点が反省点です。取得できた単位はいずれも口頭諮問形式でした。東工大では経験したことのない形だったので非常に良い経験になったと思います。

研究室に所属しなった埋め合わせとして、自分が関心を抱いている研究者に面談するためにフィンランドはヘルシンキまで渡航しました。その分野の最先端の話を聞くことが出来、貴重な体験が出来たと思います。

学生全体は非常に意欲的に勉学に励んでいる人が多く見受けられ、常に感化され切磋琢磨して勉学に励むことが出来ました。

留学中に行った勉学・研究以外の活動

ソフトボールに精力的に取り組んでいました。元々野球をやっていたし、留学最初のオリエンテーションでスポーツを勧められたのもあり、挑戦してみました。ここでたくさんの友人に出会うことが出来たのが一番の収穫であったと感じています。ドイツでは競技人口が非常に少ないこともあり、アーヘンのチームはドイツ 2 位になることが出来ました。私自身もほぼ全試合出場できたので楽しかったです。

その他には様々な国籍の友人たちと頻繁にパーティを開いて国際交流をしたり、ヨーロッパの様々な国に旅行に行ってみたりと日本とは全く異なるヨーロッパの文化や人柄を 大いに感じることが出来ました。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

何よりも成長を感じたのはやはり英語力です。留学当初と比較して格段に成長できました。
ソフトボールチームの友人たちとも気軽に会話が出来るようになってからが格段に楽しくなりました。
自分の英語に自信を持てるようになったのも大きかったと思います。

また、精神的な部分でも大いに成長できたと思います。人生初の一人暮らしがドイツで、何をしなければならないのか困難しかなかった留学当初は毎日落ち込んで、寂しさから日本に帰りたいとばかり思っていました。まわりのドイツ人の目ばかり気にして、うじうじしていたのを鮮明に覚えています。留学後半では一人でヨーロッパ旅行に挑戦できるようになり、常に溌剌といれるようになりました。

留学費用

  • 渡航費   往復約 20 万 円
  • 生活費   月 4 万円
  • 寮費    月 4 万円 (水道光熱費等込)
  • 保険(独) 月 1 万円
  • 保険(日) 年 20 万円
  • 学費    年 7 万円
  • その他旅行費等が加わり、年間で約200万円ほど。

留学先での住居

住居は留学前にアーヘン工科大学側から紹介された留学生向け住居選択サイトから探し登録しました。
何個か希望を選択し、他の留学生との兼ね合いでいずれかに決まる形なのですが、私は第 7 志望くらいの住居に決まりました。結果として一人部屋の水道光熱費、インターネット全て込みの部屋になり、洗濯機は寮内のラウンドリールームを利用する形の住居になりました。契約の面ではスムーズで混乱することなく進められたので良かったのですが、立地があまり良くなく、何度か引越しを検討していました。億劫だったので一年間その寮に住んでいたので すが、友人たちで引っ越している人も何人かいました。やはり慣れない土地での生活において立地は非常に重要であると実感できました。

留学先での語学状況

基本的には英語を使用して生活していました。授業履修は勿論英語だし、前述のソフトボールチームでも英語で皆と会話していました。ドイツに渡航した直後は英語が全く喋れず、コミュニケーションに非常に苦労したのを覚えています。そこから最初の半年ぐらいは英語での会話も困難でしたが、半年過ごしてからは比較的苦労せず会話ができるようになりました。英会話で日本人は文法や発音が合っているか神経質になっている部分があるように感じ、私はその点思い切り良く、間違いを恐れずに会話していったことで改善できたかと思います。英会話上達の近道はやはり英会話の場数を踏むことだと実感しました。ドイツ人の英語は聞き取りやすいのでその点も成長につながったのかと思います。

ドイツ語はほとんど成長せず留学を終えました。初めドイツ語学習を敬遠してしまったのが今でも失敗だったなと感じています。ドイツ人が英語を話せる人が多かったので英語で会話できるのですが、ドイツ語が出来ればもっと深い関係に慣れたのかなと感じています。留学最後の半年にドイツ語に対する意欲が高まり、積極的に学習していたので今後継続できれば継続していこうと思います。

単位認定(互換)、在学期間

単位認定は一度申請してみる予定ですが、東工大側で必要な単位は自力で取得する予定です。
在学期間は 1 年延長して、残り 1 年半東工大に在籍する予定です。

就職活動

留学先で就職活動は行っていません。他の修士 1 年の学生と同様に来年の 3 月から就職活動を行う予定です。

留学先で困ったこと(もしあれば)

特段困ったことはありませんが、スリ等の軽犯罪に巻き込まれている友人はおりました。

留学を希望する後輩へアドバイス

留学に対する漠然としたハードルの高さはいつだってあるものかと思います。勇気を出して留学に行くことで様々な力は必ず身につくものです。留学に行って後悔している人を見たことがあるでしょうか。

留学に限らず何かしら新しいことや自分の力が及ばない部分に挑戦する時は壁にぶつかるものです。それを乗り越える力を養えるのは留学の一番の魅力的な部分かと個人的には思います。
まずはやってみる。見切り発車でもいいから挑戦してみることで新しい自分に生まれ変われるはずです。ぜひ皆さん挑戦してみてください。

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