派遣交換留学 スイス連邦工科大学チューリッヒ校 2021年9月1日~2022年1月25日

派遣交換留学 スイス連邦工科大学チューリッヒ校 2021年9月1日~2022年1月25日

留学時の学年:
修士課程2年
東工大での所属:
工学院 システム制御系・システム制御コース
留学先国:
スイス連邦
留学先大学:
スイス連邦工科大学チューリッヒ校
留学期間:
2021年9月1日~2022年1月25日
プログラム名:

留学先大学(機関)の概略

スイス連邦工科大学チューリッヒ校はスイス連邦のチューリッヒ市にある、スイス連邦経済・教育・研究省下の国立大学である。自然科学と工学を対象とした工科大学であり、1855年に創設され、これまでに21名のノーベル賞受賞者を輩出している。

留学前の準備

就職活動、修士・博士論文などとの兼ね合いを含め、修了までの計画をどう立てたか

1.就職活動と修士論文は留学する前にほぼ完成させました。
2.修士卒業のための単位数取得について、事前に教務課に問い合わせしてみました。
3.修論発表が残されていたため、二ヶ月前に修論発表の修正を行い、帰国日程を教授と相談しました。

その他

1. [NUMEBO]というウェブサイトでスイスの生活物価を調べました。
2. 以前スイスへ留学した先輩から、空港でSIM カードを安く開設する方法を聞きました。
3. ビザ申請は大学側からもらった書類をスイス大使館に提出するだけで出来ましたので、結構簡単な手続きだと思います。
4. 語学は主に英語のスピーキングを練習しました。またドイツ語の集中講義に参加しました。

留学中の勉学・研究

1. 4つの科目を履修しました。履修登録はシステムで登録すればよいので、手続きは簡単だと思います。
2. コロナでオンライン・オフラインを併用して授業を受けました。東工大の授業より科目当たりの単位数が多いので、難易度も上がりました。
3. 授業で理論的な知識が勉強できると共に、実践のプロジェクトも用意されているのはすごく楽しかったです。
4. 2つの科目の試験は受験できましたが、修論発表スケジュールの影響で2つの試験を受けられませんでした。単位が必要とされる方は試験のスケジュールを事前に確認する必要があると感じました。

留学中に行った勉学・研究以外の活動

1. Nomadzという学生団体に参加し、二足走行ロボットのプログラミング作業をしました。
2. 同じ寮で出会った友達とハイキング観光をしました。
3. パリに行ってサッカーを観戦し、メッシを見て感動しました。
4. 初めてのスキー体験をしました。

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

色々な国からの人と話し合う中で自分の心がもっとオープンになり、バックグラウンドが違う人でも尊重できるようになりました。スイスで住んでた寮にはイギリス、アメリカ、イタリア、ドイツ、日本や台湾などからの学生が多くおり、彼らと毎日英語で会話したお陰で英語のスピーキングが以前より流暢になりました。また、ヨーロッパでは毎晩パーティーが開かれ、様々な話題について議論が行われます。最初はこういった場面に慣れず、発言の回数が少なかったのですが、こういった機会は留学に行かなければ得られないものだと思い、できるだけ発言するようにしました。自身のInstagramのアカウントを開設し、積極的にツイーターで世界のニュースを読み知識を得ることで、発言の回数を増やすことができました。その中で、バックグラウンドが違う人を尊重しながら、適宜自分の意見を述べられるようになりました。

留学費用

1. 渡航費用は往復で約12万円でした。
2. 生活費は月当たり5万円でした。
3. 住居費は月当たり6万円でした。
4. 保険料は月当たり1万円弱でした。
5. 奨学金は受給していませんでした。

留学先での住居

留学生寮があります。申し込みは大学からの案内に従えば大丈夫と思いますが、申し込みが早いほど安い寮に住めるようです。

留学先での語学状況

授業には英語が必須です。スイスではドイツ語を喋る人が多いですが、生活は英語でも通じています。TOEFL iBTは、85点で留学しましたが、授業と生活にも問題なかったと感じています。

単位認定(互換)、在学期間

1. 単位認定は行いませんでした。
2. コロナで留学プログラムが一時中止したため、在学期間を一年間延長しました。

就職活動

就職活動は留学前に終わらせました。

留学を希望する後輩へアドバイス

語学力は高ければ高いほど留学生活がより楽になるので、できるだけ語学力を上げて留学に行くべきだと思います。また、留学先で色々な国からの人と会話する機会が多くありますので、それを積極的に利用すれば自分の知識も大幅に増えると思います。

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