派遣交換留学 バスク大学 2024年8月23日~2025年6月30日

派遣交換留学 バスク大学 2024年8月23日~2025年6月30日

留学時の学年:
修士2年
所属:
環境社会理工学院 建築学系・建築学コース
留学先国:
スペイン
留学先大学:
バスク大学
留学期間:
2024年8月23日~2025年6月30日
プログラム名:

留学先大学(機関)の概略

バスク大学(UPV/EHU)は、スペイン北部バスク自治州に位置する唯一の公立大学で、ビルバオ、サン・セバスティアン、ビトリア=ガステイスの3都市にキャンパスを持つ。スペイン語とバスク語、英語の3言語で授業が行われるトリリンガルな環境。理工系から人文社会科学まで幅広い分野を擁し、地域社会との連携にも積極的で、バスク地方の発展に大きく貢献している。

大学の様子①
大学の様子①

大学の様子②
大学の様子②

留学前の準備

就職活動、修士・博士論文などとの兼ね合いを含め、修了までの計画をどう立てたか

留学後半年で卒業したい旨を指導教員に伝え、留学中にもオンラインで定期的にゼミを行い、研究を進める方向になっていた。就活に関しては、渡航前にいくつかの企業にオンラインでの選考は可能か確認した。

留学情報の入手方法、専門分野・語学の準備方法、留学先の研究室に所属した場合は、留学先大学の指導教員との準備、ビザ取得方法、住居の探し方など

スペインに留学した人が身近にいなかったため、国際教育課の方に手伝っていただいたり、webなどで情報を集めたりした。語学に関しては、スペイン語を受講したことがなかったため、渡航前に科学大で開講されているスペイン語の授業に参加した。住宅に関しては、大学のHPに記載の寮に申し込みをしていたが、満室で入れず、渡航後2週間ほどホテルを取っていたため、その期間で探した。現地の大学の留学課の方やバディーに協力していただき、無事に見つけることができた。

留学中の勉学・研究

今回の留学では、現地の大学が「学部課程が5年制、修士課程が1年制」という日本とは異なるカリキュラム構成だったため、私は主に学部の授業を履修することになった。内容としては、日本で既に学んだことと重複している部分も多く含まれていたが、それでも新たな視点から学び直すことで、多くの発見があった。
また、授業の進め方も学生が積極的に意見を発言し、自らの考えを発表するスタイルが多く、自分もそれに慣れるまでは緊張の連続だったが、次第に「伝えること」の大切さや「対話しながら学ぶ」姿勢の面白さを感じるようになった。重複している内容を「もう知っていること」として流すのではなく、異なる環境で再度学ぶことで、より深く理解できたり、自分の中で新たな解釈が生まれたりしたのは、この留学ならではの貴重な経験だったと思う。

授業の様子①
授業の様子①

授業の様子②
授業の様子②

留学中に行った勉学・研究以外の活動

旅行:近隣の国に建築を見に行った
スポーツ:地元のカヌークラブの練習に参加していた

地元のカヌークラブ
地元のカヌークラブ

ボランティアでマラソンの給水
ボランティアでマラソンの給水

留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

留学を通して、特に自分の中で変化を感じたのは「主体性」を持って行動できるようになったことだと思う。最初は本当に右も左も分からず、言葉も文化も勝手が違う中で、戸惑うことばかりだった。日本では当たり前に頼っていた情報やサポートも、こちらでは自分から動かないと何も始まらないという状況に直面した。
例えば、授業の履修登録や住まいに関する手続き、日々の買い物やトラブルへの対応など、すべてが新しい経験だった。最初は不安もあったが、「わからないから動けない」ではなく、「わからないからこそ、自分で調べて動く」という姿勢に自然と変わっていった。
現地の人に質問したり、スペイン語や英語を駆使して情報を集めたり、自分で判断して動く経験を何度も重ねるうちに、以前よりもずっと柔軟に対応できるようになったと感じている。ただ指示を待つのではなく、自分の状況を自分で把握し、必要な行動を選び取る力が少しずつ身についてきたと思う。
この「自分から動く姿勢」は、今後どんな環境に身を置いてもきっと役立つものだと感じていて、留学で得た一番の収穫のひとつだと自信をもって言える。

授業の様子③

授業の様子③

留学費用

奨学金:8-11万/月
住居費:570€/月
生活費:200-300€/月
保険料:12万/年(科学大)、160€/年(スペイン)

留学先での住居

大学のHPに記載されている寮にいくつか申し込んだが、時期が遅くすでに満室で、1から部屋を探すことになった。現地の留学課の方に調べ方を教えてもらったり、物件を紹介したりしてもらった。
しかし、スペイン語が話せず、大家とコミュニケーションを取れない、長期ビザ申請を手伝えないといった理由からいくつか断られた。最終的には、大学近くのシェアハウスに決まった。(スペイン人の大学生3人、社会人1人とのシェアハウス)

留学先での語学状況

スペイン語を受講したことがなかったため、渡航前に科学大で開講しているスペイン語の授業に参加させてもらった。渡航後は、週2回4時間のスペイン語の授業を受講した。1セメスター目は、初級から受講し、2セメスター目は中級を受講した。
自分の知っている単語で伝えることはできるが、リスニング力や語彙力が少ないため、聞き取れないことが多くあった。日常生活(買い物など)では困らない程度にはなったと思う。

街の様子①
街の様子①

街の様子②
街の様子②

単位認定(互換)、在学期間

単位認定、在学期間延長ともに申請予定。

就職活動

時差を考慮して受けられるオンラインの説明会やOBOG訪問を行った。選考に関しては、オンラインで受けられる会社を数社受けた。内定をいただいたが、オンラインで受けられない会社もあったため、帰国後もう一度就職活動をしようと考えている。

留学を希望する後輩へアドバイス

大変なことが多いかもしれませんが、今後の人生において大きな財産になると思います。

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